【丸顔】ジェンダーフリーな両“性”類メイクとおすすめコスメ【メイク】
男性的に作りこむ系の男装メイクではなく、女子の可愛さを残したボーイッシュメイク。男女どちらにも見えちゃうジェンダーメイクのやり方を解説!丸顔をシュッとすることもできるので参考にしてみてほしい。
Text 椎塚久世 makeup yurina model 雨路 photo 大関敦
男っぽすぎず、可愛すぎない両性のイイトコドリ
■コレが分かる■
・目尻のちょい変えで中性顔
・盛りすぎずに目元ハッキリ
・眉をフチから描く小ワザ
肌を整える
テーピングで目尻をまっすぐに
化粧水、乳液などで普段通りに肌を整えた後、メイク下地の前にテーピングを仕込む。上まぶたの目尻[A]の部分に丸みがあると女子っぽくなりすぎるので、テーピングで目尻を[B]のようにまっすぐに整えておく。ほうれい線などもこのタイミングでテーピングしてOK。
元々目尻の丸みがなく、切れ長な目の人は省略してOK。あまりキリッとした顔に仕上げたくない場合も省略で問題なし。
下地は普段使いのもの
今回は特に普段と変わった肌を作るわけではないので、下地は普段使っているものをそのまま使おう。
ファンデも普段使いのもの
下地と同じく、普段使いのファンデを使用。テーピングを先に貼ってるのでそこはあまり触らないように。剥がれてしまうので注意して。
コンシーラーを使い分ける
頬からこめかみへかけての逆三角型に、ファンデより1〜2トーン明るいコンシーラーを塗ってトーンアップ。目の下、涙袋の位置はイエロー系のコンシーラーでくすみを飛ばして。
フェイスパウダーで仕上げ
フェイスパウダーで顔全体を押さえてベースメイクの完成。フェイスパウダーも普段使っているものと同じで大丈夫。
アイメイク
アイシャドウ1色目
ベースカラーは茶系のベージュ。上まぶたは目頭側を広く、目尻側は二重幅くらいに塗る。下まぶたは目頭から目尻まで目のキワ全体に塗る。
アイシャドウ2色目
1色目と同系色でワントーン濃い茶色を使う。上まぶたは黒目あたりから目尻方向へ。下まぶたは目尻部分へ逆三角形を作るように塗る。
涙袋を明暗で強調する
ピンクパールのペンシルで涙袋のふくらんだ部分を強調。その下にアイシャドウ2色目と同じ茶色で影を入れ、明暗を作ることで涙袋をハッキリさせる。
自然なアイラインだけどキリッと
今回は目の形をハッキリさせる程度のさりげないアイラインを引く。目元の印象はキリッと締めたいので、使うのは黒のリキッドアイライナー。上まぶたのキワに沿って太すぎないラインを描こう。
下アイラインは控えめに
下まぶたの目尻、2色目のアイシャドウを塗った部分の中央に、茶色のペンシルアイライナーで短いラインを引く。描き始めと描き終わりの両端がスッとキレイにフェードアウトするように描ければ花丸。
盛りすぎないマスカラを
長さやボリュームを盛るタイプではなく、色が付くだけの黒マスカラを上下のまつげに塗る。上まつげを根元から全体的にカールしてしまうと女子っぽさ過剰になってしまう。まつげの毛先だけをホットビューラーで上げるのが上級テク。
チーク
チークというより目元の血色
涙袋の下あたりから頬骨の間に、チークでほんのり赤味をプラス。目元に少しだけ血色感を入れてメリハリのある表情にしたい。
眉
眉は明るめ、四角くしすぎない
[1]眉の下側を描く。
[2]眉の上側を描く。
[3]眉尻の「<」を描く。
眉のフチ取りが描けたら中をふわっと塗っていく。ライトブラウンなど、明るめの茶色がオススメ。眉の形が四角いと男顔になりがち。少し丸みを意識すると中性的に。
眉毛の流れを書き足す小ワザ
茶色のリキッドアイライナーで眉毛の流れを描き足していく。眉頭から眉尻まで1本の線で長く引くのはNG。眉毛をプラスする小ワザなので、目安は眉毛くらいの短い線。これをちょいちょいと描いて全体の流れを作る。
自眉が薄かったり、剃ってしまっている人向けの小ワザなので、自分の眉毛がしっかりある人はこの工程は省いても大丈夫!
鼻
ノーズシャドウ&ハイライト
眉頭から目の高さまでと、鼻先にV字のノーズシャドウを入れる。ハイライトは目頭に小さく丸く、目の高さの鼻筋に丸く、鼻先にも丸く入れた。
りんかく
小顔シェーディング
今回は元のりんかくをそのまま活かしたいので、頬あたりからアゴ下のりんかくの境目に影を追加するイメージで。影を足すことで顔の形はそのまま、小顔効果をアップ。
リップ
リップはツヤッと仕上げで
自分の唇の色に近いカラーが自然で◎。今回はオレンジベージュの口紅をチョイス。唇の形をそのまま活かし、ツヤっとした唇に仕上げて完成。
男女のイイトコドリ両“性”類メイクのコツまとめ
■メイク下地やファンデは普段通りでOK。使い慣れた物を
■コンシーラーひとつで肌の明るさトーンアップ
■アイメイクは直線ポイントを意識して、丸くなりすぎないように
■眉毛はフチ取りから描き始め、毛流れも追加する小ワザで
■最小限のシェーディングでもちゃんと小顔効果