【初心者向け】コスプレの“始め方”完全ガイド! コスデビューまでの手順を徹底解説
コスプレに興味はあるけど、衣装やウィッグ、メイクなど、分からないことが多すぎる……という方必見!
初心者のための“コスプレの始め方”を、コスプレ情報誌『COSPLAY MODE』が徹底解説。
衣装・ウィッグの入手方法やメイクのやり方など、これを読めばコスプレをするための基礎知識が身に付くはず。
コスプレするキャラクターを決めよう
コスプレを始めるには、当たり前だがまずコスプレするキャラクターを決める必要がある。
基本的には、自分の好きなキャラやなりたいキャラを選べばOK!
ただし、あまりにも難しい衣装やウィッグが必要なキャラは、よほどの熱量がないかぎり初心者にはオススメできない。
衣装が複数パターンあるキャラの場合は、まずは一番シンプルな衣装を選んでコスプレしてみよう。
好きなキャラがオススメ
「コスプレをしてみたい!」と思ったからには、好きなキャラやなってみたいキャラ、着てみたい衣装など、なんとなく頭に浮かんでいるはず。
初めてコスプレするなら、好きなキャラ、やってみたいキャラに挑戦するのがオススメ!
「そこまでじゃないな……」というキャラを選んでしまうと、コスプレへのモチベーションが続かなくなりがち。
好きなキャラのコスプレをしよう!と思う方が、断然コスプレへのモチベーションが上がる!
難易度が低めのキャラを選ぼう
基本的に「好きなキャラになる」ことを目指してコスプレすればいいのだが、衣装やウィッグが手に入らなかったり、自分で作るには難しいコスチュームだったりすると、準備段階で心が折れてしまうことも……
これはコスプレ初心者だけでなく、コスプレ経験の長い人でもありがちな問題だ。
確かに、初めてのコスプレで難易度の高いキャラができれば満足度はかなり高い。しかし、実際にコスプレする前の段階で挫折してしまったら元も子もない……
「好きなキャラ」で、なおかつ「これはできる!」というキャラにチャレンジするのがオススメだ。
コスプレ衣装を手に入れよう
コスプレするキャラを決めたら、次は必要なものを揃えていこう。
まず必要なのが、コスプレ衣装だ。手に入れる方法は、大きく分けて「買う」か「作る」かのふたつ。
「買う」場合も、公式ライセンス衣装を買うか、ライセンスのない非公式衣装を買うかに分けられる。
今回は、コスプレ衣装を手に入れる4つの方法について、それぞれのメリット・デメリットとともに解説しよう。
男装コスプレをする際に忘れてはいけないのが、胸が平らに見える様補正すること。
必ずしも専用の下着を着用する必要はないが、締め付けが強すぎると気分が悪くなってしまうこともあるので注意が必要だ。
男装コスプレ初心者は、「Bホルダー」や「ナベシャツ」といった名前の専用下着を使うのがオススメ。
方法①公式衣装を買う
基本的には、公式ライセンス衣装を買うのがオススメ。ちゃんと許諾を取って製作されているので安心だ。
とはいえ、コスプレしたいキャラの衣装が販売されてない!なんてことも。
ある程度人気のある作品やキャラでないと、公式ライセンス衣装が製作されないこともあるため、まずはお目当ての衣装があるか調べてみよう。
公式ライセンス衣装は、基本的にACOS(アコス)とCOSPATIO(コスパティオ)の2社から販売されている。
■ACOS
https://www.animate-onlineshop.jp/animetitle/?aid=13801
■COSPATIO
https://cospatio.com/
方法②通販サイトで買う
「コスプレ衣装専門店」の通販サイトやAmazonで売っているコスプレ衣装は、基本的にライセンスのない非公式のものだ。
コスプレしたいキャラの公式ライセンス衣装がなく、スキル的に自作するのも難しい場合は、非公式衣装を選ぶのもひとつの手だが、著作権や衣装のクオリティの問題など、さまざまなリスクがあることを理解しよう。
方法③中古の衣装を買う
新品ではなく、中古でコスプレ衣装を買うという方法もある。
フリマアプリや中古品を取り扱う店舗では、公式・非公式問わずさまざまな衣装が販売されている。
個人が自作したクオリティの高い衣装や、靴・小道具などの衣装一式が売られていることも。
衣装を試着できる店舗もあるので、通販ではなく店舗まで足を運んでみるのもいいだろう。
■K-BOOKS 池袋コスプレ館
http://k-books.co.jp/shop/cospre
■らしんばん本店池袋キャラパレス
https://www.lashinbang.com/store/145/
方法④自分で衣装を作る
裁縫道具一式やミシンがあれば、衣装を自作するのももちろんアリ!
だが、コスプレ衣装向きの生地や素材の知識が必要になるので、難易度は若干高め。
そこでオススメなのが、既製品の部分的な手直しやサイズ調整、市販されている洋服のアレンジだ。
細かなパーツの多いシャツや作るのが難しいプリーツスカートなどは、既製服に手を加えた方が簡単かつキレイに仕上がることも。
「イチから自作したい!」という場合は、時間をたっぷり取ってチャレンジしよう。
コスプレウィッグを手に入れよう
コスプレ衣装が手に入ったら、次に必要なのがコスプレウィッグ。
手に入れるには、キャラクターウィッグを買う、無加工のウィッグを買う、ウィッグをオーダーする、の3つの方法がある。
それぞれのメリット・デメリットを解説していこう。
方法①ウィッグを買ってセットする
コスプレイヤーの大半は、無加工のウィッグを買って自分でカット&セットしている。
コスプレイモードでも、コスプレウィッグを自作するためのテクニックやコツを発信中だ。
一番のメリットは、髪色やボリューム感、ディテールなど、自分に合わせて製作できること。
さまざまなメーカーがそれぞれ特徴を持ったウィッグを展開しているので、自分にとってベストなメーカーも見つけるのも大事なポイントだ。
方法②キャラクターウィッグを買う
ウィッグをイチからカット&セットするのはハードルが高い……という方にオススメなのがキャラクターウィッグ。
キャラの髪型に合わせてカットされているほか、自分で作るには難しいヘアスタイルやカラーリングが再現されているのも嬉しいポイント。
とはいえ、セットは自分でやらなければならないので注意が必要だ。
セットされた状態で販売されているキャラクターウィッグも存在するので、セットに自信がない場合はそちらを選ぶのもいいだろう。
■Cospedia Wig
https://www.cospediawig.jp/
公式監修のキャラクターウィッグ
■ACOS
https://www.animate-onlineshop.jp/animetitle/?aid=13805
方法③ウィッグをオーダーする
お値段は張るが、ウィッグをオーダーするという手もある。
“超次元”ウィッグなど、自分では作るのがかなり難しい髪型も、オーダーなら製作してもらえることが多い。
ウィッグのオーダーを請け負っているのは個人の場合が多いが、一部のウィッグメーカーでは対応していることもある。
また、ウィッグのカット&セットをしてくれる美容室もある。
頭にかぶった状態で作業してくれるため、自分の顔や骨格に合わせてセットしてもらえるのがポイントだ。
■アシストウィッグ
https://www.assist-wig.com/page/design-cs
ウィッグのカット&セットをしてくれる美容室
■fwat
http://fuwat.jp/
■sheeps
http://sheeps-wigcut.com/
コスプレメイクをしてみよう
衣装とウィッグが揃ったら、最後に必要なのはコスプレメイクだ。
まずは、なりたいキャラのイラストやお手本写真を見ながら、家でメイクの練習をしてみよう。
目の色が黒・茶色ではないキャラのコスプレをする場合は、カラコンを使うことも忘れずに。
SNSやネットで、コスプレしたいキャラのメイクのポイントやカラコンの選び方について情報を集めてみるのもオススメだ。
いつものコスメを使えばOK
コスプレ専用の化粧品はあるが、必ずしもそれを使ってメイクしないといけないわけではない。
肌質や体質との相性もあるので、普段からメイクしている人なら、まずは使い慣れた手持ちのコスメでコスプレメイクに挑戦してみよう。
初めてのコスプレメイクは、普段のメイクをちょっと濃いめにしてみるのがオススメ。
感覚をつかんだら、なりたいキャラの写真と鏡を見ながら、自分なりのメイク方法を探してみよう。
カラコンはコスプレ用を選ぼう
普段使い用のカラコンは、ナチュラルに見えるよう、淡めのカラーであることが多い。
二次元キャラクターのハッキリした色の目になりたいなら、コスプレ用のカラコンを使うのがオススメ。
目の色が黒や茶色のキャラで、ちょっとニュアンスを加えたい!という場合は、あえて普段使い用のカラコンを使うのも◎。
実際にコスプレをしてみよう
衣装とウィッグ、メイク用品が揃えば、あとはコスプレするだけ!
とはいえ、いきなりイベントや撮影に参加するのではなく、まずは自宅でコスプレ(宅コス)してみるのがオススメだ。
宅コスで準備と練習が済んだら、イベントにも参加してみよう。
まずは“宅コス”から始めよう
衣装やウィッグが揃ったら、試着も兼ねて自宅でコスプレ(宅コス)してみよう。
初めてコスプレするときに限らず、イベントやスタジオ撮影の前には、衣装の試着をして全身をチェックしておきたい。
初めて着る衣装の場合、動きにくい部分や安全ピンで留めた方がいい場所が分かるのも、事前試着の大きなメリット。
△ おうちでもライティングに気をつければこんな写真が撮れる!
衣装、ウィッグ、メイクのバランスも確認したいので、本番と同じようにメイクすると◎。
自撮りして写真うつりをチェックしたら、せっかくだからSNSに写真を上げてみよう!
ただし、ゴチャゴチャとした背景の、生活感丸出しな写真はNG。壁際やカーテン前など、スッキリした背景で撮ってみよう。
コスプレイベントに参加しよう
宅コスで事前のチェックができたら、コスプレイベントに参加してみよう。
いろいろなジャンルのコスプレを見るだけでも楽しいし、衣装やウィッグに関することなど、さまざまな発見がある。
せっかくだから写真も撮りたい。もちろん一眼レフがなくても大丈夫! スマホのカメラでも十分だ。
■acosta!(アコスタ)
https://acosta.jp/
東京、埼玉、愛知、大阪など、全国で開催される屋外型イベント。コスプレのまま入れる飲食店やカラオケなど提携サービスも充実。
コスプレイベントに参加する場合は、肌の露出に注意しよう。
規約違反とみなされると、当日コスプレできなくなることもあるので十分な対策が必要だ。
SNSアカウントを作ろう
コスプレを始めたら、ぜひやってほしいのがコスプレ用SNSアカウントの開設だ。
SNSを使えば自分のコスプレを発信できるほか、コスプレ仲間と繋がったり、ウィッグやメイクの情報をゲットできたりと、コスプレイヤーにとってのメリットが盛りだくさん。
最初から完璧じゃなくても大丈夫! コスネームとアイコンを決めたら、早速アカウントを作ってみよう。
情報収集のためにもSNSは必須
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSでは、コスプレのアイデアやノウハウを発信している人が大勢いる。
衣装やウィッグの製作過程、メイクのコツ、コスプレのイベント情報、持っていると便利なアイテムなど、SNSからでも情報を集めることができる。
他の人のコスプレ写真を見て楽しむだけでなく、コスプレに関する情報を集めるためにも、SNSは大活躍してくれるはずだ。
とりあえず、コスプレ用のSNSアカウントを作っておくのがオススメ!
「#(ハッシュタグ)」で捜してもいいが、意外と投稿にタグ付けしない人も多いので、「コスプレメイク」や「コスプレ衣装」「ウィッグ加工」といった、自分が知りたいワードで検索すると情報が見つかりやすいぞ。
作品名やキャラ名を入れて検索するのも◎。
アイコンはコスプレ写真がオススメ
コスプレイヤーアカウントを作るなら、アイコンはコスプレ写真にしておきたい。
画面上で表示されるアイコンは小さいので、初めのうちは完璧な写真じゃなくても大丈夫。とりあえず首から上だけコスプレして、アイコン用に撮影してみるのもアリだ。
コスプレ仲間や友達を探したい場合には、自分がどんな人なのか知ってもらう必要があるため、プロフィールやアイコンで自己紹介できるとベター。
自宅で撮った“宅コス”でも良いので、1枚くらいはコスプレ写真を投稿しておいた方がいいだろう。
また、アカウント名はコスプレするときの名前(コスネーム)にしておくのがオススメだ。
最初のうちは、投稿に「#コスプレイヤーさんと繋がりたい」といったハッシュタグを付けておくのもいいだろう。
タグ検索から見つけてくれる人がいるかもしれないし、自分と同じような目的の人を探しやすくなる!
初めてでも大丈夫! コスプレを楽しもう
挑戦するにはハードルが高いというイメージを持たれがちなコスプレ。
だが、今は通販でも簡単に衣装やウィッグを購入でき、全国各地で毎週のようにコスプレイベントが開催されている。
いきなり人前に出るのは恥ずかしい!という方は、おうちでコスプレするところから始めてみてはいかがだろうか。
今回紹介したのは、コスプレ初心者向けの基礎知識だ。
SNSやネットで情報収集して、ぜひ自分なりのコスプレの楽しみ方を見つけてほしい。