切れ長・タレ目・ふたえ……　目元の印象を変えるコスプレアイメイク基礎講座

初心者必見！　どんなキャラクターでも使える基本のコスプレアイメイク術を解説。

切れ長、タレ目、ふたえなど、なりたいキャラクターに合わせて組み合わせてみよう！

文：椎塚久世
メイク：yurina
モデル：林檎飴（@ringoame0918）
写真：大関敦

コスプレメイクは目元が大事！ 印象を変えるアイメイク講座

コスプレしたいキャラクター、自分の顔には合わないから無理って諦めてない？

テーピングやアイラインなど、メイクテクニックを駆使すれば顔の印象を大きく変えられるんです！

今回はコスプレ初心者なら知っておきたい、目元を変える基本のメイク術をご紹介。

キャラクターに似せたコスプレメイクができないとお困りの方も、ぜひ参考にしてみて！

 

 

 

目元を変えるメイクテクニック

コスプレメイクの鍵となるのがアイメイク。

なりたいキャラクターに合わせて目の形を変えてしまおう。

切れ長＋涙袋、タレ目＋ふたえなど、ここで紹介するメイク術を組み合わせて自分なりのコスプレメイクを編み出そう！

△ ツリ目＋涙袋＋貼るふたえの組み合わせでメイクするとこんな感じ！

△ タレ目＋大きく＋涙袋の組み合わせでメイクするとこんな感じ！

切れ長に見せるアイメイク

1. テーピングをする

目尻の延長線のラインを、斜め上にテーピングで引き上げる。

まず目尻の延長線上のポイントにテープをしっかり貼り、そこを指で押さえたまま斜め上に引き上げて、ウィッグネット上で左右を貼り合わせよう。

 

2. 上まぶたにアイシャドウをのせる

目を切れ長に見せるため、目尻側のみにアイシャドウをのせる。

濃いオレンジを目尻側【A】の部分、ブラウンを目尻キワ【B】に。

まぶた全体にアイシャドウを入れると目が丸い感じになってしまうので、あくまで目尻側を中心に！

 

3. 下まぶたにアイシャドウをのせる

上まぶたの【B】部分に使った色のアイシャドウを、下まぶたキワの目尻側だけに細く入れる。

下まぶたのアイシャドウも、幅広く入れてしまうと切れ長感が出ないので気をつけて！

 

4. 上側のアイラインを引く

こげ茶のリキッドアイライナーでアイラインを引く。目尻側を長めに、直線に引いて切れ長感を。

目に沿ってアイライン引くと猫目っぽくなってしまうので注意しよう！

 

5. 下側のアイラインを引く

下側のアイラインは、こげ茶のジェルペンシルを使用。下まぶたのキワ、黒目より外側の、目尻側のみラインを引く。

上下のアイラインはつなげずに描くと切れ長な印象に。

 

6. マスカラを塗る

黒いマスカラを軽く塗って目元を仕上げる。

つけまつげを貼る場合は、目に沿わせずアイラインのフチに沿って貼ろう。

目に沿って貼ると切れ長な仕上がりにならないので注意！

 

 

タレ目に見えるアイメイク

1. 上まぶたにアイシャドウをのせる

アイホール全体【A】に濃いオレンジ、目のキワ【B】にブラウンのアイシャドウをのせる。

【B】はふたえ幅くらい太さのイメージで。

 

2. 下まぶたにアイシャドウをのせる

上まぶた【A】部分に使った色のアイシャドウを、黒目より外側の目尻側キワへのせる。

タレ目に仕上げる場合は、やや幅広に色を入れてもOK。パンダ目っぽくならないよう気をつけて！

 

3. 上側のアイラインを引く

こげ茶のリキッドアイライナーでアイラインを引いていく。

黒目の上をやや太めに、目尻側は下げて長めに引く。

黒目の上を太くすることでメリハリのあるタレ目に！

 

4. 下側のアイラインを引く

下側のラインは、アイライナーを使わずアイシャドウで仕上げる。

黒めの茶色を目尻のキワに細く引くと、アイライナーで描くよりもふわっとした優しい印象に。

 

5. つけまつげをつける

上まつげにはつけまつげをつける。適度な束感のあるナチュラルなデザインがおすすめ。

つけまつげは目に沿って、自まつげのすぐ上に貼ればOK。目尻側も、特に下げたり外にずらしたりしない。

 

6. 下まつげにマスカラを塗る

下まつげにはマスカラを塗る。

黒のマスカラを下まつげの目尻部分のみに塗って、下方向へポイントを置いたアイメイクに仕上げよう。

 

 

目を大きく見せるアイメイク

1. テーピングをする

黒目の真上あたり、まゆの上を指で押し上げると、目が大きく開くポイントがある。

そこにテーピングをしっかり貼って、ウィッグネットの頭上へ引っ張り上げよう。

 

2. 上まぶたにアイシャドウをのせる

アイホール【A】に濃いオレンジ、目のキワ【B】にブラウンのアイシャドウをのせる。

【B】は目の形に沿ってのせればOK。上まぶたの中央【C】にハイライトを入れて、縦長な印象に。

 

3. 下まぶたにアイシャドウをのせる

中心から目頭側へ、上まぶた【C】で使ったハイライトをのせる。

中心から目尻側へは、上まぶた【A】で使ったアイシャドウを、目に沿って自然な幅でのせよう。

中心で色が若干重なるように塗って大丈夫！

 

4. 上側のアイラインを引く

こげ茶のリキッドアイライナーでアイラインを引く。

黒目の上をやや太くすることで、目の印象を縦長に。

テーピングで目を開けているので、アイラインは太くなりすぎないよう様子を見ながら引こう。

 

5. 下側のアイラインを引く

下側のアイラインにはこげ茶のジェルペンシルを使用。黒目より外側、目尻側のみラインを引く。

その際、下まぶたのキワに沿わせず、少し丸みを持たせることで目が大きく見える。

 

6. マスカラを塗る

上まつげはマスカラを全体に塗り、ビューラーでまつげをしっかり持ち上げておく。

下まつげは、中央の黒目下あたりだけにマスカラを塗ろう。

 

 

涙袋の作り方

1. ハイライトを入れる

涙袋の位置は、頬を上げるように笑顔を作ってチェック。目の下の、ぷっくりと盛り上がった部分が涙袋だ。

この部分に、パール感のあるシャドウやペンシルでハイライトを入れる。目頭から目尻まで、盛り上がりを強調するように入れよう。

 

2. 涙袋の影を描く

［1］で入れたハイライトの下に、涙袋の影を描く。

黒目の目頭側キワから目尻まで、薄く細く。濃くしすぎると疲れた印象になるので注意！

 

 

“描く”ふたえメイク

1. アイシャドウでふたえのラインを描く

濃いめの茶色のアイシャドウで、ふたえのラインを細く描く。

ぼかし部分を先に描いておく方が、コスプレメイクらしいくっきりしたふたえになる！

 

2. ふたえ用アイライナーでなぞる

ふたえ用アイライナーで、アイシャドウで描いたラインの中心をなぞる。

アイテープやアイプチでうまくふたえが作れない人は、描いてしまった方が楽だし自然！

 

 

“貼る”ふたえメイク

1. アイテープを貼る

今回使用するのは、片面接着タイプのアイテープ。

今回は、うっすらふたえラインがある目に貼るので、目を開けたときふたえになる場所を探してテープを貼る。

ひとえの人は、何度かテープを貼って不自然に見えない位置を探してみよう。

 

 

アイメイクを工夫して“なりたい顔”になろう！

コスプレメイクでキャラクターに“似せる”ためには目元が一番大事。

テーピングやアイラインなど、自分の顔の印象をガラリと変えるテクニックは覚えておいて損はない。

なりたいキャラクターと自分の顔をよく見比べて、違うところはカバーできるよう研究してみよう。