コスプレウィッグの洗い方! 正しいお手入れ方法を解説

ナチュラルウィッグも造型系ウィッグもキレイに長持ちさせたい!

でも自分の髪と違って、ウィッグを洗うタイミングや洗い方がよく分からない。

そもそも、ガチガチに固めたウィッグはどうお手入れしたらいいの?

今回はそんなウィッグのお手入れに関する疑問を解決します!

COSPLAYMODE 2018年7月号掲載記事

目次

ウィッグを洗うタイミング

まず、ウィッグはいつ洗えば良いのか?という問題。

使うたびに毎回? それとも時々で良いの?

答えは「時期や汚れ方による」!

基本的には、毎回洗わなくても大丈夫。

ただし、夏場や動きの多い撮影などで汗をかいた時は、臭くなってしまう可能性があるのでできるだけ洗うようにしよう。

夏場など汗をかいた時

夏に行われるイベントでコスプレをすると、自分で思っている以上に頭は蒸れている。

ウィッグに汗が染み込んでいるため、家に帰ったらしっかりとお手入れしよう。

乾かしてそのまま保管すると、汗臭いニオイが取れなくなってしまうことも。

ウィッグのスタイルにもよるが、可能であればシャンプーを使って洗おう。

汚れが気になる時

ワックスやスプレーなどによるベタつきが気になったら洗うのがおすすめ。

ヘアセットをし直す際も必ず一度洗って、スタイリング剤をすべて落としきろう。

また、屋外での撮影は砂埃などで意外とウィッグが汚れるため、匂いや汚れが目立つようであれば洗っておこう。

しばらく使わない時

長期保管する前は、できる限りウィッグを洗っておこう。

ただ室内のみでの使用だったり、汚れが目立っていなかったりした場合、スタイリングを崩さないためにそのまま保管でもOK。

その場合でも、スプレーなどでのお手入れはしておこう。

洗い過ぎはNG!

地毛と違い、ウィッグは毎回洗わなくても大丈夫。

むしろ洗いすぎると、毛質が悪くなったり毛が少なくなってしまったり、劣化が早くなるので逆効果。

洗うタイミングはしっかり見極めよう。

 

 

ウィッグの基本の洗い方

シャンプー、リンスは人毛用でもウィッグ用でもOK。

最近はウィッグ用のシャンプーがウィッグメーカーさんから販売されているので、それを使えば間違いなし!

今回は一番簡単な方法として、柔軟剤を使う方法をご紹介しよう。

①ブラッシング

ウィッグ全体を軽くとかしておく。

加工したウィッグや毛が絡まってしまったウィッグはできる限りのブラッシングでOK。

毛先からといていくイメージで優しくブラッシングしよう。

②柔軟剤液を作る

洗面器に水と柔軟剤を入れて混ぜる。

ストレートウィッグやセットが崩れても問題ないウィッグの場合はぬるま湯でもOK。

できるだけセットを崩したくない場合は、必ず水で洗おう。

③保護用ネットをかぶせる

毛の絡まりやスタイリング崩れを防ぐため、保護用ネットをウィッグ全体にかぶせる。

保護用ネットは、ウィッグ購入時にかぶせてある薄いネットで大丈夫。

ウィッグ専門店では保護用ネットのみでも購入できる。

④優しく押し洗いする

ウィッグ全体を柔軟剤液につけて、優しく押し洗いする。

こすったりもんだりすると痛みの原因になるので、ぎゅっと押すイメージで。

⑤水を取り替えてすすぐ

洗面器の柔軟剤液を一度捨て、キレイな水に取り替えて押し洗いですすぐ。

何回か水を変えて、水が濁らなくなるまですすいでおこう。

柔軟剤は多少なら残っても大丈夫。

⑥タオルで水気を取る

ウィッグを軽く絞り、厚手のタオルにはさんで足で踏み踏み。

踏むのに抵抗があれば手で叩こう。

崩れの気にならないウィッグの場合は、雑巾のように絞ってもOK!

水が滴らない程度に水気を切っておこう。

⑦陰干しする

軽くブラシでとかし、ウィッグスタンドにかけて日陰で陰干しする。

日の当たるところに干すと傷みの原因になるので必ず日陰に干そう。

室内でももちろんOK。できるだけ風通しの良いところを選ぼう。

外に干すときは、風でウィッグが絡んだり飛んだりしないよう注意して!

⑧乾いたら軽く整える

ウィッグが乾いたら、毛先からブラッシングして仕上げよう。

柔軟剤の効果でサラサラ感がUPしているはずだ。

乾かす時に変なクセがついてしまった時は、ヘアアイロンなどでスタイリングを整えておこう。

 

 

カールウィッグの洗い方

キレイなカールを保つために注意したいのは「温度」と「乾かし方」!

ストレートウィッグとは注意点が少し異なるので覚えておこう。

とかしすぎに注意

洗う前のブラッシングでカールをほどきすぎないよう注意!

とかすなら目の粗いクシでさっと。

とかしすぎるとボリュームが出てしまったり、毛が絡んだりしてしまう。

水の温度に注意

熱をかけるとカールが取れてしまったりゆるくなってしまったりすることも。

念のため、ぬるま湯は避けて冷たい水で洗うようにしよう。

干し方に注意

スタイルキープを重視するなら、カールが伸びないように気をつけて干そう。

台の上などに置いて、毛先がつくところにはタオルを引いておくのがおすすめ。

必ず日陰の風通しのよいところに干すようにしよう。

 

 

洗えないウィッグのお手入れ方法

ガチガチに固めた造形ウィッグや、どうしてもスタイリングを崩したくないウィッグは洗わずにお手入れしよう。

パーツを組み合わせたり、ギミックを仕込んだりしたウィッグも、このお手入れ方法を試してみて!

消臭剤をかけても臭い、どうしても汚れが取れない場合はウィッグの作り直しも検討してね。

除菌消臭剤をスプレー

ファブリーズやリセッシュなどの除菌消臭剤を、ウィッグの内側に多めにスプレー。

スプレー後はすぐしまわず、しっかり乾燥させるようにしよう。

除菌消臭剤は無香料のものを選ぼう!

汚れは優しく拭き取る

ウィッグ内側の汚れは、メイク落としやコスメ用洗剤を少量塗り、濡れタオルで浮いた汚れを拭き取る。

ゴシゴシこすったりせず、優しくぽんぽんと叩くようにしよう。

陰干しして湿気を飛ばす

スタイリングが崩れないよう、ウィッグスタンドにかけて陰干し、湿気を完全に飛ばそう。

外に干す場合は、風でセットが崩れないように注意して。

 

 

適切なお手入れでウィッグを長持ちさせよう

それぞれのウィッグに合ったお手入れをすれば、ウィッグはキレイに長持ちする!

使った後だけでなく、しまってあるウィッグも定期的にお手入れしておこう。

ワックスやスプレーを多く使ったウィッグは、砂やほこりで汚れやすいもの。

「何回か使ってるけど洗ってない!」という方は、ぜひ一度洗ってキレイにしておこう。

 

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