基本のウィッグのかぶり方。ウィッグネットを使って綺麗に仕上げよう

コスプレで一番重要と言っても過言ではないウィッグ。しかし、かぶり方次第では頭が大きく見えてしまったり、なんだかしっくりこなかったり。

コスプレを楽しむために、ウィッグネットを使った基本のウィッグのかぶり方をマスターしよう! 

『COSPLAY MODE』2018年7月号掲載記事

目次

ウィッグネットを使った正しいウィッグのかぶり方

コスプレウィッグを着用する際は、ウィッグネットを使うと綺麗に仕上げることができる。

そもそもウィッグネットとは、地毛をまとめるためにウィッグの下にかぶる、筒状のネットのこと。安定した仕上がりを求めるなら、地毛をコンパクトにまとめてくれるウィッグネットは必要不可欠だ。

専用のネット以外に、切ったストッキングや水泳帽を使う人もいる。自分に合った物を使うのが理想だが、まずはウィッグ専門店で購入できるスタンダードなウィッグネットを使おう。

ウィッグネットのかぶり方

1. ネットを手で広げてかぶり、首まで通す

ウィッグネットを手で広げ、ゴムをしっかり伸ばしてからズボッとかぶろう。

 

2. ネットを生え際まで持ち上げ、髪全体を収める。

ヘアバンドをつけるようにネットを生え際まで持ち上げる。後ろにいきすぎないよう注意!

★地毛がショート〜セミロングの人
ショートなら手で髪をなでつけて、セミロングならねじった髪を手でぐるっとまとめてからネットに収める。ピンで固定しても◎

★地毛がロングヘアの人
髪が長い人や毛量が多い人は、髪の毛を2つか3つに分けて三つ編みに。頭の形が丸くなるよう、ネットのなかに収納しよう。髪の毛を結ぶ場合、できれば邪魔にならない細いシリコンタイプのヘアゴムを使おう。

 

3. 髪の毛がはみ出ていないかチェック

余ったネットは結ぶよりも、口を畳んでおくだけがオススメ。

 

4. 完成

ズレが心配な場合は、こめかみや襟足部分をピンで固定しよう。

■NG例

・地毛が出ている
生え際部分から毛が出ていると、徐々に髪の毛がウィッグからはみ出てくるので注意!

 

・頭頂部から髪の毛が出ている
このままでもウィッグはかぶれるが、テーピングをする場合、テープと髪の毛がくっついてしまうので注意!

 

・ヘアピンのつけすぎ、凹凸がある
ネットの上からさらにウィッグをつけると、さらに頭が締め付けられる。ウィッグネットの段階でピンをつけすぎたり、結び目などの余計な凹凸部分があると、頭痛の原因になってしまうので注意!

ウィッグのかぶり方

1. ウィッグネットを装着し、ウィッグを準備する

ウィッグがぺたんこになっている場合、先に空気を含ませて整える。

 

2. 襟足部分のアジャスターフックを調整する

ここがきついと頭痛がしたり、具合が悪くなったりしてしまうので、多少ゆるめに調整しよう。

 

3. 中心をあわせてウィッグをかぶる

ウィッグと自分の顔の中心を合わせてから、ウィッグネットに収めた毛を崩さないよう注意しながらかぶろう。

★ウィッグをかぶるのは前から? 後ろから?

ウィッグのかぶり方は、前から派と後ろから派がいる。どちらが正解ということはないので、自分のやりやすい方でかぶろう。

一般的には、ロングヘアのウィッグなら後ろから、立ち上げ前髪や超次元系のウィッグなら前からかぶるのがおすすめ。

ウィッグをかぶったら生え際に引っ掛け、襟足部分をグッと引っ張ってフィットさせるイメージだ。

 

4. 頭の形を調整する

もこもこしてしまう地毛も、作りたい頭の形を考えて足りない部分を埋めるようなイメージで収めると、綺麗な頭の形に!

位置を調整したら、前髪、うなじ、襟足部分の位置を整える。

それでも地毛がもこもこしてしまう場合は、襟足または後頭部のウィッグのネット部分から指などをつっこみ、毛を移動させよう。

 

5. ズレが気になる場合はピンで留める

襟足からもみあげは浮いてくることが多いので、気になる時はピンで押さえておこう。

 

6. 完成

最後に全体を整えて、前髪やもみあげの毛をきちんとセットしたらできあがり!

基本を覚えてウィッグを綺麗にかぶろう

今回紹介したのは、基本中の基本といえるテクニック。

ベテランコスプレイヤーでも「なぜか形が決まらない」「頭が痛くなる」なんて方もいるはず。そんな方はもう一度、付け方を見直してみて!

ウィッグネットをかぶったあとやウィッグをかぶったあと、鏡で横からや後ろからも見て、変なふくらみがないか、形が崩れていないかをしっかりチェックしよう。

 

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