コスプレイヤーみりん『FGO』クリームヒルト全再臨衣装を自作のコスプレで表現!こだわりを本人に聞く
第二再臨衣装について
軍服の威厳さとアイドル衣装のようなかわいさが融合した衣装。そのふたつの要素を意識して制作しました。
スカート
この衣装について、キャラクター本人曰く「復讐の赤」と作中で語っていたので、燃えるような鮮やかな赤色の生地を使用しています。
また、スカートを膨らませて腰の華奢さを表現できるよう自作のアイドルパニエを履いています。
他再臨の衣装がロング丈のドレスなので、脚長効果を狙う他、ギャップや大胆さも狙ってできるだけミニ丈で制作しました。
トップス
軍略にも長けたキャラクターらしいカッチリした衣装デザインを、忠実に再現できるよう生地選びにもこだわりました。
トップスの素材は、現代のスーツにも使用できるような薄くてしっかりした生地を選びました。
うっすら縦ラインも入っているので、きっちり縦に裁断しラインを活用することでスマートさや細身シルエットの表現を目指しました。
赤いラインはベロアリボンを使用し高級感と立体感を表現しました。
また金のラインでは、あえて意匠の細かいブレードなどは選ばず、シンプルなゴールドの合皮にすることで、ライティングによる鋭利な輝きの演出を狙いました。
デザインを忠実に再現するため、2段構成の襟、ポケットなどに固い接着芯を使用し、立体感を大事にしました。
肩周りの布は、立ち絵の通り裏面に、スカートと同様の真っ赤な生地を使用しています。
また、肩周りのパーツは円形の型紙ではあるものの、黒い生地の縦ラインを活用したくて、縦ラインを意識した切り出しと切り替えに苦労しました。
腰回りの装飾
金の飾りは、ニーベルンゲンの詩に登場する黄金と宝石を連想させる狙いがあるかと解釈し、できるだけ金属感が出る塗装をしました。
下地に黒、エアブラシの上塗りでゴールドを使用しています。
よく見ると四方に赤い宝石がついているので、小さくてもよく輝く赤のスワロフスキーを使用しました。
赤い宝石は、真四角ではなくあえて歪んだ四角いパーツを使用しています。(バーサーカー特有の歪みという解釈)
ベルトは、100均で購入した革ベルトの端に赤のベロアリボンを接着しました。着脱は簡単にできるようマジックテープを使用しています。
中央の丸い金の装飾はボードにグルーガンで模様を描き、エアブラシでゴールドに塗装しています。
模様について
両肩、両袖、両胸上の模様は、スカートと同様の生地を切り出し、ミシンの刺繍機能で縁取りし、縫い付けました。
袖
折返しデザインだったので、できるだけ派手に大きく制作しました。袖口のフリルは、キャラクターの可愛さを表現するために気持ち大振りに制作しました。
胸下のリボン
アイドル感もある衣装なので、可愛さを意識して大きめに制作しました。
スカート同様の生地に細い黒のリボンを縫い付けて赤黒の生地を表現しています。
手袋と帽子
手袋は市販のレース手袋を改造し、手の甲には金の薔薇チャームをつけました。
帽子は、上着とスカートと同様の生地を使用し、接着芯で形を整えています。
羽飾りは、移動時に折れないよう着脱式にし、帽子に挿せるようにしました。
赤い部分は型くずれしないよう、中に硬めの布を詰めています。
中央、両横の金のモチーフはグルーガンで制作しています。塗装はエアブラシです。
ウィッグの三つ編みに固定できるよう、第3再臨のティアラと同様の固定パーツを使用しています。
メイクについて
第2再臨は「復讐の赤」とのことで、リップの色が暗くなりすぎないよう意識しています。
また、軍服の他、アイドルっぽさもあるので他再臨のメイクに比べてシックになりすぎないように心がけています。
第二再臨衣装まとめ
軍服かつ、どこかアイドル衣装のような可愛さのあるデザインだったので、素材選びやリボンと衣装のバランスに気をつけながら制作しました。第一再臨衣装のときよりは解釈はすっと消化でき、製作に入ることができました。
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