コスプレ撮影で使える女の子風ポージング講座! 基本の立ち方と動き別ポーズを解説

コスプレ撮影で映える女子キャラ向けポージングを、基本の立ち方とあわせて解説。
撮影前のウォーミングアップにもおすすめな美姿勢ストレッチも紹介する。
ポーズモデル・文:まめまよ
COSPLAYMODE 2022年3月号掲載記事

写真映えする女子風ポージング
女の子キャラのコスプレ撮影、かわいいポーズをとったつもりでもなんだかイマイチ……なんてことない?
美しく or かわいらしく、女子っぽくみせるには“デフォルメ”が大事!
マスターしておきたい基本の立ち方と、手持ちのアイテムがなくてもできる動き別ポーズを解説する。

【X】@mayocos0201
世界コスプレサミット2018日本代表、2024グランドチャンピオン。
スーツアクターの経験を生かし、国内外のステージイベントでアクションやコメディパフォーマンスを披露。アクションワークショップやポージングワークショップ講師もつとめている。
また写真撮影でもアクションポージングや表情作りに定評があり、COSPLAY MODEのポージング記事ライターを担当している。
ウォーミングアップ
コスプレ撮影に限らず、いきなり激しい運動をするのは怪我の原因になる。
これから紹介するポージングは少なからず体に負荷がかかるので、まずはウォーミングアップで体をほぐしておこう!
撮影前にやるのももちろん効果的だが、美しい姿勢を身に付けたい人は毎日やるのがおすすめ。
・ストレッチは深呼吸しながら、リラックスして行おう
・痛かったら無理をせず、気持ちがいいレベルで行おう
・シェアスタジオやイベントの更衣室では、周りの人の邪魔になるので行わないこと。貸切の場所や自宅などでウォーミングアップしよう
壁を使ったストレッチ
壁に手をついて、胸の少し上を伸ばす。
手をつく高さを変えて、胸周り全体をほぐしていこう。
座って行うストレッチ
座って行うストレッチでは、まずあぐらをかいて骨盤の上に上体を乗せるように座り、背筋を伸ばしておこう。
骨盤より後ろに上体があると、伸ばしたいところが伸びないので注意。
①〜⑤まで、各項目1分ずつでOK!
①観音開き
肘を90度に曲げ、顔の前で観音開きの扉のように開閉。
②肘シャッター
バンザイのポーズをし、ゆっくりと肘を斜め後ろ下方向に曲げていく。肩甲骨を縮めるイメージで。
③背中ワイパー
肘を軽く曲げ、後ろに肘を引きながら、肩甲骨を縮めたり伸ばしたりを繰り返す。胸を張って、上体の少し後ろに肘の位置をセッティングすると肩甲骨がほぐれやすい。
④背中観覧車
後ろで両手を繋ぎ、手をグルグルとまわす。肩甲骨まわりをがゴリゴリとほぐれるのを感じよう。
⑤前後ろ抱っこ
深呼吸をしながら、背中を丸めて体の前で何かを優しく抱き抱えるポーズをする。次に背中でも同じように何かを抱きかかえるポーズをする。
女子っぽくみせる基本の立ち方
ポージングで女子っぽさを演出するには、曲線的なラインや丸みがポイント。
胸を張って肩を落とす、肘や膝は内側に向けることを意識してみよう。
・顎を引く
・つむじから一本の糸で吊るされているようなイメージ
・胸を張って肩を落とす
・脇を締めて肘を内側に向ける
・腰を入れておしりを天井にむかって突き上げるよう意識する
・膝を真っ直ぐか、内側に向ける
・体重はつま先の先端に乗せる
手先まで意識してみよう!
立ち方だけでなく、手先まで意識できるとさらに美しいポージングに!
女子っぽくみせるには、まず脇をしめて肘を内側に。
中指・薬指・小指の3本は、常にくっつけた状態で動かすと、女性的で美しい印象に。
動き別ポージング図鑑
基本の立ち方を覚えたら、次は実際のポージングを学ぼう!
今回は「立つ」「座る」「歩く」「走る」「ジャンプ」の5つの動きに分けて紹介していく。
スタジオでのコスプレ撮影だけでなく、コスプレイベントでの撮影や宅コス自撮りでも参考にしてみて!
立つ








キュート&セクシー


クール
スポーティー
ビューティー&ジーニアス




座る






低めの椅子に座る


膝立ち




床に座る




しゃがむ


歩く


ポーズを取る時につま先やかかとをあげると、本当に歩いているような一枚に。
キープするのが難しい場合は、カメラマンさんに掛け声をかけてもらおう!
走る


上体をひねって肩をななめに倒し、胸をななめ上に向ける。さらに足のつま先を上に向ければ、躍動感あふれるポージングに。
片足を上げたままキープするのが難しい場合は、カメラマンさんに掛け声をかけてもらって足を上げればOK。
より疾走感を出したい時は、走っているポーズをとったまま、カメラマンさんの掛け声に合わせてジャンプ!
ジャンプ


美ポーズでコスプレのクオリティをアップ!
女子キャラのポージングで大事なのは、曲線や体のメリハリ。
胸を張ったり腰をひねったり、肘や膝などの関節を内側に向けることを意識してみよう。
多少無理な姿勢になるので、撮影前はウォーミングアップとストレッチを忘れずに。
普段からストレッチを続けて、美しい姿勢を手に入れよう!



