【ラグコス】ラグーナテンボスで映えるコスプレ写真の撮り方【イルミネーション】
愛知県蒲郡市にある自然豊かな複合型リゾート『ラグーナテンボス』。世界コスプレサミットを手掛ける株式会社WCSが運営するコスプレイベント「ラグコス」は毎年2月、6月、11月あたりに開催される、ロケーションコスプレイベントだ。
ラグコスの魅力のひとつに夜撮がある。2月28日までのイルミネーション「光のラグーン」の撮影スポットとテクニックを紹介!今回紹介するスポットは「幸福のレインボーアーチ」「光の草原エリア」「青の宮殿エリア」の3箇所。それぞれのスポットでの撮影ポイントを解説していく。
写真・文:廣井誠
モデル:Kinako( @kinakooo64 )
幸福のレインボーアーチ
まばゆい光を放つイルミネーションアーチ。
まずはLED2灯で撮影。見たままの明るさ調整が出来る
ラグーナテンボス公式サイトより引用
△ LEDを左右から2灯当てた写真
△ LEDナシで撮影した写真
△ LEDを左からのみあてた写真
△ LEDを右からのみあてた写真
幸福のレインボーアーチを照明に見立てる
レインボーアーチ自体の光を利用してオートで撮影。その写真をLightroomやPhotoshopのcamera Rawで現像補正。
アーチの模様はは飛び気味になってしまうが、補正無しでも充分綺麗に映る。
ポイントはアーチのイルミネーションを「動かせないライト」に見立て、被写体を良い感じに写る所(今回はアーチ横からやや後ろに)へ立ってもらうこと。
△ イルミネーション自体の光を利用してオートで撮影
△ 現像補正を施した写真。緑っぽさが消えた
RAWデータ対応のカメラで撮影しておけば、これほどまで暗い写真でも、LightroomやPhotoshopの現像処理でこの程度まで救済する事が出来る。
△ LEDライトを使わない、地明かりの暗い写真も…
△ LightroomやPhotoshopの現像処理でココまで明るくすることも可能
光の草原エリア
シンボルツリーとランタンイルミネーションが草原のような装いが楽しめるエリア。
ラグーナテンボスWEBサイトより引用
木の幹にある三日月のイルミネーションがとても人気で、かなり並んで待たなければ撮影が出来ない。
イベント感は出てしまうが草原の端側でピントを開放にしたり後加工で写り込みを消す前提で撮影してみよう。
2灯のLED照明を使って撮影
幸福のレインボーアーチと人物が向き合うようにして2灯のLED照明で撮影した写真。
下の2枚は幸福のレインボーアーチを背にして撮影した写真
△ LED照明ナシでレインボーアーチの光のみで撮影
△ LED照明なしでも現像処理でぐっと明るくなる
光の草原エリアのイルミネーションは様々な色に変化するのでキャラにあった色で撮影してみよう。
レインボーアーチと光の草原にある穴場的撮影スポット
大きなフラワーリングがある撮影スポット。
バストアップにすれば花とイルミネーションの光に囲まれた煌めきのある作品が撮れる。
△ ここまでバストアップに寄るのもアリ
青の宮殿エリア
マリンブルーの光一色に包まれるエリア。宮殿の中も歩くことができる。比較的待たずに撮影出来るポイント。
その名が表すように照明無しで撮影すると人物が青くかぶる作品に。
ラグーナテンボスWEBサイトより引用
△ 前カメラ左右にLED 照明設置、LED 照明を明るくするとイルミの色が出てくる。
△ 右前から弱く1灯+ イルミネーションを補助光にして撮影
△ イルミネーション光のみでオートで撮影
△ RAW データで現像処理したもの
今回の作例のカメラ設定とLEDライトについて
今回の撮影は、見たまま写るミラーレスカメラと低価格で明るい単焦点レンズ、(50 や85mmのF1.8 など)、写真用のLED 照明、そしてイルミネーションそのものの光を利用。
レンズはほぼ開放(F2)。シャッタースピードは1/60以下にするため感度(ISO)で調整して撮影。
この設定にしておくと、無理してストロボを使うよりも、細かい明るさのバランス調整が容易だし、RAWデータで撮影しておけば色やある程度の露出ムラがカメラ付属の現像ソフトやLightroom、Photoshopで簡単に現像する事ができる。
LED照明はバッテリータイプ(直流電源) のものでも、光量を減らすとフリッカーが出るものがあるので、写真照明用LEDを利用すること(心配な場合はその照明で60Pより上の動画を撮ってみて明るさが安定しているか確認出来る)。
マニュアルで撮っているのに背景イルミの露出が安定しない場合もあるため、LEDのイルミネーションにも極性がありフリッカー(明るさムラ)が出るものも多いため多めにシャッターを切ってセレクトや加工しよう!