【コスプレウィッグ】バンスか結い上げかツインテール比較
ツインテールのキャラクターのウィッグを製作の際、バンスを2つ使ってツインテール部分を再現することが多い。そんなときショートウィッグを土台にしてバンスをつけただけ、というコスプレイヤーさんもきっと多いはず。もちろんそれでも問題はないが、後ろ姿まで再現したい!となると「分け目」が重要になってくる。今回はどのように見え方が変わるのか、『原神』バーバラのウィッグスタイリングで比較してみた!
text & styling 星宮ちょこ photo 大関敦
ポイント
・ショートウィッグにバンスを付けて「分け目」を作らない方法
・ロングウィッグを「結い上げて」分け目を作る方法
で比較するよ
使用したウィッグ
アシスト カラーバリエが豊富で理想通りの色味を見つけることができる。
■ショートボブ改 ミルキーゴールド 価格 2,178円(税込)
■90cmウィッグパーツ ミルキーゴールド 3本入 価格 1,958円(税込)
■バンス100cm ミルキーゴールド 価格2,178円(税込)
使ったもの
●カットバサミ●すきバサミ●ヘアアイロン●ドライヤー●カチカチくん●コーム●グルーガン●ダッカールピン●ラップの芯●ヘアゴム
バンスを付けるだけ!ショートウィッグで土台を作る
ショートウィッグを使う際は、結い上げたりの作業は一切なし。難しい作業なく簡単に製作はできるが、後ろから見たとき少し再現度は下がってしまう。
ただバンスを何回もつけ外ししたり多少雑に持ち運びをしても崩れにくく、崩れても直しやすいというメリットもある。
まずはショートボブ改をマネキンに被せ、必要最低限のセットを行っておく。前髪を顔横の毛をセットし、後ろの髪の毛は邪魔にならないよう少し後ろに流しておこう。基本的には未カットでOK。気になる場合は少し短くカットしよう!
ちょっと面倒…?ロングウィッグを結い上げて土台を作る
前髪をセットする
ロングウィッグをマネキンに被せ、前髪と顔横の毛をセット。ここまではショートウィッグで作った際となにも変わらない。
後ろの分け目を作る。
中心のラインに沿って左右に分ける。ずれていると直すのが大変なのできちんと中心で分かれているか確認しよう!ダッカールピンかゴムで留めておく。
毛束を貼り付ける
同じ色の毛束を1本取り出し半分に折り、グルーガンを使って接着。もう1本同様に製作。
毛束の端を揃えて接着
さらにその2本をグルーガンで接着する。毛束の端同士をぴったり揃えておくのがポイント。
ウィッグの分け目の中心線にグルーガンを塗り付ける
グルーガンが乾いてしまわないように手早く作業しよう。
毛束を中心線に貼り付ける
先ほど作った毛束を中心線に貼り付けていく。頭頂部の方は分け目が目立ちにくいので、目立ちやすい中段〜下段くらいに貼り付けるイメージ。気になる場合は同じ毛束を製作して全体に貼り付けよう。
毛束と土台を合わせる
貼り付けた毛束を真ん中で2つに分け、先に分けていた土台と合体させる。このとき貼り付けた毛束を強く引っ張らないように注意しよう。
片側ずつ結い上げる
毛がバラバラしてしまって結い上げるのが苦手!という場合はほんの少しだけワックスをなじませるとまとまりやすい。
両側完成
後ろから見た時に綺麗な分け目に見える。
スプレーを吹きかけて固める
カチカチくんを全体的に吹きかける。ゴム付近は少し多めに吹きかけておくと崩れ防止に。
ドライヤーでより強固に
ドライヤーを使ってカチカチくんを固めていく。少し離れたところから温風で行うと◎。
ツインテールの長さを調整
ツインテール部分の毛が長くて邪魔なので、短くカット。見えなくなる部分なので、慎重にならなくてOK。
バンスを付ける土台の完成
両方カット。バンスをつけた時、邪魔にならないように長さと毛量を調整しよう。
後ろから見た時のクオリティは大きく変わってくる。こだわりたい場合は結い上げがおすすめ。ただ工程数が多く、毛束も使う分少し費用面も高めに。何回もバンスをつけ外しすると崩れてしまうこともあるので、取り扱いは慎重に行おう!
くるくるバンスのキレイな作り方
ロングのバンス2つをウィッグに装着する
ウィッグにつけた状態でセットをする場合土台のウィッグが崩れてしまう場合があるので、心配な場合は三脚をクリップで挟んだ状態で製作しよう。
バンスの長さを調節する
巻いた状態で肩下になるようにしたいため、胸くらいの長さになるようカット。バンスの毛量がかなり多いので、すきバサミを使って毛量を大幅に減らそう。
3cm角くらいで髪の毛を分けとる
前側からとっていこう。このとき、残った髪をダッカールクリップを留めておいても◎。
140度のヘアアイロンで全体を温めていく
かなり熱くなるので、火傷に注意しながら行おう。
ラップの芯を使って髪の毛を巻いていく
巻きつける方向によってカールが変わるので注意。今回は内側に巻いていくイメージ。
次の毛束をとる
巻いた毛は前に巻いた束に重ねていくように合体させていく。
アホ毛を作る
ツインテール部分にピョコっと跳ねた毛があるのが特徴のキャラなので、一番てっぺんの毛を少しだけ分け取る。
7cmくらいのところでカット
ハサミは縦に入れて、毛先がバラバラになるように。
カールを付ける
ヘアアイロンで毛を温めラップの芯を使ってハネさせるようにカールをつける。
全体的にほぐす
カールさせた毛を全体的に手でほぐしていく。少しずつつまんで外に引っ張ると綺麗にほぐれるよ。
スプレーで固める
カチカチくんを軽く吹きかけ、カールを崩れにくくする。
まとめ
■特徴的な結い上げ模様がない場合はショートウィッグにバンスが一番お手軽。バンスを追加購入する必要があるため、やや費用がかかる。
■真ん中のラインや、結い上げラインが特徴的なキャラは結い上げがオススメ。ロングウィッグを遣うためコストも安く上がる。
製作者 星宮ちょこ
コスプレイヤー応援サイト【こすぷれたいむ!】運営。
元美容師の経験を生かし、オーダーメイドでウィッグの製作も行っている。
https://cos-time.com/