【ポージング】コスプレ撮影で使える! RPG風武器持ちポージング図鑑
RPGなどファンタジー系作品のコスプレ撮影で役立つ、武器を持ったポージングを徹底解説!
剣、大物武器、長柄武器、弓の4つの武器種ごとに、ソロ撮影でもグループ撮影でも使えるポーズを紹介する。
文・解説:まめまよ
写真:涼子、大関敦
モデル:竹田ネロ(@nero_takeda)、甘飴(@amai_fdyk)、女将(@okamix123)
COSPLAYMODE 2022年5月号掲載記事
RPG武器ポージング図鑑
RPGなどファンタジー作品のコスプレ撮影で、必ずといっていいほど手に持つことになる“武器”。
どうやって持ったらいいかわからず、ポージングがワンパターンになってしまった……なんてことありませんか?
そんなときに役立つ武器ポージングを徹底解説!
この記事で紹介するのは、コスプレ撮影やイラスト向けのポージング。
さまざまな流派を参考にしてコスプレポージング向けに紹介しているため、特に決まった流派などはない。
武術として使える技術ではないので、コスプレパフォーマンスなどを行いたい場合は、道場やアクション教室でしっかりと稽古をつけてもらおう!
【X】@mayocos0201
世界コスプレサミット2018日本代表、2024年グランドチャンピオン。
スーツアクターの経験を活かし、アクションポーズをはじめとする様々なポージングを得意とする。
安全の手引き
イベントやスタジオでは持ち込める武器のサイズに決まりがある。
参加するイベントや撮影する場所のルール・規則を必ず確認しよう。
△ 武器は立てて持ち運び、人に当たらないよう気をつけよう!
冗談でもコスプレアイテムである武器で人を殴ったり、当てたりするのはやめよう!
△ ふざけて武器を人に向けたり、斬りかかったりするのはNG!
プロの現場でも、基本的に人の体に武器は当てない。当たっているように見せているだけ。
実際に剣を振り回したり、矢を射るなどの危険行為はやめよう。
△ 造形で作った武器だとしても、実際に矢を射るのは絶対にNG!
特に、長柄武器や大物武器は周囲への危険度が最も高い武器になる。
ポーズをとるときや持ち運ぶときは、自分の身の回りに人がいないことや倒れるものがないことを確認しよう。
△ 肩にかつぐなど、武器を横にして持つと人や物に当たる危険が!
武器を横にして運ぶと、自分の視界の外で人に当たる危険があるのでやめよう。
基本的に武器は自分の体に対して平行に、立てて持ち運ぶこと。
長剣(西洋剣・サーベル)
剣のポージングはバリエーションが豊富。
今回は、片手で持つタイプの西洋剣を例に見ていこう。
他の武器に応用できるポーズもあるので、初心者はまず剣で武器持ちポージングに慣れていこう。
帯刀
腰に帯刀する
△ 足を肩幅に開いて、右手は腰に差した剣に添える。
背中に背負う
構える
カメラに剣先を向ける
△ カメラに対して垂直に立ち、剣を握った手を後ろに引く。
顔の横で構える
体の横で構える
体の前で構える
剣を担いで構える
しゃがむ
剣を体の前で立てる
△ 片膝を立てて座り、剣は両手で握って地面に突き立てる。
体の前で剣を構える
斬りかかる
前に向かって斬りかかる
△ 剣を体の前に構え、上体を少し前に倒す。片足で軽くジャンプするとより躍動感が出る!
後ろに振りかぶって斬りかかる
△ 剣を持つ手を後ろに引いて、上体を少し前に倒したまま軽くジャンプ!
大物武器(大剣・ハンマー)
大剣や鎌といった大物武器を使ったポージング、ポイントは「重そう」に見せること。
基本的に剣のポーズを応用すればOKだが、両手で持ったり、少し膝を曲げて重心を下げたり、地面に剣先をつけることで重さを表現してみよう。
ただし、あえて片手で持つことでツワモノ感を出すこともできるので、キャラクターに合わせて工夫してみて!
立ち姿
勇ましい雰囲気の立ち姿
△ 足を肩幅に開き、片手で剣を握って地面に突き立てる。
柔らかい雰囲気の立ち姿
△ 足をクロスさせるように立ち、体の前で剣を地面に突き立てる。両手は柄の上へ。
両手で構える
顔の前で構える
△ 足をクロスさせて立ち、剣を逆手に握って顔の前で構える。
△ 足をクロスさせた状態から片足だけ後ろに引き、剣は逆手に握る。体の前で剣を回すようなイメージ。
頭の後ろで構える
△ 足をクロスさせて立ち、頭の後ろで剣を持つ。
腰を落として構える
△ 片足を大きく踏み出して立ち、剣は顔の前で逆手に握る。
△ 片足を後ろに引いて立ち、剣は低めの位置で握る。
しゃがんで構える
△ 後ろ重心で片膝を立てて座り、剣は体の前で逆手に握る。
△ 剣を逆手に握ったまま、乗り出すように上体を前に大きく傾ける。
片手で構える
逆手で構える
△「勇ましい雰囲気の立ち姿」の状態から、剣を逆手に握って地面から少し持ち上げる。
腰を低くして構える
△ 足を後ろに一歩大きく引いて立ち、剣を握った手を後ろに引く。
しゃがんで構える
△ 片膝立ちの状態から、片足を前に横に伸ばす。上体を前に倒し、剣は片手で握る。
肩にかつぐ
立ったままかつぐ
△ 足は肩幅に開き、剣は片手で握って肩にかつぐ。
腰を落としてかつぐ
△ 足を大きく開いて腰を落とし、上体は軽くねじって前に傾ける。
△ 片足に重心を乗せ、もう片方の足は浮かせる。剣は背中に沿わせるようにかつぐ。
しゃがんでかつぐ
△ 片膝を立てて座り、上体は前に傾ける。
斬りかかる
△ 片足を上げて大きく一歩踏み出す瞬間を撮影。剣は低めの位置で構える。
△ 片足に重心を乗せ、上体は前に傾ける。その場でジャンプするとより躍動感が出る!
長柄武器(槍・杖・鎌)
槍や杖など長柄武器の攻撃モーションは、基本的に「振る」と「突く」の2種類。
アクションシーン再現では、このふたつの動きにキャラクターらしさを足してバリエーションを増やしていこう。
武器を持つ都合上、上半身のポーズは固定化されがちなので、足を開いて立ったり重心を片方に乗せてみたりと、下半身の動きを工夫するのがおすすめ!
持つ
体の横で持つ
△ 足をクロスさせて立ち、槍の柄が地面につくよう立てて持つ。
△ 足を広めに開いて立つと勇ましい印象に。
△ 槍に寄りかかっている風に撮るのもおすすめ。その際は体重をかけすぎないよう注意しよう。
体の後ろで持つ
△ 足をクロスさせて立ち、槍の先端が下を向くように持つ。
△ 槍の先端が下を向くように持ち、カメラに背中を向けて立つ。
△ 足をクロスさせて立ち、槍の先端が下を向くように持つ。もう片方の手はななめ前にのばす。
△ 頭の後ろで、槍の先端が下を向くように両手で持つ。
構える
先端が上を向くように構える
△ 足をクロスさせて立ち、槍は体の前で両手で持つ。
△ 足を肩幅に開き、体の横で槍を片手で持つ。
先端が下を向くように構える
△ 片足に重心をかけて立ち、槍の先端が下を向くよう体の前で持つ。
△ 足をクロスさせて立ち、槍は体の前で先端が下向きになるよう片手で持つ。もう片方の手はそえるだけ。
横向きに構える
△ 足を広めに開いて立ち、槍は地面と水平になるよう両手で持つ。
△ 片膝を立ててしゃがみ、槍は頭の後ろで両手で持つ。
かつぐ
△ 片足に重心をかけて立ち、槍は頭の後ろでかつぐ。力をかけすぎると壊れてしまう可能性があるので注意!
△ 少し腰を落として重心を下げたバージョン。槍に角度をつけている。
攻撃
突く
△ 片足を後ろに上げて立ち、その場で軽くジャンプ。槍は両手で持って、先端をカメラに向ける。
△ 片膝立ちの状態から、片足を前に伸ばす。槍は両手で持って、目線の先を指すように。
振る
△ 一歩大きく踏み出すように立ち、槍を後ろに振り上げる。実際に振り回すと危ないので、ポーズをとる際は慎重に!
弓(短弓・洋弓)
ポージングが固定化しがちな弓。
攻撃モーションは基本的に矢を射る前と後しかないので、思い切ったアレンジを加えてみよう!
また武器が小さめなぶん、構図が平面的になりがち。左右だけでなく前後の動きも取り入れて、奥行きを感じさせるポージングを目指そう。
持つ
体の前で持つ
△ 足を肩幅に開いて立ち、体の前で弓を持つ。もう片方の手には矢を持つ。
△ 角度を変えて撮影したバージョン。矢がなくてもかっこよく撮れる!
体の横で持つ
△ 腕を少しだけ後ろに引いて、体の横で弓を持つ。
△ 弓の持ち方はそのまま。もう片方の手は頭の後ろに回して、背中に背負った矢入れ(靫)から抜いたように矢を持つ。
しゃがんで持つ
△ 片膝立ちで、弓を頭の後ろに、矢を体の前に構える。
構える
基本の構え
△ 立った状態で弓を引く。
△ しゃがんだ状態で弓を引く。
角度をつけて構える
△ 片足を一歩後ろに引いて立ち、上体を後ろに倒して弓を上に向ける。。
△ 片足に重心を乗せて立ち、上体を前に少しだけ倒して弓を下に向ける。弓は寝かせて持つ。
△ カメラに背中を向けて立ち、振り向くように弓を構える。弓は寝かせたほうが写真映えするのでおすすめ。
△ 弓を逆手で持ち、矢を体の後ろからつがえて構える。自分の可動域に合わせて、不自然にならないよう調整しよう。
飛びながら弓を引く
△ 基本の構えから、その場でジャンプ!
矢をかつぐ
立ってかつぐ
△ 片足を上げて立ち、腕を伸ばして体の前で弓を持つ。矢は頭の後ろでかつぐように持つ。
△ 少し角度を変えたバージョン。上体を少しだけ後ろに倒している。
しゃがんでかつぐ
△ 片膝を立てて座り、体の横で弓を持つ。矢は背中の矢入れ(靫)から出すようなイメージで持とう。
△ 上体を前に倒して低めの位置で弓を持ち、矢を頭の後ろで持ったらその場でジャンプ! 足をたたむことを意識すると高く飛んでいるように見える。