コスプレイヤーNUI初音ミク「 Memorial Dress Ver.」ワイヤーの自作衣装を纏う姿は“生きたフィギュア”
“メモリアル”にふさわしい渾身衣装のシルエットはまさに“フィギュア”
コスプレイヤーNUIさん(@i_nuiinu_i)が初音ミク「Memorial Dress Ver.」のコスプレ写真を公開。
https://twitter.com/i_nuiinu_i/status/1564629064857440260
オリジナルは初音ミク10周年記念フィギュア企画「初音ミク イラストコンテスト」大賞作品「もっと高くまで!(作:ぽむ)」をグッドスマイルカンパニーが立体化。軽やかなイメージそのまま、NUIさんが衣装として三次元に具現化させた。撮影はまっちーさん(@macchi_3)。
衣装はNUIさんの自作で完成報告のツイートも。
https://twitter.com/i_nuiinu_i/status/1493535948843282432
まさに「生きたフィギュア」のような美しさにフォロワーからも賛美の声が寄せられている。その一部を紹介したい。
「画面めっちゃかっこいいしお顔もキマってるけどなんか…なによりミクが好きだ!!!!って気持ちが画面からばしばし来てます」「nuiさんミクちゃん素敵すぎる…そこにミクちゃんがいる」
NUIさんに訊く!衣装製作のこだわり
長さとデザインが異なる全円スカート五段に
・衣装で1番頑張った部分はドレスのスカート部分です。長さとデザインの違う全円スカートを5段組み合わせたのですが、撮影日までにある程度余裕を持って終わらせなければと時間に追われながらのこの作業は気が遠くなりそうだったことを覚えています(笑)
ひらみを表現するためにワイヤーを衣装に仕込む
衣装のひらみを写真でも表現したかったのですが、撮影当日アシスタントはいないとのこと。それでは!ということで、衣装にワイヤーを通し浮遊感、躍動感を出せるようにしました。
衣装に針金を通す部分は細い空洞を作るよう計算して布の裁断を行い、ワイヤーの太さも入れる箇所によって使い分けました。最終的に採用した写真は自力で衣装とウィッグを投げていますが、ワイヤーのおかげでドレスの形や全体のシルエットは安定していたかと思います。
髪飾りもCOSボードやクリアボードや林檎のアクセサリーなどを組み合わせて、ゆっくり作っていきました。
合成用に髪の毛パーツを自作しました。毛束とワイヤーでできています。
2021年12月から製作に着手し、2月15日に完成しました。
妥協しない1枚を双方で作り上げる
撮影当日、私は初音ミクの15周年を祝うため、撮影してくださったカメラマンのまっちーさんは、コスナビLegacy展に出す写真を残すため。目標がしっかりあったため、お互い妥協はせず満足のいくまで撮影をしました。
衣装とウィッグを自力で飛ばしたこの写真はトータル50テイクはしたと思います。表情、姿勢、ウィッグとドレスの裾の投げ方など、こだわる点が多かったです。撮った写真を見て、次はこのくらいの角度で投げようとか、顔や手の向きはこのくらいが良いなど、2人で試行錯誤をし続けました。よくこんなに付き合って下さったなと感謝しかないです。次の日は当然全身筋肉痛でした(笑)。
感謝を込めて衣装製作
初音ミク10周年記念のメモリアルフィギュアということもあり、装飾の1つ1つに大好きな楽曲達が現されていました。愛に溢れたフィギュアに当時一目惚れしてしまい、今回15周年を祝うコスプレ写真はこの衣装しかないと思いました。
昔から初音ミクのフィギュアを集めることが好きで常日頃癒しを沢山もらっていましたし、つらい時にVOCALOIDの楽曲達には何度も支えてもらっていました。そのため、衣装自作の知識は浅いのですが、本やインターネットで調べながら最初から最後まで『ありがとう』という気持ちだけは沢山込めて制作することができました。
画像ギャラリー
丁寧に少しずつ“推し”を形にしていくコスプレ。キャラに対する真摯なNUIさんの愛情と姿勢が多くの人の感情を揺さぶる。