造型コスプレイヤーたまはるの『FGO』メリュジーヌの再現度に驚き!
大きな造型と小さめ身長のアンバランスの絶妙な落とし込み
コスプレイヤーであり、コスチューマーのたまはるさん(@tmjule)が「Fate/GrandOrder」のメリュジーヌ“妖精王ランスロット”の第一再臨衣装を完成させ、着用写真をアップした。
https://twitter.com/tmjule/status/1515545553391611909
撮影はざっこりんさん(@zakkorin)。大きな造形衣装と小柄な女性のアンバランスさを、どのように3次元に落とし込んで再現したのだろうか?
大きなパーツに合皮を綺麗に貼るのにはかなり力が要るが、まるで最初からこの状態だったかのごとく貼りが美しい。
また合皮の切り返しもとても綺麗で自然になされている。
衣装全体のバランスと大きな肩アーマーのバランスがよく、キャラクターが小さめの女の子だが着ぶくれないサイズ感がちょうどいい。
パーツ造形が多い衣装だと造形部分と、露出がある部分のバランスが難しく、露出部分が少なくなりがちだが、イラストを良く見て自分自身の体と照らし合わせ、どれくらい肌面積があるのかがよく計算されてる。
イラストだと違和感がないが、実際に人間が着用すると首周りや肩周りの造形がぶつかり合ったり埋もれがちになってしまうが、胸パーツを少し小さめに作られてると思うので、しっかり顔が見えるようにもなってるのもポイントが高い。
たまはるさんにコメントを頂いた。
バイザー(仮面)を胸と顔の両方に装着できるようにしました。
公式絵師様の同人誌に掲載されていたインナーの形や鞘の装着方法などを再現しました。
チョーカーのバラの紋様は七宝焼で作りました(こちらも公式絵師様の同人誌を参考に制作しました)。
ご本人のこだわりポイントにもある、設置場所が替えられる仮面の作り。その装着の自由度があり、キャラクターを再現する熱意と創意工夫が感じられる。
細かな模様や装飾が衣装の割合的に多くないものの、だからこそ誤魔化しのきかない合皮貼りの綺麗さや、隠し場所に苦戦する装着の自由度、そして全体の衣装のバランスがとても秀逸な作品。
まさに「黄金比の造型衣装」といえるだろう。
text みおまよ@miomayocom(世界コスプレサミット2018日本代表)