自作コスプレイヤーべるか『もののけ姫』アシタカ、サン、ヤックル・山犬を創る!こだわりを訊く!
コスプレイヤーべるかさん(@beruka225)が『もののけ姫』アシタカ、サンの衣装写真を公開。
ヤックルや山犬たちの息遣いが伝わってくるほどの完成度に驚きの声が寄せられている。本記事ではべるかさんに衣装や、ヤックルと山犬の制作のこだわりやポイントをお伺いした。
アシタカの衣装は着物リメイクと弓矢は汚し加工を
素材にこだわったアシタカの衣装。べるかさんによると、質感にこだわり、本物の着物をリサイクルショップで購入しリメイクしたそうだ。小道具の木材に使える木目カッティングシートは百均でも入手可能だ。
衣装の布の質感や色合い天才的にかわいいのでは…!?!布選び大好き😭満足 矢を沢山作るの大変だしアシタカさん小物類多すぎて作業終わらんかったけど弓矢や刀(?)の汚し加工楽しかった!木のカッティングシートめちゃ便利おすすめです pic.twitter.com/23NqoRtuTV
— 🍒べるか🍒 (@beruka225) April 3, 2022
ソフトボードで骨格を形成するヤックル
ソフトボードのサンペルカ5mmで身体を作り、表面にフェイクファーを貼り、バリカンて毛並みを短くカット。首頚椎身体、お尻で分割できる。足はマジックテープで角度の付け替え可能だ。角は土台サンペルカ、トイレットペーパーで張り子にして黒、白、シルバーのスプレーで塗装している。
ヤックルは胴体も角も全部サンペルカで組んでフェイクファーを貼って毛を1本ずつ増毛したりカットして染色してます。鼻は紙粘土。目はレジンだからアイキャッチが綺麗✨角のがさがさ感も良い感じに出来たしあの角度で固定出来てるのもえらい!パワー! pic.twitter.com/GyAn0n6amY
— 🍒べるか🍒 (@beruka225) April 3, 2022
サンの衣装はガーゼ生地でソフトな印象に
アシタカの衣装と比較すると、サンの衣装は汚し加工が強めに。べるかさんに生地を伺ったところ、トップスはガーゼ生地のような面のざっくりとした風合い。紺のワンピースは綿素材で柔らかい生地をチョイスしたとのこと。山の中を駆け巡るサンのイメージにピッタリだ。服の裾が絶妙に切り裂かれている処理にも注目してほしい。
サンの衣装はアシタカに比べて汚し加工を強めに入れました。スカート部分も白の塗料で泥っぽい汚れに見えるようにして裾は手で割いてビリビリに。わかりにくい拘りとして、槍の持ち手を塩ビじゃなく芯を入れたウレタン系素材にして凸凹に削って本当に木を削ったような質感に見えたら嬉しい🙏 pic.twitter.com/DQH6gwQC9O
— 🍒べるか🍒 (@beruka225) April 4, 2022
リアルな山犬の歯の質感にも注目
山犬たちもヤックル同様、サンペルカで身体を組み、フェイクファーを表面に貼り付け。歯の質感が本物すぎる…。
山犬ちゃん達〜!体が大きすぎて上手く写メ撮れなくてごめんなさい😭これもヤックル同様にサンペルカ組みのフェイクファー貼り。首周りとほっぺ?辺りの毛を増毛したよ!頑張った割に見えない歯茎と内から通すのが大変だったテグスのお髭がかわいい気がする…🫶リアルな動物難しすぎる上手くなりたいね pic.twitter.com/8f0pnCk5eG
— 🍒べるか🍒 (@beruka225) April 4, 2022
べるかさんコメント
もののけ姫という作品を2次元から3次元に持ってきた時にキャラクターがその場に生きていると魅せられるような衣装や小道具の再現を目指しました。
作品の世界観から、多少の汚れがあったほうがリアルだと思い、アシタカとサンの衣装や小道具に汚し加工を施しています。
ヤックルや山犬を(乗れるように)作ることによって、作中のシーンを再現できる幅が広がるかなと考えております。そして何より自分が作っているのが楽しいです!
ヤックルに乗りたいから創る!コスプレの根本である動機をあらためて思い起こさせる、べるかさんのこだわりがただただ素敵なのだ。
#べ式made_製作図録では過去にべるかさんのリスペクトが詰まった創作物が見ることができる。こちらも合わせてチェックしてみてほしい!