鳥海浩輔と安元洋貴がホストに!?新感覚エンターテイメント『リモート☆ホスト』がオープン!スタッフコメント到着
鳥海浩輔と安元洋貴も絶賛!?スタッフ陣が大切にしているのはクレイジーな世界観!
——伝説のホストクラブ『Club Galassia』の『帝王』と呼ばれたオーナーの下にいた6人のスターホストによる運命的な出会いから物語が紡がれていく『リモート☆ホスト』。このコンテンツが動き出したきっかけはなんだったんですか?
山本 部署内で女性に向けたオリジナルIPを創出してほしいという話があり、若手の私と中沢、社内で数々のオリジナルIPを手掛けてきた川原がアドバイス役として加わって動き始めました。
中沢 何を題材にするか考え始めたときに、ちょうどローランドさんがブレイクしていて。当時はまだアニメや2.5次元(舞台)系でそこまでホストものが多くなかったですし、ホストが歌うホスソンもエンターテインメントとの親和性が高いなと思ったんです。きっと興味のある方も多いんじゃないかという話になって、ホストをテーマにしました。
山本 実際、私たちも店舗に行ったことがないんです。取材に伺おうと思ったらコロナ禍になってしまったので。
——なんと、 そんなタイミングだったんですね。
山本 ただ、その中でもいろいろなアイディアを考えることが出来ましたし、“リモート”というワードを取り入れるきっかけにもなりました。
川原 『リモート☆ホスト』から連想する世界観がおもしろそうじゃないですか。コロナ禍がいつまで続くかわからなかったので、以前のようなイベントやプロモーションが出来なくなり、リモートへシフトしていくだろうなとも思っていましたし。
——先日の生配信制作発表では、キャラクターやストーリー紹介だけでなく、演じる声優陣もキャラクターに沿った衣装で出演し、それぞれの個性を発揮して、視聴者を釘付けにしていましたね。
中沢 おかげさまで視聴者のみなさんから好評でした。作品ストーリーについてはnoteで発信、Twitterでは新規イラストを定期的に公開していて。別軸で演者さんたちには、生配信やファンの方と1対1のリモートイベントなどで、2次元でも3次元でも楽しんでもらえるコンテンツを目指しています。
——声優陣のキャスティングに関しては?
川原 スターホストだったオーナー役のイメージはまとまっていたので、ルシフェル役の鳥海浩輔さん、クロノス役の安元洋貴さんは決め打ちでオファーしました。店舗キャストの10人はオーディションで勝ち抜いた方々です。
山本 200人くらい参加いただいたので、なかなかの激戦でした。
——お三方で審査を?
中沢 そうです。アフレコブースでキャラクターを演じながらセリフを読んでもらったり、フリートークをしていただきました。そのタイミングでは、キャラクターデザインや決めゼリフも上がっていたので、キャラの雰囲気に合った方を選びました。
——制作発表内でも話題になりましたが、本作用に声優陣の宣材写真を撮影されたんですよね、現場の模様はいかがでしたか?
山本 撮影がほぼ初めてという方も多かったので、ヘアメイクさんやスタイリストさんと、「女性はこういうポーズの方が好き」とか言いながらワイワイと進んでいきました(笑)。
川原 最初は照れていたけど、「こんなのどうですか?」とポーズも段々様になってカッコよく撮れています。
——シナリオ担当は、金杉弘子さんですが、先ほどのnoteで公開されているストーリーなどを手掛けられているんですよね。
川原 金杉さんを提案したのは私で、シリアスになりすぎず、楽しいストーリーも書いてくれると思ったんです。アニメ『美男高校地球防衛部』シリーズなどでお仕事をしているんですけど、かなり個性的なセンスの方で(笑)。 実際、キャラクターのキャッチコピーなどノリノリで書いてもらえたので、やはり信頼できる方だなと(笑)。
——鳥海さんと安元さんがすごいワードセンスだと爆笑していましたね。
川原 今だからこそ1980年代の少女マンガのエッセンスを少し入れたいと思っていて。みなさんコロナ禍でストレスの溜まることが多いと思うので、カッコいいのはもちろん、 笑ってももらいたいんです。
——おふたりはいかがですか?
山本 私、 元々アニメ『美男高校地球防衛部』シリーズが好きなんです。すごく真面目にやっているけど、どこかおもしろいというのがグサッと刺さって。ホストのコンテンツものは、王道はすでにたくさんあるので個性がないと埋もれてしまうし、おもしろ要素があることで世界観に広がりが出てくると思うので賛同しています。
中沢 最初から「クレイジーな感じを大事にしよう」と3人で話していて。某メンズ雑誌のキャッチコピーを参考に、パワーワードを意識して各キャラのセリフや設定を考えたりしました。
——では、 その設定やワードを元に金杉さんがより具体化していった流れでしょうか。
中沢 そうです。プロフィールなども構想はあったので、それらを元にキャラの生い立ちやエピソードを広げていただきました。
——“オカリナ占い師”や“ロイヤル高級陶器”みたいなワードというのは。
中沢 そこは金杉さんです(笑)。
山本 普通はカッコよくタロット占いとかにいくはずが、ハーモニカ、ピアニカを経て最終的にオカリナに落ち着きました。さらに、てん星のデザインが上がってきたらオカリナに羽が付いていて、「じゃあ占って悪い結果が出たら魔除けとして羽をちぎってあげるという設定にしよう」とかドライブ感満載で日々進行しています。
“リモート”でのオープンは間近!その先に見据える夢はアニメ化&舞台化!!
——noteでの展開についてですが、 どのような意図があったのでしょうか?
川原 ラノベとして一冊にまとめて販売するというよりは、気軽な長さで読める形態が今の主流として良いかなと思ったんです。社内で相談したんですけど実施が難しくて、ちょうどnoteにハマっていたので“これだ!”と。
——実際、 スタートして読者の反応はいかがですか?
川原 現在は、ルシフェルが立ち上げた『Club Venere』と、クロノスが立ち上げた『Club Saturno』の各1話は無料にしていて、2話以降課金が発生するんですけど、やはりハードルが上がりますね。ただ、読んでいただけた方からは反応が良いです。クラブ内での人間関係やキャラクターの日常的な一面はここでしか知ることができないので。今後、どうすればより読んでいただけるかが課題ですね。
——物語としては、 どのくらいまで固まっているんですか?
山本 各店舗4話までは上がっています。ストーリーを進めることもできますが、川原も言ったとおりこのチームはドライブ感を大切にしているので、読んだ方の反応も伺いながらより良いストーリーにしていきたいです。
——実際に読むと頭の中でキャラクターが動き出すというか、より作品の世界観を楽しく妄想できるので、ぜひ読んでもらいたいですね。キャラクターデザインは、jimaoさんと乙鷹ぽっぽさんが店舗ごとに描かれています。
中沢 jimaoさんは過去に『ダイヤのA』『安達としまむら』などのデフォルメキャラを担当していただいて、乙鷹さんも別名義ですが、『Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~』でキャラクターデザインを担当されていて。おふたりとも信頼関係が出来ていたので、今回手掛けてもらいました。
——そう言った経緯があったんですね。
川原 おふたりとも、「こういう風にしたらどうですか?」とかこちらにはないアイディアを出してくれるので、打ち合わせも盛り上がり、キャラクターの厚みも出て大変ありがたかったです。
——ちなみに、山本さん、中沢さんの推しキャラクターは誰ですか?
中沢 私は、初めからてん星。性格の悪いキャラが好きなんです。腹黒くてお客さんを自分の占いのお店の顧客にしようと洗脳してくるところが良いですね。
——おっと、予想外の選択でビックリしました(笑)。
山本 私は、環珠です。彼が一番エンターテイナーだと思うし、見ていて本当におもしろくて。現実に彼がいたら指名したいです(笑)。
——環珠を安田陸矢さんが演じているのはハマり役ですね。制作スタッフがここまでハマっていると本当に魅力ある作品だということが伝わります。続いて、音楽制作についてですが。
川原 過去に『美男高校地球防衛部』シリーズでもお世話になったF.M.Fさんにお願いしていて、コンペを開いてもらい、yamazoさんがテーマソングを勝ち取ったという流れです。yamazoさんにはいろいろな作品でお世話になっているのですが、毎回“音楽楽しい!”って感じが曲から溢れていて、聴くとこちらも楽しくなってしまいます。
中沢 「ゲラメキユ」は満場一致で決まりましたね。
山本 本当にいい曲なのに、歌詞のわけのわからなさが良くて。<ゲラメキユ>って何!?みたいな。
川原 やっぱりホストがテーマなので、合いの手や盛り上がれる部分がほしくて。いつかファンのみなさんの前で披露するときは、コーラスで一緒に盛り上がれたらという想いがあります。
——レコーディング現場はいかがでしたか?
川原 10人中6人が初レコーディングだったので、最初はもじもじしてたね。
山本 初めてにしては、みなさん上手でした。もちろんある程度テイクを重ねたりはしましたけど(笑)。
中沢 特に、てん星役の柴野嵩大さんの歌声が印象に残りましたね。
山本 そう、歌声を聴いたら、スタッフ一同で「えっ!過去に何をしていたの?」って話になりました。
川原 あと、夕星役の石井孝英さんも、いろいろな作品での経験があるので特に上手でした。 十人十色の歌声はもちろん歌詞自体にも期待してください。
山本 歌詞は、文脈とか関係ない、体で感じられる内容になっています(笑)。
中沢 みなさん、コーラスを頑張ってくださいました。フゥーフゥー!みたいなノリで。
——そんな「ゲラメキユ」のフルバージョンが聴けるのを楽しみにしています。では、最後にコンテンツとしてどのような夢を描いているのでしょうか。
山本 まず、近いうちにタイトルどおり“リモート”でのイベントは行います!やっぱりホストクラブなので、早くオープンしたいですね。
川原 その前にもキャストによる生配信を行うので、そこで経験を積んで、観ている方に“イベントで彼を指名したい!”と思わせるようになってほしいです。
中沢 いつかお客さんを入れたライブを開催したいです。みんなで盛り上がれるようなステージをお見せしたいですね。
山本 あと、これまでちょっとおもしろエピソードばかりでしたけど、ストーリーとしては、 No.1ホストクラブ、No.1ホストの座を懸けた男たちの熱いバトルなので、魅力をしっかりとファンの方に届けていきたいです。
川原 最終的には、 メディアミックスをしたい!どうせ目指すなら志は大きく、アニメ化や舞台化まで目指したいです(笑)。思いついたおもしろいことをこれからどんどん展開していくので、みなさん『リモート☆ホスト』にぜひご来店ください!