クールジャパン戦略にコスプレ雑誌は今何ができるであろうか
タレントでもある人気コスプレーヤーのえなこが、2020年4月には内閣府より日本の魅力を世界に発信する「クールジャパン・アンバサダー」に任命された。任命式が新型コロナウイルスの影響で延期されていたが、今年1月に井上信治クールジャパン戦略相よりに任命状が手渡された。
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コスプレ市場は大きいが
経済産業省が旗を振るクールジャパン戦略のアンバサダーにコスプレイヤーが選ばれたのだ。コスプレ市場というと広大なマーケットのように思えるが、COSPLAY MODE本誌のように読者ターゲットがコスプレイヤーとなると、かなり内容が絞られ深堀りされてくる。そういうと聞こえが良いが、要はマニアックになってくる。
米国のコスプレ誌は月刊で
海外にも当然、コスプレ雑誌はある。COSPLAY MODE誌と同じコスプレイヤー向けだ。アメリカで発行されている『COSPLAY REALM MAGAZINE』(通称・CRM)は月刊誌。2017年より発行されている。定価はUS $19.99。日本円で2200円ほど。
コロナ禍は世界的なもの。米国CRM誌では「COVID-19パンデミックの中マスクを取り入れてたコスプレイヤーたち」という特集を組んでいる。積極的にマスク着用を取り入れ、オンラインでもそれを披露するコスプレイヤー。マスクはキャラに合わせてカスタマイズされ創造性に溢れていると、10名のコスプレイヤーを紹介。
海外取材ができないのなら
ここ一年世界的に海外の渡航は制限されている。各国でコスプレイベントが再開されるようになっても、取材のために海を渡るのはすぐには難しいだろう。数年前はCOSPLAY MODE誌でも海外取材が年に数回はあり、海外ネタも多数入れることができた。それが今ではほぼゼロに。今こそ世界中のコスプレ雑誌が、イベント取材において連携する時かもしれない。この思い届けてみようか。