「鬼滅の刃」映画公開から最終巻発売によりコスプレ界にも大きな変化

漫画「鬼滅の刃」最終となる23巻が12月4日発売となった。全国紙5紙の朝刊では記念広告が掲載され、大手書店の前には早朝から出勤前のサラリーマンが並んだ。同時に大手フリマアプリでは定価の3倍を超える高値で最終巻が出品されていた。

10月に公開された映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は国内の興行収入ランキングで「千と千尋の神隠し」に続く歴代2位となっており「鬼滅フィーバー」は止まらない。

コスプレの分野において、鬼滅のコスプレは2020年の春頃から減少傾向に合った。鬼滅の刃に登場するキャラクターの羽織や隊服などの公式コスチュームを販売するACOSでも商品の売れ行きは鈍化していた。しかし10月の映画公開によりそれは一変した。日頃コスプレをしない人たちが公式のコスプレ衣装を買い求めた。

コロナ禍であるのでコスプレを披露する場も限られている。コスプレ姿を誰かに披露するのではなく、キャラクターに近づきたい、キャラクターをまとっていたいという意識が働いていたようだ。また大好きなキャラクターのコスプレ姿をみたいという人たちも増え、「鬼滅 コスプレ」の検索数も映画公開前と比べ倍増していった。

新しいアニメが放送されるとともに、トレンドも移ろいゆくコスプレ界だが、鬼滅フィーバーといわれるその流れは一般層を巻き込み大きく変わっている。2021年になっても目を離せなさそうだ。

https://www.cosplaymode.online/blog/photo/yukisatsu_technic

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