等身大の動くコスプレ「ドーラー」はもうアニキャラ品質に
一般的にはあまり知られていないがコスプレのジャンルの中に「ドーラー」というのがある。首から下はコスチュームを着用、首から上はマスクを被ってのコスプレ。マスクと言っても顔にフィットしたものではない被り物。そのため頭が大きくなり全体の等身が変わるが、二次元キャラに近づく等身となることもあり固定ファンがいる。
マスクで顔が一切隠れるため、セキュリティ上、コスプレイヤーとして参加できないイベントもあるが、「ドーラー」ファンが集まるオフ会も多く、YouTubeなどの動画サイトで賑わいを見せている。
その「ドーラー」にアニメタイプがあるのをご存知だろうか。一般の「ドーラー」のマスクと異なるのはその目。縦長のアニメ目になっている。パッチリ目ばかりではない、切れ長のアニメ目や男性キャラのそれもある。都内に工場とショウルームをを持つ、むにむに製作所がメーカとして販売もしている。
COSPLAY MODE本誌でも取材したことがあるが、むにむに製作所のソフトドーリーマスクはソフトビニール製で軽い。そしてなによりもキャラクターに近づけるようメイクが施せる。当然専用のウィッグも揃っている。「ドーラー」に若干ネガティブなイメージを持つ人もいるが、むにむに製作所のマスクはドールといった「お人形」というよりも、もっと二次元に寄った、言うなれば「アニキャラマスク」だ。
発売されたばかりのマスク、KAWAII-89とKAWAII EX-40は、着用イメージの動画をYouTubeで公開をしている。「絶対に成れない顔」を手にれたら、大事なのは仕草やポースなのだ。なのでマスクコスプレは、動画と相性がよいのかもしれない。