もちろん今年の「Dハロ」はおあずけだけど

9月28日(月曜)に東京ディズニーランド史上最大規模の新エリアがオープンする。それに先駆け25日(金曜)、報道陣に新しい施設やアトラクションが公開された。圧巻のは「美女と野獣の城」で、その高さ約30メートル。その城の中に、注目の大型アトラクション「美女と野獣 “魔法のものがたり”」がある。その他にも、ショップ「ビレッジショップス」や、レストラン「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」 が公開された。

ご存知のように、来年3月まで、東京ディズニーランドは全てのイベントを中止すると発表した。それにはパレードも含まれる。東京ディズニーランドだけでも、以下のイベントやプログラムが中止にが決まった。

ディズニー・ハロウィーン(今年9月11日~11月1日)

ディズニー・クリスマス(今年11月10日~12月25日)

お正月のプログラム(来年1月1日~5日)

美女と野獣のプログラム(来年1月13日~2月14日)

コロナ禍でなければ今の時期、ディズニー・ハロウィーン(通称・Dハロ)で、多くのコスプレをした人「コスプレイヤー」が、パーク内でキャラクター愛を溢れさせていたはずであった。ディズニーのキャラクターを模したコスプレについては、そのコスプレすること自体さまざまな議論がされる。

米国のディズニー公認の、コスプレを楽しむためのキャラクターをイメージしたコスチュームは、日本国内で流通しており、3千円程度から購入できる。しかしお披露目する場であるイベントがほぼない状況で、子どもたち以外はディズニーキャラのコスプレを楽しむことが難しくなった。これはディズニー作品に限定したことではないはず。コスプレのお披露目する場が奪われたのは、日本初の漫画やアニメ、ゲームのタイトルも同じだ。

しかしディズニーキャラのコスプレはそれとは異なっているように思う。簡単に言うと「写真でコスプレ」ではないからだ。本誌コスプレイモードに登場するようなキャラコスは写真で表現される。しかしディズニーキャラのコスプレを楽しむのは、写真といった「時間の切り取り」ではなく、「空間の共有」が必要だと考える。それはエリアやホールといった場所ではない。パーティーといった催しの中で共有される空間が、ディズニーキャラのコスプレ楽しむには必要なのだ。

そういった意味で、今年の「Dハロ」に参加できないのは残念としか言いようがない。10月に入っても例年のハロウィンの盛り上がりはないだろうが、ホームパーティーといった閉じた空間でディズニーキャラのコスプレを楽しんでもらいたい。

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