【王様ランキング】ボッジ衣装は既成服と100均アイテムで!簡単コスプレ衣装と小道具の作り方
コスプレ衣装はイチから手作りしなくても大丈夫。コスプレ用として売られている衣装ではなく、市販の洋服を組み合わせるだけで手軽に再現することが出来る。半日で作れるぞ。
text & photo 椎塚久世 model ゆとり @yutori_melty
衣装のメインは女児用ワンピースを使う
スタンドカラーのシンプルな衣装なので、似たデザインのハイネックワンピースを見つけてそのまま使おう。
青系のハイネックワンピースをGET
ワンピース(120cm)¥799+税(西松屋)
イイ感じのハイネックワンピースを発見。ベルベット素材で高級感があるので王様という設定にもピッタリ。
ポケットが邪魔なので縫い糸を切って外す
ポケットを外してよりシンプルなデザインに変更したい。まず裏返して、ほどきやすそうな部分から縫い糸を切る。
糸を切るときは引っ張りながら作業すると楽
一部の縫い糸が切れたら、表に返して布地を引っ張ると自然に糸がほどけていく。ほどけずにひっかかる部分を切るだけなので作業が楽に。
リッパーは縫い目をほどく優秀アイテム
作業効率をアップするために、縫い糸を切るときはリッパーが必需品。頑張ればハサミでもやれないことはないが、服地を切ってしまったり細かい縫い目がなかなか切れなかったりするのでイライラの原因に。リッパーは100均でも手に入るので、やはり1本持っておくと便利。
ポケット跡が目立つときは毛並みを整える
起毛素材なので、ポケットを外すと縫い跡が若干目立つ。そんなときはドライヤーの温風を当てながらコームの先端や竹串などで服地の毛並みを整えると多少改善される。
衣装のベースになるワンピースが完成
ポケットを外す時間は15分程度。これで衣装の一番重要な青い上着が完成。よく見るとポケット跡が分かるものの、ベルトをしめて着用するので完成時にはそこまで目立たなくなる。
ボトムは白タイツやスパッツ、スキニーでもOK
衣装のボトムはいわゆる王子様のテンプレスタイルである白タイツをそのまま使える。
タイツ/白(120cm)¥429+税(西松屋)
今回は、肌が透けない綿の白タイツを使用したが、スパッツやスキニーパンツなど、ピタッとしたデザインのボトムなら何でもOK。
ベルトは100均のゴムベルト。自作しても簡単
100均で手に入るゴムのベルトを利用すれば、作る手間が省けるし、サイズ調整や着脱も簡単にできる。
着脱楽ちんゴムベルト¥100+税(ダイソー)
ウエストサイズ50cmから使えるゴムベルト。サイズが合わない場合は、2cmくらいの幅広ゴムを輪に縫うだけでもベルトとして使える。縫うのも面倒なら安全ピンで留めるのもアリ。
王冠は100均のEVAシートで作る
EVAシートとは、ビーチサンダルのような素材の薄いシート。100均で手に入るので活用しよう。
EVAスポンジシート¥100+税(ダイソー)
カラフルで非常に柔らかく、ハサミでも簡単に切れる便利な素材。紙だと耐久性が心配…というときにはぜひ活用したいアイテム。
一度試作品を作っておくと失敗しないし型紙にも使える
いきなりEVAシートで作ると、サイズ感が合わなかったり形を間違えたりすることも。まずは適当な紙で試作しておけば、完成品の目安にもなるしそのまま型紙にも使えて一石二鳥。
王冠サイズはEVAシートの横幅を利用してお手軽に
EVAシートの横幅が21cmだったので、20cm+のりしろ1cm、王冠の高さは8cmにしてみた。山は4cmごとに5つくらいがバランス良く見える。そのほか各場所のサイズは画像に記載してある通り。
試作品を開いて型紙に使う
先に試作品を作っておくと、それを型紙にしてEVAシートへ書き写すだけなので非常に楽。画像は分かりやすいように油性ペンで書いているが、完成時に目立ちにくいえんぴつで書くのがオススメ。
EVAシートをハサミで切る
線に沿ってEVAシートを切る。ごく普通の文房具のハサミでOK。紙より耐久性が高いのに扱いが簡単なのもEVAシートの良いところ。
のりしろに両面テープを貼る
のりしろ部分に両面テープを貼る。これも100均で売られている一般的な両面テープでOK。貼るのは、切り取り線を書いた裏面ではなく、表側のキレイな面なので間違えないように注意。
王冠を丸めて、のりしろで接着
くるっと丸めて貼り合わせる。このとき、多少貼り合わせ部分の山がズレても、後からハサミで形を整えられるので大丈夫。
のりしろの余分な部分をカットする
のりしろの角がはみ出しているので、ここをハサミで切り取る。貼り合せ部分で山がズレてしまっていても、ここで修正すれば良い。
面倒な人はホチキスで留めてもOK
両面テープも面倒!という人は、ホチキスで2〜3ヶ所留めるだけでも◎。多少壊れやすくなる可能性があるのと、ホチキスの針が少々目立つのがデメリット。
100均のオモチャの日本刀を洋風の短剣に改造
全体がスポンジで作られたオモチャの日本刀を100均で発見。これを西洋の短剣に改造しよう。
ソフトソード¥100+税(ダイソー)
少し固めのスポンジで作られた日本刀。これなら振り回してもそれほど危なくない。だが、切ってみたら予想外の出来事が…。
両刃の短剣になるようカッターで切る
まず刃が長すぎるので、半分くらいの場所に山を書いておく。西洋の短剣は両側に刃があるので、先端は山型。そこをカッターで切る。
何と!中にプラ芯が入っていた!
どうもカッターで切れないな、と思ったら中心にプラ芯が入っていた。柔らかめのプラ芯だったので、スポンジ部分をカッターで切った後、折り曲げたりねじったりしたら比較的すぐ折れた。
プラ芯が危ないので切って整える
スポンジ部分からプラ芯がはみ出したままでは危ない。ペンチや、ペットボトル分解用のハサミなど、多少硬いものに使えるアイテムで切って、なるべくはみ出さない長さに整えよう。
先端にスポンジを貼って更に保護する
切り取って余っている刃のスポンジをカッターで薄く切り、短剣の先端に両面テープなどで貼って保護する。中のプラ芯も隠せるので◎。余った部分はハサミで切って形を整えて。
完成
ワンピースのポケットを外すのに約15分、服地を整えるならプラス15〜20分。王冠を作るのに約20分。短剣を作るのに約30分。休み休み作っても半日あれば完成できる、簡単コスプレ衣装セット。