時短✕効率!当日限定か取り外し可能か…用途別☆便利接着アイテムランキング
衣装製作で発生しがちな「あとはここを付けるだけなのに」案件にお役立ちなのが接着アイテム。こんな時にはコレというオススメランキングと合わせて、接着素材各種をご紹介していこう。
その日限定終わったら外したい
その日その時だけ付けたいモチーフやアイテムの接着にオススメなのはこちら。
1位 手縫い
確実に付いて、綺麗に外せて布が傷まないのはやはり糸。負荷がかかる場所じゃなければしつけ糸で大胆にくっつけてもOK。
2位 安全ピン
付け外しが前提のピンなので、その日限りの装着に最適。位置の微調整がしやすいのも◎
3位 布用両面テープ
ちゃんと付いてくれるわりに、半日程度の接着なら終わってからぺりっと綺麗に取り外せる。
できればこれで完成に!完全接着したいなら
制作時間はもうないけど、またちゃんと着られる状態まで完成させたいという時に。
1位 熱接着テープ
作業中はどうせアイロンを使うのでついでに作業できる。ノリが溶けてがっちり布同士がくっつくよ。
2位 裁ほう上手
塗って圧着するだけで必要十分な接着力。より強さを求めるなら+アイロンで万全。
3位 布用両面テープ
その場しのぎ用だけでなく、24時間以上の放置で非常に強力に接着する。手洗い程度の水にも耐えられる。
あれこれ付け替え取り外し式を考えるなら
今日はこの裏地、明日はこのワッペンなど、キャラや状況で付け替えるならこちら。
1位 安全ピン
スナップやマジックテープ化すれば着替えの手間は省けるとはいえ、作る時間短縮を含めると説明不要で安全ピンが優勝。
2位 布用両面テープ
まっすぐ長い部分で安ピンだと隙間が気になる、シリコンテープを使うには幅が狭い時などはやはりコレ。
3位 シリコンテープ
やや癖があるので使い所が難しいものの、洗って繰り返し洗えることからナンバー3。
各アイテムの使い方と丈夫さ・手軽さ、オススメ状況をチェックしよう
手縫い
裁縫の基本、針と糸で縫う手縫い。ぐし縫いはギャザーになりやすいので玉止め前にしっかり生地をならそう。
使い方
縫うだけ。綺麗に運針すると大変だが、写真のように数センチ単位でザクザク縫うなら思うよりは手早く簡単だ。
手軽さ
必要なのは針と糸だけだが、手間はかかるので急ぎの時には避けたい。
丈夫さ
引っ張ってもご覧のようにしっかり留まっている。一方で外す時にはさっと糸を抜いて解けて生地を傷めない。
こんなときに!
一番綺麗に仕上がるので、丁寧に扱いたい生地や、ある程度時間に余裕がある時や、他の便利材料が在庫切れの朝に。
安全ピン
コスプレイヤー、大量に持ち歩きがちNo.1アイテム。ありとあらゆる場所で活躍してくれる。
使い方
裏から留めるという制限以外、針が通る物ならほぼどこでどのようにも使えるのが強い。
手軽さ
長い生地などを留めるのは逆にコスパが悪いが、ほとんどの場合で文句なしの手軽さナンバーワンアイテム。
丈夫さ
文字通り安全にピンで固定してくれるため、丈夫かつ外しやすい。厚みのある物には針が負けることがあるので注意。
こんなときに!
とにかく手軽に、サクッと何か留めたい時にはコレ。大中小と揃えれば対象の厚みや生地の種類にも対応できるだろう。
布用両面テープ
衣装製作の友。接着強度やベタつき具合は商品によって変わる。きちんと付いて綺麗に剥がれる物ならセリア製がオススメ。
使い方
カットして片面に貼って剥離紙を剥がして両面を貼り合わせるだけ。この工程は地味に手を傷めるので、大量に使う時は覚悟して挑みたい。
手軽さ
剥離紙ゴミが発生すること以外、特に文句の付けようがない。一つで3〜4m程度入っているのでほとんどの急場は凌げるだろう。
丈夫さ
貼ってすぐは強くも弱くもなく。長く置くほど強く接着されていく。貼って12時間後だと強く引っ張ればこのように剥がれる。
こんなときに!
長い範囲を一瞬で接着したい時、ピンを留める時間も惜しい瞬間は両面テープ一択だろう。
グルーガン
グルーの種類によって強度に差が出るが、衣装の布に使う分には大きな差はない。アイロンをかけるとまた熱で溶けてしまう点に注意。
使い方
熱で溶かしたグルーで接着。表面がつるつるしすぎた素材だとグルーが食いつかずそのまま剥がれてしまうことがある。
手軽さ
電源確保とセッティング時間が必要なため使える場面が限られるが、大量に接着したい部位がある場合は非常に便利。
丈夫さ
固まった瞬間からしっかりと固定される。強く引っ張っても端が少し浮く程度で剥がす方が大変なくらいだ。
こんなときに!
スタジオなど屋内環境で急ぎの接着物がある場合。針の通らないような布以外の造形物にも使用できる点は大きい。
シリコン両面テープ
シリコン製の強粘着両面テープ。水で洗って乾かせば繰り返し使える。1m500円程度で販売されている。
▲意外とテープに厚みがあり、単品としてはかなり粘着力は高い
使い方
両面テープだが、幅が3cmあるので広めにがっちり留めたい場合に便利。弱い生地は剥がす時に傷むので注意。
手軽さ
強力粘着でハサミがないと切れないため扱いがやや面倒だが、普通のテープでは負けてる物にも対応できる接着力の強さは◎
丈夫さ
引っ張れば剥がれる。布用テープに比べると布に対してはやや落ちる。とはいえ、布同士の接着には必要十分の強さ。
こんなときに!
コスパ的には衣装なら布用両面に軍配が上がるが、造形物やパーツの着脱に使うなら繰り返し使えるこちらの方が便利かも。
裁ほう上手(チューブタイプ)
接着する両面に塗布し貼り合わせるタイプの布用ボンド。アイロンでの熱接着と貼り合わせだけの速乾接着両用。洗濯OK。
使い方
貼り付ける面の両方に薄く均一に塗り、手につかない程度に乾燥後圧着。要はGボンドと同じ使い方。さらにアイロンで熱をかけると強くなる。
手軽さ
楽と言えば楽だが、塗って乾かす時間や手が汚れることを考えると△
丈夫さ
圧着後はしっかりとした強さを発揮。かなり強めに引っ張っても端が少し浮く程度。
こんなときに!
縫うのが面倒かつ接着後にもう外す予定がない物に。洗濯OKなのが心強い。
裁ほう上手)スティックタイプ)
上記「裁ほう上手」のスティックタイプで、サッと引くだけで扱いやすい。なお、長期保管しておくと固まってしまう。
使い方
こちらはアイロン不要で、接着する両面への塗布後、圧着すれば完了。硬化後は半透明になる。
手軽さ
乾燥時間も通常版より短く簡単だが、意外となくなるのが早いため通常版や他のボンド類と同じに考えるとコスパはあまり良くない。
丈夫さ
きちんと付いているが、強く引っ張るとペリッと剥がれた。強度自体を求める場合は通常版+アイロン、仮止めや軽い接着でOKなら手軽なこちらという使い分けが良さそう。
こんなときに!
急いでピタッと貼りたい時にはコレ! 装飾類をささっとつける時などに。
熱接着テープ
裾上げなどの軽い接着、ミシン前の仮止めに使われる、くものす状のノリテープ。裏に剥離紙があるものもある。
使い方
布用両面と似ているが、アイロンの熱で接着する。熱をかけると溶けるのでアイロン中ひっぱると切れる。
手軽さ
アイロンがけする予定があるなら一番手軽な方法かもしれない。貼った後のミシンもOKなのが便利。
丈夫さ
仮止め用にとされているが、薄い生地同士程度ならばがっちりとノリで接着されそうそう剥がれない。
こんなときに!
複雑な部分の仮止め用や、裾上げ、テープ類の接着に。