サイズ調整・テーピング隠し・固めたウィッグを洗いたい!知ってると便利なウィッグテクニック

ウィッグのちょっとしたテクニックで、ウィッグを装着したときに起こりうる様々なトラブルを解決できる!そんなテクニック8つを紹介しよう!
TEXT:椎塚久世 ILLUST:ちは

目次

ウィッグのサイズ調整


洋服のように基準となるサイズがウィッグには無いので、ブランドによってフィット感がかなり変わってくる。大きすぎる場合は内側についたアジャスターで縮められるのでサイズ調整も簡単なのだが、ちょっとキツイな〜というウィッグのサイズを大きくするにはどうしたら…という人もいるのでは? 小さいウィッグをゆるめるには、少々乱暴だが内側の土台のフチを何ヶ所か切ってしまうのが簡単。小さいウィッグを無理にかぶっていると締め付けられてジワジワと頭痛や吐き気に襲われることもあるので、自分に合ったサイズに調整しよう。

テーピング隠しに使える


耳の前、もみあげのあたりに貼ったテーピングはウィッグで隠すことができる。テーピング部分に肌用の両面テープやアイプチなどでウィッグのもみあげ部分を少量貼り付けるだけで、動いても風に吹かれてもテーピングが目立たない。ウィッグの毛束をあまりにも頬の内側まで幅広く貼ってしまったり、大量に貼り付けてしまうと不自然なので、少量を薄く貼ってさりげなく隠そう。フェイスラインをシュッとした感じに見せたい人にも◎。ウィッグを外した後、アイプチははがすのがちょっと大変。ウィッグの後処理が楽なのは両面テープ。

生え際パーツいつ使う?


オールバックや立てた髪型の生え際をナチュラルに仕上げる生え際パーツだが、初めて使うときは、ウィッグに一体化させた方が良いのか、分けておいてウィッグをかぶった後の仕上げに貼れば良いのか「どのタイミングで使うのがベストなのか?」と悩んでしまうかも。ガッチリ固めてある髪型の場合は生え際パーツも一緒に固めてしまうと扱いが楽かもしれない。仕上げに生え際パーツを使うときは、肌に貼るだけだと生え際パーツとウィッグがなじみにくい。ヤマトのりなどを少量使って生え際パーツとウィッグも貼りあわせると上手くまとまる。

固めたウィッグを洗いたい


のり、ボンド、スプレーなど何で固めたとしてもガチガチに髪形を作りこんでしまったウィッグの丸洗いはオススメできない。髪型が崩れるのはもちろんだが、のりやボンドが水を含むことで中途半端に接着力が復活してしまい団子状態になって収集がつかなくなることも…。スプレーでふわっとスタイリングしたレベルならシャンプーで素の状態に戻せる。固めたウィッグは帰宅後に風通しの良い場所で乾かしつつ、内側に消臭スプレーなどを吹きかけてお手入れするのがベター。一部サラサラな部分もあるスタイルなら固めた部分を避けて洗えばOK。

ハゲズラの注意ポイント


ラテックス(ゴム)製のハゲズラは普通のウィッグよりデリケート。直射日光が当たる場所に置いたり、切れ目や針穴が開いたりすると、素材の特性上あっさり破けてしまう。保管は直射日光を避けるのがマスト。また耳やうなじの位置の調整でハサミを入れるときはなるべく丸く切る。伸びる部分が特に破れやすいので注意。ウィッグ内の地毛の形も普通のウィッグより目立つので、なるべく頭の形がキレイに見えるよう平らになめらかに整える。頭頂部に地毛をまとめると頭が長く見えるので、あえてその形ならOKだが通常は後頭部でまとめよう。

毛束が少しだけ欲しい


ウィッグの一部をちょっと長くしたいときなどほんの少し毛束が欲しい場合に、ウィッグと毛束を両方買っても余った毛束がムダになりがち。そんなときはウィッグ本体、後頭部のなるべく目立ちにくい部分を一段だけ外して毛束として利用しては?土台のネットを切ってしまうとウィッグの形が崩れる可能性があるので、ネットは残して毛の部分だけを根元付近から切った方が無難。加工用などの毛量がたっぷりあるウィッグを使おう。毛量が少ないウィッグだと一部カットしただけでもスカスカしてしまう可能性があるので最初にネットを確認しておこう。

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