【真似してコス写】スタジオなのに「四季」を表現できるカメラライティング

室内スタジオのセットっぽさを完全払拭!ライティングで太陽を作り出し、まるでロケに撮影にいったかのような本格写真に!
model 白玉
カメラマン 涼子  

街道ブース、ファミレスブース、長屋通り、落ち葉ブースハコスタジアムとはコスプレイヤー&カメラマンさんのためのシェアスタジオ。常に40種類以上のセットが組まれており、初心者でもクオリティの高い写真を撮ることができる。

目次

春のライティング

光のPOINT

・ふんわり柔らかい光
・低コントラスト
・桜など花の色の反射をイメージした色合い
この3点をポイントとする

ストロボ配置

人物を明るくするトランスルーセントアンブレラをメイン光として、ハイライトを入れるために半逆光で直射する。
顔にできる影側に、ピンクのフィルターを付けたトランスルーセントアンブレラを当てて、ほんのりピンクの影にすることで春らしい柔らかさを。

カメラ設定
85mm
f/1.4
4900k
SS 1/160
ISO 160
背景を明るくするため環境光を活かす設定にする。

夏のライティング

光のPOINT

・全体的に明るい
・全体的にハッキリとした写り
・きつい日差しがくっきりした影をつける
この3点をポイントとする

ストロボ配置

メイン光は右側にある直射のストロボ。そのままだと、真っ黒の影がただストロボを当てただけのように見えてしまうので、左のストロボで影の濃さだけ少し薄くする。直射にしてしまうと右側にも影がついてしまうため、トランスルーセントを付けて影を薄くするだけ。

カメラ設定
85mm
f/4
4700k
SS 1/200
ISO 400
影にしたい部分より全体的に暗く写るくらいの設定にする。

秋のライティング

・ふわっとした空気感
・オレンジ系や紫系の色合い
・コントラストが高めだが光が柔らかい
この3点をポイントとする。枯れ葉が舞う空気感を出して、色合いによる秋っぽさを演出

カメラ設定
85mm
f/1.4
6000k
SS 1/250
ISO 100
ふんわりした空気感を再現するために、できる限りF値開放で撮影する。

POINT

まだらな光は、作例ではライトブラスターのような投影機材を使用しているが、ハコスタジアム東京に常備してある穴開きのレフ板をライトスタンドなどに固定して使用することも可能だ。

ストロボ配置

メインの光は強い陰影がつかないようにトランスルーセントアンブレラを画角ギリギリに近めの位置から当てる。ストロボにはオレンジのフィルターをつけ、後ろの壁に木漏れ日のようなまだらな光を当てて雰囲気を出す。紫のフィルターを付けたストロボで影側にうっすら紫色を入れて、更に秋っぽさを演出する。色味がわかるかわからないかぎりぎりくらいで丁度よい。

冬のライティング

・顔にかかる色は無色の光
・暗い部分、影の部分は青みがかかっている
・すっきりとした澄んだ空気感
この3点をポイントとする

カメラ設定
85mm
f/4.5
3300k
SS 1/160
ISO 1000

F値は少し絞り気味で、すっきりとした写りに仕上げる。その分暗くなりがちなので手ブレしない程度のシャッタースピードにし、ISOを上げて全体光量を調整して背景の明るさを決める。冬の影の部分の色味として、色温度を高めに設定すると良い。

ストロボ配置

背景の明るさはカメラ設定のみで決めた明るさのままなので、他に光が回りにくいように、グリッドを付けたソフトボックスで人物だけに当てる。高めの位置から日中の光を再現。ストロボにはカメラ設定で色温度を青くしてしまったので、顔色を戻すためにオレンジ色のフィルターを。

POINT

息を吐いているように見える白いものは排水溝ネットをボロボロに引き裂いたものを、レンズの前にかざしている。

今回使ったスタジオは【ハコスタジアム東京】


街道ブース、ファミレスブース、長屋通り、落ち葉ブースハコスタジアムとはコスプレイヤー&カメラマンさんのためのシェアスタジオ。常に40種類以上のセットが組まれており、初心者でもクオリティの高い写真を撮ることができる。
https://hacostadium.com/tokyo/

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