コスプレ写真はSNSで流すだけ?撮った写真を作品にしてカタチに残そう!

増えていくコスプレの楽しい撮影のデータをSNSで流すだけ? それに物足りなくなってきたら、何かひとつの形にまとめてみよう。バラバラのデータに一つの「カタチ」を与えることで写真に新しい魅力が加わることも。ここでは写真をまとめるためのいくつかの方法を提案していくよ。
COSPLAYMODE Sep.2012

目次

ぴったりのを選ぼう

お気に入りの写真がどのくらいあるのか、どんなイメージでまとめたいかによって表現方法は変わってくる。一番しっくりくるものを見つけだそう。

写真の枚数が多いならページタイプ

データにある程度ボリュームがあるなら本のように複数ページでまとめよう。ボリュームと言っても、表一面のみの印刷にすれば、写真4枚で最小単位8Pの本にできちゃうよ。単品写真をたくさん並べても良いし、複数カットを組写真として構成しても面白い。

●写真集 ●フォトアルバムなど

枚数が少ないなら1枚物タイプ

1枚、または数枚を何かのカタチにしたいなら、そのまま物として飾るのがオススメ。シンプルにL判プリントで出して額装するのも良いし、もっと大きくプリントしてパネルにしたり、卒業写真や家族写真のように写真台紙に貼り込めば〝作品感”がアップする。

●プリントパネル ●ポストカード● ポスターなど

音や動きをつけたいならムービータイプ

撮影した写真を動かしたり音や動きで演出したいならムービーにしよう。動画は物として残すのは難しいが、YOUTUBEなどにアップしてアーカイブで作品を残していけるため、印刷物のような在庫リスクなしに作品公開ができる。

●イメージPV ●フォトムービーなど

どうアウトプットするか決めよう

形式を決めたら、それを実際にどんな「物」にするかも決めよう。ほとんどは印刷物になるが、データとしての頒布・公開という選択肢もあるよ。

印刷する

写真プリント
一番手頃な作品化は写真プリント。写真を印刷するなら家で出すのも良し、コンビニやカメラのキタムラなどのプリントサービスを使うも良しだ。家や専門センターで出力する場合には出力する紙も幅広く選べて、より自分らしい作品にできる。

オンデマンドプリント
簡単かつ手頃に本の形にしたければ、しまうまプリントやTOLOTなどの格安オンデマンドプリントがある。だいたいはサイズが小さく出力解像度も低いが、1冊から数百円で本にしてくれるのは破格。多くは編集アプリも用意されているのでPCがなくても大丈夫。頒布予定があるなどで数十冊から作りたいという場合は、同人誌印刷屋のオンデマンド写真集印刷が安定した仕上がりだ。ただしこちらは値段も質もピンきりなのでよく調べてから選ぼう。

高品質プリント
プリントも本もとにかく美しく仕上げたいなら、FUJIなどフィルム会社の高級プリントサービスも選択肢のひとつ。ただし本なら一冊数千円以上かかるのでお財布と相談して決めよう。もし大判で出力するなら、その旨をカメラマンさんに相談をして「印刷に適したデータ」にしてもらえると安心だよ。

データとしてまとめる

スチルもムービーもデータだけで完成とする場合は保存・公開する場所が必要になる。告知にはツイッターやInstagramのような1枚ずつの投稿型でもOKだが、作品をまとめる場所としては、ブログやtumblrのように記事一覧があるものが良いだろう。自分で印刷するほどじゃないけど、作品を人と共有したいなら、コンビニの「ネットプリント」を通してデータからプリントの形で頒布する方法も。コスプレ専用SNSの雄である、Worldcosplayやコスプレイヤーズアーカイブも有効活用していこう。

動画ならニコニコ動画、YOUTUBEのアカウントを作ってアップ。ページものならPDFなどでフォトブック保存して、BOOTHでデジタルデータ無料頒布公開する方法がある。

どうカタチづくるか考えよう

形式が先か、コンセプトが先かは気分でOKだけど、実際にカタチにするにはコンセプト、「どうやって写真をまとめるか」は絶対に必要。まずは自分一人だけのためか、グループ用か、頒布用なのかを決め、そこから詳細を詰めていこう。

作品のテーマでまとめる

目にする写真集で多いのはこれ。作品やキャラクター・ストーリーなど、テーマに合わせて内容をまとめていくスタイルで、二次創作の同人誌に近い作り方になる。キャラの心情に沿った構成、衣装をまとめていくスタイル、とにかくかっこいい写真をキャラごとにまとめていく方法など、様々なやり方があるよ。なお、このコンセプトスタイルは理想を求めすぎると形にできないまま構想だけで終わりがちなので、最初は理想の6割実現できたら御の字…という気持ちで進めてみてね。

こんな時にオススメ!
●撮影データのメンバー・スタッフがほぼ固定
●テーマに沿った内容の写真が豊富にある

 


キャラクターやチーム、ユニットなどにスポットを当てるスタンダードな作り方。本の形にすることで、SNSだけだと伝えにくい二次創作イメージやオリジナルの世界観で遊ぶことができる。


冊子ではなく、組写真として並べるのもかっこいい。台紙に貼れば立派なポートフォリオに!

撮影ごとに時系列でまとめる

作品情報ではなく撮影の時間軸に沿ってまとめていく、いわゆる「思い出アルバム」方式。テーマでまとめる場合はキャスト固定の方が見やすいが、撮影ごとのアルバム形式にしてしまえばメンバーに統一感がなくても「そういうもの」として気にならず、かえってバリエーションが豊かで楽しい内容となる。

こんな時にオススメ!
●データはたくさんあるけど撮影に統一感がない
●難しいことは考えずまとめたい
●楽しかった思い出を印刷して残したい

 

撮影した日と作品名などを挟んでシンプルに写真を並べるだけで楽しかった時間が一度に見られる最高の1冊になる。



いわゆる撮影データではなく、お気に入りの写メやチェキを並べてアルバムにしても楽しい。

「人」を中心にまとめる

記念やサプライズでフォトブックを作るなら、その事柄や「人」が主役の作品にするのがオススメ。この場合、収録写真の作品・参加者・時期がバラバラでも、主役にまつわる思い出というコンセプトできれいにまとまる。お祝いするメンバーごとに主役と一緒に写った写真とメッセージを入れても良いし、皆から集めた主役を中心にした写真を時系列で並べても。遊んだ日の写メだけを全部入れたアルバムも可愛いぞ。

こんな時にオススメ!
●お誕生日や送別会などのサプライズプレゼントに
●記念日に「自分のため」の1冊として

 


オンリーワンの一冊なら印刷するよりプリントをアルバムにまとめるのが向いている。手書きのメッセージやシールでデコれば最高のプレゼントに。


市販のアルバムでも遊び心溢れるデザインが多く、選べる幅が広い。

まとめ

最後に、コスプレは自由な表現とはいえ、版権作品のコスプレはもちろんのこと、一次創作の撮影でも守るべきルールはあることを忘れずに!

公式素材はダメ絶対!

ロゴや紋章など、公式素材をトレースしたりコピーして使うのは基本禁止されている。どうしても入れたい場合は、作った衣装の部分カットを入れるなどしてあくまで「自分が作った物」を素材として使うようにしよう。絵素材も音源も同様だが、TikTokなどはアプリ自体がアプリ内に限り使用許諾を得ている場合がある。

無断使用も駄目絶対!

お祝い事などでサプライズをするための本人は別としても、普段とは違う形にまとめる時には、一緒に写っている人・撮ってくれた人、撮影に使った場所(の管理者)に必ず許可をとること。勝手に使って大喧嘩ということはよくある話ので、たとえ仲良しの相手でも必ず事前に確認を。

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