コスプレ軍帽【ギャリソンキャップ】の簡単な作り方！型紙も無料配布中

軍服をモチーフにしたキャラ衣装に添えられる「軍帽」。
よくイラストにされるのは官帽という現在の警察官の制服に通じるあのデザインだが、
二次元作品などで見かける「舟形の帽子」も立派な軍帽のひとつ。

コスプレにも使えるので考察!作り方も伝授!

COSPLAY MODE May.2018

コスプレに使える！ギャリソンキャップとは？

軍服の頭装備のうち、船をひっくりかえしたようなデザインのものをギャリソンキャップ、またの名を舟形帽という。
ギャリソンとは駐屯地の意味で、別名オーバーシーズ・キャップとも言い、軍隊の海外派兵用に用いられた。
起源は諸説あるが、1800年ごろからイギリスとフランスの軽騎兵が略帽として被っていた。

使いやすさから全世界に広まり、各地でアレンジがなされた。
現在では軍服に限らず、日本の航空自衛隊や、海外の学生服やボーイスカウト、航空会社の制服に採用されている。
異色な所では中華料理店などの料理人の帽子も構造が同じ。別名「略式軍帽」ともいう。

どんなキャラクターのコスプレに使える？

「刀剣乱舞」や「ツイステ」のキャラがいる。
昔から有名なのは、人形劇の「サンダーバード」。
軍服を描くとき、資料が多くて描きやすくユーザーから認識されやすいのは官帽だが、
ギャリソンキャップを着用させているイラストは、描いた絵師の愛着や敬意、あるいはフェチズムを感じる。

ギャリソンキャップの着用方法

時代や団体によりサイズやデザインは様々。
共通しているのは、船をひっくりかえしたような台形型で、
平らに折りたたんでコンパクトに携帯・収納できること。
頭の周囲にすっぽり被るものから、少し小さめのサイズで斜めに傾けて着用するものなど、団体によりデザインと着用ルールが異なる。

二次元作品で特に女性キャラや少年キャラに着用させる場合は、握りこぶし2個分程度のサイズに縮小し、
頭頂または頭頂より耳側にずらして固定していることが多く、ファッション性が感じられる。
装着には内側にコームを縫い付けてコームをヘアピンで髪に留める。

コスプレ向けに作り方をアレンジ！ギャリソンキャップの作り方

まずは型紙を入手しよう
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「裁縫ってなにから始めたらいいかわからない」
そんな方はまずこちらの記事から！
裁縫の基本を学びながら、実際にギャリソンキャップをつくってみよう。

布の裁断

型紙に沿ってそれぞれ裁断する。
トップ1枚、サイド2枚、身返し2枚。
サイドは左右対称に注意。
接着芯も同数切る。

接着芯を貼る

接着芯を裏面に貼る。
帽子なので固めの芯がおすすめだが、なければ柔らかめを2〜3枚重ね貼りしても良い。

縫い合わせる

サイドの後ろ線を縫い、トップも縫い合わせる。
船型っぽくなったらサイドの前線も縫う。アイロンで整える。

折りたたんで形を整える

サイドの下端を折り込んでアイロンで押さえ、ミシンステッチで折り目を固定する。
インサイドベルトの代用になる。

外側の折り返し部分の作成

身返し2枚を合わせて、てっぺんをバイアステープで包む。
下は2枚ともアイロンで縫い代を折り、縫い合わせる。

縫い合わせて完成！

サイドの下端と身返しの下端を縫い合わせる。
前方はデザインに合わせて身返しを内側に折り込んでまつり縫い。

ギャリソンキャップの作り方まとめ

基本的には、トップとサイド、それに見返しの３つのパーツ（サイドと見返しは左右）でギャリソンキャップは成り立っている。
意外とシンプルな分、完成フォルムに大きく影響してくる型紙を写しての布の切り出しは慎重にしたい。

布の色を変えればいろいろなキャラに応用できるのでこれを機につくってみよう！