コスプレ撮影の基本テク【アートに見える血糊撮影】

ハロウィンの時期になると特に人気なのが血糊を使った撮影。様々な作品でキャラクターが血を流すシーンが描かれることもあり、それらを再現する血糊はコスプレイヤーの間では定番のアイテムといえる。しかし、この血糊。慎重に扱うべきアイテムであることも忘れてはいけない。血糊を使っていい場所かどうか、一般の人が見て驚いてしまわないか…などなど。十分に血糊が乾いていないとまわりを汚してしまうこともあるので注意しよう。今回は血糊OKのスタジオを利用し、汚してしまった際に拭き取る雑巾やウェットティッシュなども用意して撮影を行ってきた。血糊撮影の超入門編として参考にしてほしい。
COSPLAY MODE Nov.2019

目次

コスプレ血糊撮影の基本テク①
血糊撮影は事前の準備をしっかりしておこう!


シャッタースピード:1/40秒絞り値:F3.2焦点距離:39mmISO感度:1600

コスプレ血糊撮影の基本テク②
衣装を汚すポイントは血糊のコントラスト

汚し過ぎるとただの赤い衣装になってしまう。血糊の「飛び散り感」が大切だ。

コスプレ血糊撮影の基本テク③
顔への血糊は控えめに少しずつ足していこう

顔への血糊は少しずつ。写真映えする目のまわりは塗らない方が綺麗になる。

コスプレ血糊撮影の基本テク④
血糊を「つける場所」は慎重に!とにかく少しずつ足していくのが大事


最近の血糊は水で洗い落とせるものが多く、例え衣装を汚してしまっても洗濯で落とせたりする。しかし、撮影の際には一発勝負となるので慎重に汚していこう。衣装は「飛び散り感」を意識。目の周りや鼻の下に付けるとダサくなることもあるので鼻血の演出以外は避けよう。

鏡を見ながら慎重に付けていこう。慣れるまでは一気に全部やろうとせず、口まわりから始めて、撮影した写真を見て足りないようならプラスしていくこと
▼血糊なし

まずは通常のコスプレをメイクを完了する
▼服と顔少し

最初は口まわりから。少しずつ足していく
▼増しまし

鼻の下や目のまわりは汚さないように!

コスプレ血糊撮影の基本テク⑤
「光の向き」によって写真のイメージは全然変わる!撮りたいのは恐怖の写真?美しい写真?

順光、サイド光、逆光で血糊との相性を見てみよう。作品のテイストや撮りたいイメージによって光の向きを使い分けて血糊の効果を引き出していこう。
▼正面からの順光

正面からの順光で撮影。肌色やシャツの白と、血糊の赤とのコントラストが出やすく、血らしさが引き立っている。光がまわるので生々しさも一層強くなる。
▼サイド光①

下ろした前髪側から光を当てて撮影。前髪の影になって顔が暗くなり、表情が見えにくく怖さが高まる印象。髪の毛以外でも顔に影を作ると怖さアップに効果的。
▼サイド光②

顔に光が届くため表情が分かりやすく怖さは抑えめ。表情をしっかり見せると、人間感が強調される印象。戦うヒロインなどはこちらで撮るのが正解だろう。
▼斜めからの逆光

ポートレートの基本の逆光撮影。光に包まれた綺麗な仕上がりだが、血糊とはミスマッチ。もちろん作品によってはアリだが、怖さや生々しさは低い印象だ。

コスプレ血糊撮影の基本テク⑥
顔を血糊で汚したくない!そんなときには…

衣装も顔を汚さずに血の雰囲気を盛り込みたいときは、用意したアイテムを血糊で汚して使ってみよう。今回用意したのは百均で手に入る真っ白な造花。こちらも衣装を汚す際と同様に、まばらに汚すのがポイント。包帯やレースのような白いものがおすすめだ。

赤が際立つようにすると美しい一枚に。恐怖感も控えめなので使いやすい。

コスプレ血糊撮影の基本テク⑦
恐怖感を高めたいなら「光のコントラスト」と「血のしたたり感」をプラスしよう!

内蔵フラッシュを正面から当てて撮影すると、暗い場所だとスポットライトのようになり、明暗の差がつきやすい。顔にはしっかり光が当たるので血糊の赤もしっかり感じられるはず。血糊の「シズル感」を出すのもおすすめ。撮影の直前に手に血糊を垂らして乾く前にすぐに撮影。血糊のテカリが生々しい血みどろ感を演出してくれる。

暗い場所でカメラの内蔵フラッシュで正面から光を当てると、光のコントラストがつきやすい。背景が暗くなるのも恐怖感を高めてくれる

下にビニールシートを敷いて、手に血糊をしたたらせて撮影

コスプレ血糊撮影の基本テク⑧
血糊とスモークマシンを組み合わせ臨場感のある一枚に


シャッタースピード:1/40秒絞り値:F4.5焦点距離:38mmISO感度:1600

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