【にじさんじ】渡会雲雀風コスプレウィッグの作り方! ふたつのウィッグを合体して髪色再現

「にじさんじ」所属のVTuber、渡会雲雀のコスプレウィッグを作ろう!
ストレートアイロンとワックスを使って、ツヤと立体感のあるウィッグに仕上げる方法をご紹介。
ウィッグスタイリング:kairi(@kairikz)
写真:大関敦
モデル:稲荷(@always_u_99)
COSPLAYMODE 2024年1月号掲載記事
ワックスで作る、ツヤツヤ&立体感ウィッグ
パープルとピンクのツートンカラーを再現すべく、ふたつのウィッグをドッキング!
単純な繰り返しの作業なのでウィッグスタイリングの初心者でも安心。
カットとセットで、生え際部分もナチュラルに見えるよう作っていこう!
【X】@kairikz
【Instagram】@kairi_wig
COSPLAYMODE主催の「ベストコスチューマーアワード 2024春」「ベストコスチューマーアワード 2024秋」にて、ベスト・ウィッグ コスチューマーを受賞。
使用したウィッグ
・クラッセ「SARA ウルフレイヤー S パープル05」
https://classewig.com/wig/index.php?main_page=product_info&products_id=15610

・クラッセ「PRO ストレート35cm ピンク17」
https://classewig.com/wig/index.php?main_page=product_info&products_id=6638

用意するもの
・ヘッドマネキン
・ウィッグピン
・カットバサミ
・スキバサミ
・ストレートアイロン
・コーム
・ダッカール
・ワックス
・ハードスプレー
・G クリヤー
・針
・糸
「にじさんじ」渡会雲雀風ウィッグの作り方
渡会雲雀風ウィッグのポイントは、えりあしと前髪からのぞくピンクのインナーカラー。
今回はふたつのウィッグを使って、ツートンカラーのヘアスタイルを再現していく。
さらにワックス+ストレートアイロンでセットすることで、ツヤと立体感のある仕上がりに!
下準備
1. パープルのウィッグを耳の真ん中くらいで分けとり、そこから下の部分を切り取る。

2. ピンクのウィッグを耳の真ん中くらいで分けとり、そこから下の部分を切り取る。

3. パープルのウィッグの上の部分と、ピンクのウィッグの下の部分を縫い合わせる。


4. パープル前側、パープル後ろ側上段・下段、インナーカラー(ピンク)部分に分けてダッカールで留める。

インナーカラー部分のカット
1. 襟足の一番下の段と、左右の1番外側を1cmほど縦に分けとり、それ以外の部分をダッカールで留める。

2. 一番下の段の中央部分を、マネキンの首真ん中くらいの長さで切る。

3. 先ほど取り分けた左端の一番上の毛束をつまんで[2]よりも少し短く切る。

4. [2]で切った毛束と[3]で切った毛束の長さがつながるよう、間の毛束を切る。

5. 右側も同様に切る。

6. 先ほど切った毛束のすぐ上の段を、ダッカールから外す。

7. [4][5]と同じくらいの長さに切る。

8. [6][7]を繰り返し、インナーカラー(ピンク)部分の長さを揃える。

9. インナーカラー(ピンク)部分の真ん中を1cm幅ほど取って縦に持ち、はみでた部分を切る。

10. インナーカラー(ピンク)部分のすべてに[9]を繰り返し行い、下のほうに少しだけ段を入れていく。

11. 毛先から3cmのところにスキバサミを斜めに入れ、毛先の毛量を減らす。

△ ぱっつんの状態から、60〜70%ほど毛量を減らすようなイメージで。
後ろ髪部分のカット
1. インナーカラー(ピンク)部分とのつなぎ目のすぐ上、パープル部分の一番下の段をダッカールから外す。

2. 真ん中の毛をひとつまみ分持ち、インナーカラー部分の一番上の段より少し短いくらいで切る。

3. 左端の毛束を持ち、インナーカラー部分の端の毛束より少し長いくらいで切る。

4. [2]と[3]で切った箇所の長さがつながるよう、コームを使いながら間の毛を切る。

5. 右側も同様に切っていく。

6. 先ほど切ったところの上の段のダッカールを外し、真ん中を1cm幅ぐらい取って縦に持つ。

7. [4]と[5]で切った長さより短くならないように気をつけながら、はみでている部分を切る。

8. 残りの毛束すべてを[7]同様に切る。

9. パープル部分の上段のダッカールを外す。

10. 上段部分の真ん中付近の毛束を縦に持つ。

11. はみ出ている部分を切る。[9]でダッカールを外した部分すべて同様に切る。

12. [10]と[11]で切った部分を、斜め上に持ち上げるよう持つ。

13. はみ出ている部分を切る。

14. パープル部分の上段を[13]同様に切る。

15. パープル部分の上段と下段の毛先3cmを、すきばさみですく。

前髪のカット
1. 前髪を分け目で分け、前髪と左サイドの一列だけダッカールから外す。

2. 前髪の真ん中を口くらいの長さで切る。

3. 残りの毛束を[2]と同じくらいの長さに切る。

4. 残りの前髪を留めていたダッカールを外し[3]と同じ長さに切る。

サイドのカット
1. 左側の顔サイドの毛束を一段分ダッカールから外し、あごくらいの長さで切る。

2. 顔サイドの髪の端と前髪の端がつながるよう、はみ出ている部分を切る。


3. 顔サイドの髪一列をダッカールから外す。

4. [5][6]と同じ長さで切り、顔サイドの髪すべて同様に切る。

5. 横の髪を縦に持つ。

6. はみでている部分を切る。

7. [10]を繰り返して、同じように切る。

8. 右側の前髪部分を一列ダッカールから外し、真ん中の前髪と同じ長さに切る。

9. 右側のもみあげ部分を一列ダッカールから外し、あごくらいの長さで切る。

10. 顔回り1cmくらいの毛をダッカールから外し[8][9]の長さをつなぐようにはみ出ている部分を切る。

11. 先ほど切った部分の一列上をダッカールから外し[10]と同じ長さで切る。

12. [10]を繰り返し、右サイドの毛束を切りそろえる。

13. 右サイドの髪を縦に1cmほど分け取って持つ。

14. はみ出ている部分を切る。

15. [14]を繰り返して同様に切る

16. 右側の前髪、右サイドの毛先3cmほど、スキバサミですく。
△ スキバサミは毛束に対して斜めに入れよう!
後ろ髪のセット
1. 全体にワックスをもみこむ。

△ 使ったワックスの量はこのくらい!
2. 襟足を3列分ほどダッカールから外す。

3. 毛先が外ハネになるよう、ストレートアイロンと指でセットする。
△ 毛束にストレートアイロンで熱を入れる。
△ 冷めないうちに指で毛先を曲げる。

4. さらに3列分をダッカールから外し[3]の毛束の間に毛束を作るようなイメージで外ハネを作る。

5. [4]を繰り返し、インナーカラー(ピンク)部分をすべて外ハネにセット。

6. [4]と同じ要領でパープル部分もセット。

前髪のセット
1. 右サイドの髪を顔に沿うようにセット。

2. 左サイドの髪は外ハネになるようセット。

3. 前髪を1列分ダッカールから外す。

4. 分け目にしたい位置を、根本からスキバサミで切る。
△ スキバサミで切ると自然な生え際に。
5. [4]で切ったすぐ上の列の根元に逆毛を立てて、根元をふんわりさせる。

6. [5]の毛束の毛先は、右目のほうに流れるようセット。

7. 他の前髪は外ハネになるようセット。

8. [5]~[7]を繰り返して前髪を途中までセット。

立ち上がり部分のセット
1. 前髪の立ち上がり部分につけるため、アイロンで毛先を曲げた毛束をふたつ用意する。

2. 毛束の根本にGクリヤーをつけて、ウィッグの毛束と毛束の間につける。

3. ピンクの毛束をつけたところのすぐ後ろ、毛束の根本に逆毛をたてる。

4. ピンクの毛束とパープルの毛束を一緒に持ってセットする。

5. 頭頂部の毛束は根本にドライヤーを当て、分け目の位置を変えてセットする。

完成!
「にじさんじ」の歌うまカフェ店員、渡会雲雀のコスプレウィッグが完成!

パープルとピンクのツートンカラーは、ふたつのウィッグを切ってつなげることで再現。
ワックスとストレートアイロンでセットすれば、二次元的立体感のあるツヤツヤウィッグに!







