傷メイクのやり方! ハロウィンにぴったりな切り傷・火傷・ゾンビ風メイクを解説
ハロウィンの仮装やキャラクターのコスプレで、傷メイクにチャレンジしたいという方必見!
いつものコスメや身の回りのアイテムで簡単にできる、切り傷風、火傷風など5種類の傷メイクをご紹介。
文:椎塚久世
撮影:大関敦
メイク:yurina
モデル:桐生あかり
協力:クラッセ( https://classewig.com )
COSPLAYMODE 2019年11月号掲載記事
本格的な切り傷メイク
ざっくり切られたような、本格的な傷メイク。
専用のパテや血糊がなくても、身近なものでできるやり方をご紹介!
ふたえ用のりを塗る
傷を作りたい場所に、アイプチやつけまつげ用ののりを塗る。
傷のフチの皮膚が盛り上がっている部分を作るため、ふたえのりで形を下描きするようなイメージで描こう。
中が傷部分になるので、土手を作るイメージで。
「こより」を作って貼る
まずティッシュで“こより”を作り、のりを塗った部分に貼っていく。
こよりはティッシュを折り、親指と人差し指をこするようにして、紙をねじって作ろう。
ファンデーションを塗る
ふたえのりが乾いてこよりがしっかり貼りついたら、ファンデーションを塗って肌と同じ色にする。
クリーム系のファンデーションを筆で塗ると、はみ出しにくくキレイに塗れる。
うまく塗れない場合は、先にこよりにファンデーションを塗ってから肌に貼り付けるのでもOK!
赤リップを塗る
こよりを貼った谷間の部分に赤リップを塗る。
鮮やかな赤なら出来立ての傷っぽく、茶色に近い暗めの赤を使えば古傷っぽく見える。
明るい赤ではなく、血に近い暗めの赤をチョイスしよう!
傷のフチには淡く赤みを入れて完成。
本格的な傷メイクが完成!
見るだけで痛そうな、本格的な切り傷メイクが完成!
写真より小さめに作れば、ヤンキー漫画やバトル漫画にありがちな切り傷も再現できる。
口角の延長線上に作れば、口が裂けてるようにも見えるぞ。
カッターの切り傷風メイク
本格的な傷メイクより手軽にできる、カッターで切ったような傷メイク。
血のりをたらせば、戦闘シーンにも応用できる!
切り傷を描く
赤いリップペンシルで、切り傷を描いていく。
図形でも文字でもOKだが、丸みを出さずに直線だけでスッと描くと、刃物で切りつけた感じが出せる。
まっすぐな線を描くのが難しい場合は、顔に定規をあてて線をひこう。
液体絆創膏を塗る
リップペンシルで描いた傷の上に、液体絆創膏を塗って乾かす。
ドラッグストアで手軽に買える液体絆創膏は、肌に塗るとちょっとした凹凸や引きつれが作れるのだ。
本当に傷があると少ししみるので注意!
カッターの切り傷風メイクが完成!
リップペンシルと液体絆創膏があればできちゃう、簡単な切り傷メイクが完成!
三本線を並べれば、引っ掻き傷のようにもなるよ。
怖すぎないゾンビ風メイク
ハロウィンの仮装で挑戦したいゾンビ風メイク。
でも濃すぎると怖いし、薄すぎるとゾンビに見えない!
そんな人のために、今回は怖すぎないゾンビ風メイクを紹介しよう。
肌色を変える
ツギハギ感が出るよう、腐らせたい部分をアイシャドウなどでカラーチェンジ。
ファンデーションを塗ったスポンジを使って、黒や紫、青などの暗めのアイシャドウをのせていく。
同じスポンジを使うことで、ファンデーションの油分と混ざって肌に乗せやすくなる!
アイシャドウのカラーも、何色か混ぜることで色がくすんでよりそれっぽい仕上がりに。なければ1色でもOK。
縫い目を描く
肌色を変えた部分のフチをなぞるように、リキッドアイライナーで縫い目を描き込む。
失敗が怖い場合は、最初にペンシルアイライナーで薄く下書きするのがオススメ。
縫い目の幅や長さは多少ランダムに、ラインもゆがんでいる方がそれっぽい。
失敗した時は、クレンジングを少しつけた綿棒で丁寧に落とそう。
怖すぎないゾンビメイクが完成!
リアルすぎない、ポップなイメージのゾンビメイクが完成!
ハロウィンは可愛いワンピースにゾンビメイクで、おしゃれにキメるのもオススメ。
腕や脚にも同じメイクをすれば、クオリティの高いゾンビになれちゃう。
炭治郎風のあざメイク
リアルすぎない、アニメやイラスト風のあざメイク。
今回は「鬼滅の刃」竈門炭治郎風のあざで解説しよう。
フチを描く
まずはあざ部分のフチを描く。
あまりハッキリしすぎない方が自然なので、柔らかくぼかしやすいコスメを選ぼう。
今回はリップペンシルを使用。100均などで簡単に手に入るものでOK!
中を塗る
リップやクリームチークなどで、縁取った部分をポンポンと色付けしていく。
マットなものよりも、ちょっと艶感のあるものがオススメ。
今回は赤くしたかったのでリップを使ったが、青や紫のアザにしたい場合はクリームアイシャドウを使ってみよう。
色味をプラス
リップを塗ったあと、ブラウン系のアイシャドウを指に取ってポンポンと重ねていく。
単色で仕上げるより、色を重ねた方が肌なじみがよく、ナチュラルに仕上がる。
少しずつ重ねていって、ちょうどいい色合いを探そう!
フチをぼかす
最初に描いたフチのラインを、綿棒などで軽くぼかしてなじませる。
こするというより、ポンポンぼかしていくようにすると綺麗に仕上がるよ。
フチはハッキリさせたい!という人は、この工程は省略してOK。
フチを描く際にリキッドアイライナーなどを使うと、もっとくっきりするよ!
パウダーをオン
そのままではメイクが崩れやすく、ウィッグや衣装にも付着しやすいため、最後にフェイスパウダーを軽く乗せて完成。
普段使いのフェイスパウダーでも、ベビーパウダーでも大丈夫。
肌色が強いものだとメイクが薄れてしまうので注意!
アニメ風あざメイクが完成!
これで炭治郎コスプレも完璧!
形と色を変えれば、他のキャラクターのコスプレやハロウィンの仮装にも応用できる。
リアルな火傷メイク
ハロウィンの仮装で人気なのが、跡が残っている状態の火傷風メイク。
傷部分に凹凸があり、色もちょっと暗めでリアル。
専用のパテがなくても、ティッシュとつけまのりがあればOK!
ティッシュを貼る
2〜3cmサイズにちぎったティッシュを、アイプチやつけまのりで貼る。
ちょっとずつ重ねながら凹凸を作っていこう。
サイズや貼り重ねる部分がキレイすぎない方が、仕上がりはそれっぽく見えるのでテキトーでOK!
土台が完成
ティッシュ1枚で肌が透けているような薄い部分と、何枚か重ねて厚みのある部分が作れればOK。
ランダムな凹凸を意識しながら、ティッシュを貼っていこう。
赤リップを塗る
貼り付けたティッシュの上に赤リップを塗っていく。
マットなリップよりも、透け感のある液状の口紅やグロスがオススメ。
あまり色の薄いものだとリアルに見えないので、ちょっと暗めの色を選ぼう。
塗りこむのではなく、ポンポンと色を置いて染み込ませるイメージで。
アイシャドウを重ねる
ティッシュを貼ったフチやリップを塗った部分に、濃いブラウン系のアイシャドウをランダムに乗せていく。
全体的ではなく、ポイントごとに色を入れるとリアルな仕上がりに。
リアルな火傷メイクが完成!
ただれたような、リアルな火傷メイクが完成!
青や紫でメイクすれば、本格的なゾンビコスプレにも使える。
マスターすれば、コスプレの幅が広がること間違いなし!
自分でできる傷メイクにチャレンジしてみよう
今回はコスプレやハロウィン仮装で使える、5種類の傷メイクを紹介した。
最初から顔にメイクするのは難しいという人は、まずは腕や脚にやってみよう!
少し遠くから見てみて、傷やあざに見えたら大成功。
なりたいキャラクターやイメージに合わせて、色味や凹凸の加減を調整してみてね。
撮影やイベントが終わったら、しっかりクレンジングやリムーバーで落とすのも忘れずに。