コスプレイヤー向け宅コス盛れ自撮りテクニック！セルフで本格ウチ撮り

宅コスを極めたいけどなんだか上手くいかない。うちは部屋が狭いけど、どうやったら奥行きのある写真が撮れるの？　そんな悩みでウチ撮りが停滞している人に向けて、気合と根性で宅コス自撮りも極めてしまったレイヤーさんを直撃取材！　週に数回は家で撮影しているというUMさんに実例とポイントを教えてもらってきたよ。
COSPLAY MODE

コスプレウチ撮りって何を用意すればいいの？

セルフには三脚＋カメラ＋リモコンが基本！

ストロボ

基本的に撮影は帰宅後の夜なので、ストロボか代用のライトは必須！　普段はストロボ２〜３灯がメイン。

カメラ

一眼レフカメラとレンズは35mmと50mmの単焦点。手前ボケを使いたい＆部屋が広くないのでこの2つが便利。

リモコン

これは必須！　タイマー撮影だけで粘っても良いけれど、ただでさえ忙しいセルフ撮りなので道具で省ける手間は省こう。

三脚

またはスタンド。カメラやストロボをセットするのに必要な他、小道具類を立たせたり、くくりつけるのにも使えるよ。

どこで撮影するの？狭くても大丈夫？

Aどんない狭くても工夫次第でなんとかなります！
広くて綺麗な場所があれば最高だけど、なくたってやる気さえばなんとかなるのがコス撮。
6畳間の寝室兼自室の半分があれば、ご覧の通り。

敷布団など邪魔な物は全部壁に寄せて対応。普通のおうちだと全身入れて撮るのはちょっと難しいけれど、バストアップなら余裕でかっこいい写真が撮れるのはここで実証済み。
狭いも汚いも覆い隠す背景と、モデルを照らす光さえあれば撮影はできます！

Before

After

背景にオススメは黒フリース

背景をセットすれば和室が即黒スタジオに！

背景スペースにはざっくりふすま二枚分を使用。切り売りされていた黒フリース×２枚を愛用中とのこと黒バックに。フリースは軽いので壁にピンで留めやすいのも◎。

その他、ファーなど起毛素材系もオススメ。光を吸収する素材が垢抜けた写真が撮れる秘訣です。縦横それぞれ3mはあると床にも伸ばせて使いやすい。たっぷり使いたいなら横幅6mあると安心。ベーシックな黒や白はストックしておくと便利。

Before

After

意外と写真に映るのでバック布の目立つゴミやホコリは必ずコロコロで綺麗にしておこう。
綺麗にしておけば生地の切れ目などはほぼ見えなるので、気になるところだけ後から加工すればOK！

構図チェックは姿見を利用

細かい構図やピントは液晶で確認するけど、写ってるかどうか、だいたいの位置が大丈夫かは遠目から姿見でチェック。ポージングチェックと同時に液晶が見えるような配置で鏡を置いておこう。

ピント合わせはマネキンで

撮影時のピントはマニュアルに設定し、立ち位置にぬいぐるみやヘッドマネキンなど、実際の頭のサイズに近い物を置いてピントを合わせよう。
立ちポーズならスタンドに挿してセッティングを。

演出はアイデア＆スピード勝負

ウチ撮りでスモークマシン代わりに使うのは制汗スプレー。
スプレーしたり、セルフでシャッターを切りながらポーズを撮るにはとにかくスピードが重要。
サッとスプレーしてシャッターを切ったらすべて足元に投げ捨ててポージング！OKテイクまでこれを繰り返そう。

宅コスだからこそ小道具をグレードアップ！

背景布とキャラ本体だけで写真は撮れるけど、どうしてもワンパターンになってしまう…。
そんな時には造花や小道具をがっつり用意しよう。何かとお役立ちの100均アイテムはもちろん便利だけど、もし新たに造花を買うなら専門店の物がオススメ。
お値段は上がるけれど、写真の説得力がマシマシになるよ！　スタジオ代が浮くので、その分を小道具にお金をかけよう。

空間を小道具で埋めていくと宅コス感が払拭できます
大量の高品質造花なら抱えて良し、散らして良し、手前ボケに使って良し！

セルフで本格ウチ撮りの心得

自撮りには工夫と思い切りを！！

黒ホリでスモークを炊いてプロに撮ってもらったかのようなこの写真。
実際はUMさん自室で背景はフスマの上に黒フリース、自分の左後ろと右手前からストロボ、顔周りに制汗スプレーした後に一人でリモコン撮影をしたもの。
みんなもコスプレセルフウチ撮りにチャレンジしてみて！