アイドルライブステージ風コスプレ簡単撮影術

簡単ごまかしコスプレ写真、アイドルライブ感ステージ撮影術。黒バックだけでも、そこにステージがあって、観客がいるようなライブ“感”を出した写真を撮影したい！　クリップオンストロボやカラーセロファンなど身近にあるものを使って“それらしく”見せる撮影方法を考えてみました。
COSPLAY MODE

白傘で光を拡散、ハレーションを演出【簡単ごまかしコスプレ写真アイドルライブ感！撮影術】

強い光によって白くぼやけるハレーションは、ストロボ＆白のアンブレラで再現。被写体後方にストロボを置き、白アンブレラで光を拡散。顔が影らない位置を狙って撮影してみよう。このとき、撮影する画角の全体に光が回るよりかは、端を少し落としてみると雰囲気に近付けることができる。

Check!感度を上げてわざと荒れを

今回、全てISO感度を3200にして撮影した。肌がなめらかに映るキメキメの写真というよりは、動いているなかの一部を切り取って撮影しているという感じなので、わざと荒れを作ったり、わざとぶらしたり、わざと飛びを作ってもOK。

カラーセロファンを使いスポットを表現【簡単ごまかしコスプレ写真アイドルライブ感！撮影術】

画材屋や100円ショップで購入できるカラーセロファンをストロボに巻き付け、スポットからの光が当たっているような写真を撮影してみよう。

セロファンを巻いたものは被写体右側、色なし（白：通常のストロボ）は被写体の顔がフィルムの色で落ちすぎないように左側に置き、2灯使いで撮影。

こう撮ってます

被写体にどれだけ色がかかるかは、色付きと色なしの位置によって変わる。好みの具合で調節していこう。

長めのレンズで客席とのリアルな距離感を再現【簡単ごまかしコスプレ写真アイドルライブ感！撮影術】

ペンライトや手を入れて、そこにお客さんがいるかのようなリアルさをアップさせてみよう。距離感を出すために、長めのレンズを使用し、ペンライトや手はなるべくカメラに近付けて撮影。長いレンズの圧縮効果で被写体と手前のペンライトとが遠く見え、アイドルと客席とのリアルな距離感を再現できる。また、02と同じように青色のフィルムを巻いたものと、色なし（白：通常ストロボ）を被写体の左右に置き、バックもライブ感に近づけた。

今回は100円ショップのカラーセロファンを使用。1枚だと色味が出辛いので、4、5枚巻き付けるとGOOD！

カラーセロファン×スモークでドラマチックに【簡単ごまかしコスプレ写真アイドルライブ感！撮影術】

ライティングは、被写体の左側から緑色を、右側後方から青色を、下から煽る形で配置。更に、顔が当たる部分には色なし（白：通常ストロボ）を置いた3灯使いで行った。カラーセロファンの2色使いのままで撮影しても雰囲気が出るが、ここにスモークを被写体左側から、被写体の後方を通るようにたいて撮るとよりドラマチックな印象に仕上がる。

こう撮ってます

レンズを変えてライブ会場の規模感を表現【簡単ごまかしコスプレ写真アイドルライブ感！撮影術】

被写体は同じ大きさでレンズを変えて撮影すると距離の違いが出る。シーンによって上手くレンズを使い分けて撮影しても面白い。

短いレンズ×ライブハウス感

広角レンズで撮影すると、被写体との距離がグッと近くなり、被写体が大きく写る。ライブハウスのような小さい箱での距離感を演出したいときには、広角レンズで近くから撮影してみよう。

長いレンズ×ホール会場感

長めの望遠レンズで撮影すると、距離が出て、ホールのような大きめの会場を想定した写真を撮ることが可能。被写体のバックに機材などライブらしい小道具を入れると、よりリアルに見える。