コスプレ夜景撮影の方法！夜撮ストロボテクニック！

暗い中でも美しく！　夜間撮影は光のボリュームを読み取る。夜景を背景に素敵なコスプレ写真を残したい。そんな願望におお応えします。夜景撮影のコツは「光の量」。5つのトピックで解説していくよ！
COSPLAY MODE Sep.2019

【暗い場所でもISO感度を高めればフラッシュを使わなくてもOK】夜景ストロボ撮影テクニック

度が高ければ、同じ露出でも明るく写すことができる。薄明かりの中で、フラッシュを使わずに雰囲気を活かして撮影したいとき、感度を上げて撮ることで十分満足いく写真に仕上げることができるはず。また、光が足りないとシャッタースピードが遅くなり、手ぶれの心配がつきまとう。そんなときも感度を高めることで、手ぶれのリスクを回避できるのでオススメ。最近のカメラは高感度での画質の荒れも少ないのでドンドン使ってみよう。

ISO感度800

ISO感度1600【画像】

ISO感度3200【画像】

【ホワイトバランスで写真の雰囲気はガラリと変わる】夜景ストロボ撮影テクニック

「ホワイトバランス」とは、光の色を決める方向性のこと。見たままの自然な色に残したいなら「太陽光」にセット。やや赤味がかった写真になるはず。逆に青みを帯びさせたいときは、「電球」にすると、クールな仕上がりになる。

太陽光

マニュアルで「太陽光」にセットすれば、赤味が強調される写真に！

蛍光灯

写真に青みがかった雰囲気を出したいときは「蛍光灯」にセットして撮影してみて！

【背景と被写体の両方をキレイに撮りたい!そのときは「スローシンクロ」がおすすめ】夜景ストロボ撮影テクニック

「スローシンクロ」とは、長時間露光を目的としたスローシャッターと、フラッシュの組み合わせ。被写体はフラッシュで適正に写し、フラッシュが消えた後にもシャッターを開き続けることで背景も明るく写すことが可能。

フラッシュ

フラッシュのみだと、被写体はキレイに写るが、背景は真っ暗になってしまう。せっかくの夜景を活かしきれない…

長時間露光のみ

フラッシュを使わず、シャッタースピードを遅くすると、背景は写るが被写体が暗く沈んだままの状態

フラッシュ+長時間露光

適正露出でフラッシュを使って被写体を撮ることにプラスして、シャッタースピードを遅くする。これで両方を正しく写すことが可能。露光時間が長いので、被写体はブレないように止まっておくこと！

【フラッシュの光はどこまで届くの？　適正な距離を確認できる計算式とは!】夜景ストロボ撮影テクニック

フラッシュには光の強さを示す「ガイドナンバー」が設定されている。この数値によってフラッシュの光の届く距離も決まっている。やみくもにフラッシュを使わず、正しい距離感で使うと失敗はなくなるはずだ。

距離10m

ここまで離れてしまうとフラッシュの力はほとんど意味がなくなる

距離5m

適正距離をオーバーして被写体は暗い。感度を上げれば撮影可能だ

距離2m

適正の距離内であれば、全身にフラッシュの光が届いている！

フラッシュの光の届く距離を算出の仕方

(ISO感度は100の場合)

距離(m)=ガイドナンバー(GN)÷絞り(F値)

たとえば、ISO感度が100のときに、ガイドナンバーが12のフラッシュを使うとする。絞り値がF4ならば上の計算式の通り、3mの距離まで適正露出で撮影できる。ISO感度を高めれば、その分距離も伸びていくので、合わせて頭に入れておくと便利だ。

【超高感度(ISO)+フラッシュ撮影で固い光でクールな雰囲気に仕上げる！】夜景ストロボ撮影テクニック

キャラクターや作品のテイストによっては、高感度+フラッシュを使った硬い(強めの)光で撮影することもオススメ。背景と被写体のコントラストが非常に強く、クールな印象の1枚に仕上がるのだ。

シャッタースピード:1/125秒　F値:3.5 焦点距離:70mm ISO感度:25600