【真似するだけで再現できる撮影テク】女性キャラ向きのふんわり白ホリキュートバリエーション

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女性キャラらしいふんわりライティング

F2.8 SS1/200 ISO400 WB 5000


背景にストロボを当てて、反射光だけで撮影するパターン。背景が白飛びして、被写体はふわっと柔らかい光に包まれる。天井や床まで白い白ホリだからこそ反射光が綺麗に入る、おすすめのライティングだ。コツはストロボが被写体より後ろにあること。被写体の真横より前にあると直接光が当たってしまい、そこがきつい光になってしまうので、必ず後ろから背景に向けよう。 キャッチライトをしっかり入れたい場合は手前にレフ板やカポックを置いても良い。



全身撮影に最適、柔らかい立体感がオススメのライティング

F5 SS1/125 ISO800 WB5000


横の壁にアンブレラを2つ当てる。反射させた光を真横から受けることで、横に大きな窓があるかのような明るく柔らかい光になる。均等な光ながらも、陰影がきちんとつくため立体感のある仕上がりになる。ある程度動いても大丈夫なので、踊っているようなポーズや全身撮影にも最適なライティングだ。


1色を入れて優しげバリエーション

F2.8 SS1/250 ISO100 WB 5000


左右から均等にピンクのフィルターをつけたストロボを当てる。
強い影はつけたくないので、今回は大きめのアンブレラをつけているが、ソフトボックスでも可。
真ん中は大きめのソフトボックスを可能な限り正面から当てて肌の色をキレイな色に戻している。

真ん中のストロボがない場合はこれくらいのピンクになるように調整をする。全体が均等なピンクになることで、完成写真がキツくないピンクに染まる仕上がりになる。

アンブレラを少し上気味から当てる。アンブレラの少し後ろから、オレンジ系のフィルターを付けた小型のストロボをカメラへ向けて直射する。これにより、2つのストロボが一つの光のように見える。レンズに排水溝ネットをかけて差し込むような光の光芒を作った。現像段階で少し彩度を落とすと茶色っぽく仕上がる。


白ホリだからできる逆光ナチュラル

F2.8 SS1/200 ISO160 WB 5000


撮影位置がわかりにくいので、カメラマン(代理)の位置入りの解説図を撮影した。
被写体の斜め後ろから、ふんわりしたハイライトを入れるため大きめなアンブレラをつけたストロボを当てる。
手前からは強い影をつけたくないため、カメラマンの後ろを向けて天井バウンスさせることで全体光量を明るくする。


【まとめ】
笑顔が似合うタイプの女性キャラクターは、できるだけ柔らかい光で包み込み強い影をつけないようにする撮影がよく合います。ただ、均等な光だけだと立体感がなくボディラインや衣装の素材感を活かしきれないため、強い影はつけないようにしつつも、グラデーションの陰影はきちんと付けるようにするのが理想的。その柔らかい光を当てる方向でガラッとイメージが変わるため、どのような雰囲気で撮影したいかを考えて、それに合ったライティングを選択すると良いでしょう。

photo&text 涼子  
スタジオでのカメラマンサービスや宣材撮影、ストロボライティング講座などを行っている。Twitterでのライティングレシピツイートが人気。
model 下僕 

ご協力いただいた撮影スタジオ
【A STUDIO】
大きな白ホリと白部屋、水撮影もできる黒ホリ、広いメイクルーム兼スタジオブースなど、綺麗でとても使いやすいスタジオ。ブースごとの貸し切り予約で、6時間パックで23000円~という広い白黒ホリとしては信じられない超リーズナブルな価格設定。複数人での併せなどに大人気で筆者も常連のスタジオ。予約時に確認すれば駐車場も無料で使用できる。ブースの一角では机やテーブルがあり、飲食も可能なため、コスプレオフ会にも最適。問い合わせが気軽にLINEで行えるのもありがたい。


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