【コスプレ造型】布のペラペラ造型をボードに作り直して見栄え良くする
衣装を買ったけど、アクセサリーなどのパーツが布製…。これはちょっと恥ずかしい。やっぱりボード製の造型アイテムにしたい。一部パーツを替えるだけで、衣装だけでなく、コスプレ全体が引き立つってもの!今回は和鎧の肩の部分「大袖」を例にとって解説。造型初心者でも簡単に作れるパーツ。このパーツを変更するだけでも見栄えがグンとよくなるぞ。
text みお photo YOL
布の大袖がボード造型で見違えるほどの見栄えに!
布製のペラペラ造型がパーツが合皮とボードでこんなにも変化する!!作業時間は約90分。是非チャレンジしてみてほしい!クリックでビフォーアフターを確認してみて!
材料
■カッターマット ■COSボード(シールなし・シールありの2種類) ■合皮(黒・金色) ■G10Z ■G薄め液Z ■ひも ■平ゴム
大袖のデザイン部分を作る
キャラによっては大袖の上部分にデザインが付いているパターンも。パーツがある場合はそれから作っていこう。
01.ボードに型紙を写す
デザインに沿った型紙を作り、土台となるボードにうつす。シール付きのボードにも同じようにうつす。その後2枚のボードを切り出す。
02.2枚のボードを貼り合わせる
シール付きボードを土台のボードに貼り合わせる。
03.ボードにボンドを塗り、貼り合わせる
ボードの表面と側面に薄くボンドを塗る。 ※完全乾燥させて二度塗りする。
04.合皮にボードの縁取り
ボードを合皮の上に乗せ余白1〜5㎝を縁取る。
ボンド布を作る
合皮にもボンドを塗る。※完全乾燥二度塗り。この状態が「ボンド布」
05.ボードと合皮を貼る
ボードと合皮を貼りあわせ、側面を貼る。
06.カーブにあわせて切り込みを入れる
凹んでいるカーブ部分の合皮に切込みを入れていく。切り込み同士の間隔はボードの厚みほど。比較的細かくなるはず。
07.余った合皮を切り落とす
つまんで貼り合わせた合皮を直角に切り落とす。
デザインパーツの完成
大袖を作る
和鎧の段々になっている部分をボードで作ろう。立体感があると一見難しそうだが、いざやりはじめると簡単に作れるよ。
ボードを切り出してボンドを塗る
左右1㎝違いのボードを4枚用意する。
ボード4枚に、ボンドを塗る。 ※完全乾燥二度塗り。
ボンド布をボードに貼る<
ボンド布をボードの幅より1〜1.5㎝大きく切っておく。
完全乾燥したボードの表面と側面に黒い合皮を貼る。
全部貼り合わせたら、ボードからはみ出た合皮をハサミでカットしていく。
金のパーツも加え、全て裏側にして並べる
裏面にボンドを完全乾燥二度塗りしたらボンド布を全面に貼る。
ボードをそれぞれボンド布で固定する
ボードを重ね合わせ、印をつける。目立つよう金色のペンを使用。
重ねた中心部分にボンドを完全乾燥二度塗りする。
重ねた中心部分がズレないように注意しながらボンド布を貼りあわせる。
大袖に糸を通す
ペンで、紐を通す穴の印をつける。バランスに注意。
キリで穴をあける。大きめに開けておくと後で楽。
紐を通していく。裏側は点、表側が線になるように。
裏面の紐部分にボンドを完全乾燥二度塗りし、上からボンド布を貼る。裏面の紐を隠せるし、強度もUPさせることができる。
腕に固定するための平ゴムを付ける
平ゴムを二の腕のー5㎝の長さに切り、上から2枚目のボードの端を中心に合わせる。
ゴムの幅4〜5㎝幅にボンドを塗り、ゴムを貼る。
平ゴムの境目の保護とボードから剥がれるのを防ぐため、上からボンド布を貼る。
まとめ
作業時間:約90分
造型と聞くとハードルが高いようなイメージがあるが、大袖に関して言えばおもったより簡単に初心者でも作ることができる。布製よりも厚みや光沢感があり、よりリアルな仕上がりになった。エアブラシや、汚し塗装でさらに質感を出してもGOOD。既製品付属の小道具でもひと手間加えれば、一気に重厚感のある衣装に早変わり!合皮の種類を変えて好みの質感を出してもOK!