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スタイル抜群の超美麗自作系コスプレイヤーKipiさんは細やかなサイズ確認と作業で二次元体現

特集 ピックアップコスプレイヤー
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Kipiさんの自作衣装、ここがすごい！

Kipiさんのコスプレと言えば整った容姿はもちろんのこと、すでに触れた通り、自作の美しい衣装が大きな魅力の一つだ。衣装のシルエットにこだわり、着用した時「もっともキャラに近づける」ことに特化したKipi作品は、さながら錬金術で生まれたかのよう。 素材へのこだわりも深い。

たとえば『着せ恋』黒江雫の衣装なら、生地も「お嬢様学校の制服」という作中イメージを大切に厚みと張りのある高級感のある物を選ぶ。

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「本物らしく」作る一方で、撮影のための持ち運びを考えてシワになりにくい物を選ぶなど「コスプレ衣装」だからこその現実に即した工夫も見逃せないポイントだ。雫たん衣装の製作時には、作中での制作状況再現を楽しむため敢えて頭飾りを最後につくるところまで真似て、修羅場を楽しんだとか。
「着せ恋」作中の制作修羅場への共感についてはSNSなどでも幾度か触れられている。

こちらは自作するのが難しい水着がなんと2種…！

『2.5次元の誘惑』リリエル

『五等分の花嫁』中野二乃

さらにはチェックを入れて柄合わせも再現したこちらの水着も制作しており、布アイテムにKipiさんが作れない物はないのでは！？　と思わせる。

『五等分の花嫁』中野一花

もちろん、適材適所で規制品衣装を購入したり、市販品カスタムをする場合もある。

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こちらのビキニはベースに市販品の黒水着を使いつつ、アイロンプリントで自作Illustratorデータを切り抜いて貼り付けている。
何気なく羽織っているシャツも、柄をきっちり再現したいという理由で市販シャツを一旦解いて細身に修正した後、生地をマスキングした上からラッカースプレーで柄を塗装。縦に走るラインは表裏を一致させるべくミシンで叩いて再現している。

上記のチェック柄再現などもそうだが、二次元キャラクターを三次元で自分で再現するとどうしてもバランスが狂ってくるため、現実的には「完全再現」は不可能なもの。だが、その中でも絵を三次元化するためのポイントがあり、Kipiさんの衣装製作にはそういった工夫が随所にこめられている。

たとえば、衣装はシルエットの特徴はそのままに、ポイントになる要素とその位置のバランスを調整することで二次元に寄せている。具体的には、衣装の柄のサイズや位置をキャラの身長から逆算して決めたり、ウエスト位置を現実よりもグッと上げてほぼバストの下に寄せたりなど。

Kipiさんは身長自体は平均より低めの153cmなので、長身キャラの脚長感を再現するため、設定より高めヒールや底の厚い靴を選ぶこともあると言う。
自分に合わせて衣装をキャラに寄せることができるのは、型紙を１から自分で作り起こしているからこそ。型紙を起こしたら即裁断という人が多い中、Kipiさんはシーチング生地を使った仮制作もしっかり行なっているようだ。こうした細やかな確認と作業から美しい衣装シルエットが生まれている。

シルエットと言えば、女性らしいキャラのボディラインを作る場合。Kipiさん自前の美バストでも間に合わない二次元爆乳キャラをする際にはボディパーツを活用することもある。

おっぱいNEOやヒップパットを使用することで二次元ならではの大胆なくびれや凹凸をシルエットで再現している。

『この素晴らしい世界に祝福を！』ウィズ

イラストでは体型が大きくデフォルメされることが多い。手足の長さのギャップ、絵では収まり切るはずの装飾や柄が現実の等身では入り切らないなどは自作レイヤーならば一度は経験済みの「コスプレあるある」。それに対応したアイディアが詰め込まれているのがKipiさんの衣装なのだ。

こういった「質感、シルエットからキャラに寄せていく」方法は自作レイヤーならではの楽しさであり、また特権。作中に登場する設定を再現していく楽しさが伝わってくる。

こちらは『2.5次元の誘惑』ミクラノミタマ準備の楽屋裏エピソード。これだけの工夫が込められているというのを見るだけでも「コスプレっていいな」という高揚感を味わせてくれる。

ちなみに小物制作もかなり丁寧にされているぞ。たとえばこちらの制服衣装での学生カバンだが…

なんと、装着しているアイテムも丁寧にKipiさんが作られた物…！アクセサリーや小物細部まで気を抜かない、作品再現にかける愛を感じるカットである。

Kipiさんとインスタグラム

ツイッターをメインに活動しているKipiさんだが、2019年からインスタグラムのアカウント @kipi_cos もスタートしている。こちらは活動アルバムをイメージされているそう。
日常やちょっとした感想に流れることなく、写真のみ、あるいはシンプルなタグや簡潔な説明でKipiさんのたくさんのコスプレ写真を一気に見ることができる。

ポートレート撮影のカットも多めに掲載されているので、何気ない瞬間のKipiさんを見たい人は必見だ。


日々のつぶやきであるツイッターとはまた違ったアプローチで写真があげられているので、Kipiさんファンなら必ずチェックしておきたいところだ。

Kipiさんをもっと応援したい人のための、待望のファンクラブ設立！

Kipiさんのファンクラブも2022年７月からついに始動！　もっと以前よりあっておかしくなかったのではとつい思ってしまうが、これだけのインフルエンサーが今年になってやっとファンクラブ設立というところも彼女らしく、マイペースな感じが微笑ましい。
Fantia「きぴてぃあ」
ファンクラブは無料の「FREE」、限定コンテンツが見られる「SUKIPI」、全力で応援したい人のための「KIPINUMA」の３プランで構成されている。自作レイヤーは思う以上に制作費がかかるものなので、Kipiさんの制作、活動を楽しみにしている人は思い切って沼プランに飛び込むのも良いだろう。
ちなみに「SUKIPI Plan」以上の有料会員登録して諸条件を達成していると、ナンバー入りのぴかぴか美麗ファンクラブカードが貰えるぞ！


KipiさんのSNSやオン・オフ活動一覧

Kipiさんの活動メディアは以下の通り。前述の通り、ツイッターでの活動がもっとも多いので、彼女の情報収集ならやはりツイッターのフォローが最重要になりそうだ。
とはいえ、インスタ、ファンティアならではの切り口、情報もあるのでどれも見逃さずにおきたい。
Twitter
Instagram
Fantia
以上、スタイル抜群の超美麗自作系コスプレイヤー・Kipiさんの情報に迫ってみた。これからも新しい作品がどんどん更新されていくので、今後の活動をぜひチェックしていきたい。


最後にプロフィールを簡単にまとめておこう。
誕生日：8/4
身長：153cm
血液型：O型
出身：兵庫県
趣味：衣装制作、コスプレ、ゲーム、イラスト、音ゲー、料理。

kipiさんにインスタントインタビュー

最後にkipiさんのコスプレ一問一答をお届けする。
Q1.コスプレや普段使いでよく使うコスメ用品を教えて下さい
Dolly Wink：益若つばささんの安定つけまつげ
ETUDE：かわいいプチプラ！アイシャドウパレットもファンデーションも優秀
ALBION：ナチュラルに肌が綺麗に見えるので、日常やポトレにおすすめファンデーション＊
DIOR：当日まで唇カサカサでもマキシマイザーがあればなんとかなる！


Q2.最初にやったコスプレについてエピソードやコスプレした感想は？
関東での初めてのコスプレは、TFTで【これが私のご主人様』倉内安奈でした。
TFTイベントの前の週に秋葉原で開催されていたコスプレイベントにカメラを持って遊びにいったら、カメラマンさんに声をかけられて、来週大きなイベントがあって、衣装貸してあげるからやってみたら？と…（笑）。当日、国際展示場駅からTFTに辿りつけなくて、1時間くらい迷子になった思い出…笑笑。

それまでに、関西の小さなイベントやオンリーで自作コスプレをしたり、友人に衣装を作ったりしていたことはあるのですが、初めて見る既製品の衣装は、すごくしっかりした作りで、着やすいように手袋とフリルが分かれていたり、裾にメローがかかっていたり、洋服のことはわからなかったけど「すごい衣装だ…」とわくわくしました。
たくさんのレイヤーさんやカメラマンさんに優しくしていただき、初めてのTFT参加はすごく楽しかったです(*´`*)！


Q3.コスプレにはまったきっかけを改めて教えて下さい　
わたしのコスプレ楽しいは、ずっと昔から二次元のものを三次元にする達成感でした(*´`*)✨
「どうなってんねん！このデザイン～～」と集めたイラストみて文句言いながらも、イメージ通りに作れちゃうことがあるので、また楽しくてやっちゃうんですよね（笑）。
最近は写真レタッチも手を出したらハマってしまいそうで（奥深そうです…）、被写体の活動が落ち着いて、たっぷり時間ができたら勉強を始めたいなと思っています＊


Q4.コスプレに対してこれだけは譲れないというこだわり、見てほしいところがあれば教えて下さい
特にないのですが、自作衣装のときは作品の世界観に合う素材選び、質量、ディテールに気をつけているので、個性があると思います。縫い線はおおざっぱな性格が出ているので、あまり拡大しないでほしいです…（笑）。


Q5.今までコスプレしてきた中で一番印象に残っている撮影は？
真冬の滝前撮影で水に浸かったら冷たい、じゃなくて痛かったです。レイヤーさんは無茶することがあるので、体は大事にしてください。。（）


Q6.コスプレイヤーとしてのこれからの展望を教えて下さい　
ありがたいことにファンクラブを初めてたくさんの方にご支援いただき、制作できる衣装の幅が広がりました。いつか衣装関係のお仕事をいただけるようになれるような技術を身に着ける！アトリエを持つ！ことが当分の目標です。
わたしのファンは、普段はコスプレに接点のない方が多い気がするので、撮影会モデルや、お洋服デザイン、サークル参加など、今までしてこなかったことにも今後は挑戦して、コスプレの楽しみ方がたくさんあることを自分のできる範囲でお伝えしていけたらいいなと思っています。


Q7.コスプレをこれから始める方に一言お願いいたします！
買い物はまずダイソーにいくと色々揃って節約になりますよ！　いまの恵まれた環境は、コスプレを楽しんで活動してきた先輩方のお陰です。（昔はカラコン1枚5000円したし、ウィッグも10色くらいだったし、武器つくるために削った発泡スチロールは静電気で大変なことになったり、大変だったんだからな…！笑）
コスプレが世の中にどう馴染んでいくのがわかりませんが、これからコスプレを始める人達が今後のコスプレ界をつくるのは間違いありません。趣味共通ですが、人に迷惑をかけない、危険なことはしない！は絶対です！
たくさん貴方のコスプレを楽しんでください(*´ω`*)

text 大村斉子

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