スマホ・写ルンです・ミーラーレス・本格一眼【カメラ】コスプレ写真を撮りくらべ
良い写真が撮りたいなら立派な機材を抱えて高解像度の一眼レフが必要?実はそんなことはない。必要な場所で欲しいイメージに適した道具があればOK!今回は同じシチュエーションでも違うカメラならどう変わるのかを見ていこう。
COSPLAY MODE May.2020
コスプレ写真をスマートフォンで撮る
スマートフォンは瞬間を切り取る天才
iPhoneに代表されるスマホカメラは非常に高性能な撮影道具。最新機種なら背景ボケなども使え、実はほとんどのシチュエーションに対応可能。手に馴染み、気が向いた瞬間にシャッターが切れるの
も魅力。難点は、薄暗くなると極端に画質が落ちてしまう、ライティングを組めないため環境光に左右されてしまうことくらい。高機能スマホカメラがあるならばコンデジは特に必要ないと言える。自然な環境でナチュラルな写真が撮りたい人に必要十分、オススメの万人向け撮影機材。
iPhone11proで撮影。
カメラアプリ「Ulike」で撮影。
暗所が苦手な欠点もアプリを通せば対応可能!アプリで画角も変わるので、いろいろな表情が楽しめる。
コスプレ写真をフィルムカメラで撮る
フィルムカメラはアナログ粒子感がピカイチのエモさ
昼でも夜でもバチバチにエモい雰囲気を切り取りたいなら「写ルンです」などのインスタントアナログカメラもオススメ。程よくアラが飛ぶので何もしなくても盛りやすい&現像に出すとプリントだけでなくデータも貰えるのでSNSアップも簡単。ただし、仕上がりがその場で確認できないので現場で完成度を詰めたい人、階調豊かな写真が欲しい人、枚数撮りたい人には不向き。
使い捨てカメラ「写ルンです」で撮影。
スマートフォンでの撮影写真と同条件でもアナログカメラだと光量不足になるので、フラッシュをオンにして撮影。ファッションフォト風のエモみが出る。
暗所でのノーフラッシュ撮影は苦手で、ザラザラのぼけぼけになってしまう。
インスタントカメラ「チェキ」で撮影。
同じフィルムに現像するカメラでも、チェキならその場で確認OK。上段はフラッシュあり、下段はなしで撮影。写ルンですよりは暗所でもイケるが、彩度は消し飛んでしまった。
こんなこともできる!
スマホ ✕ チェキ
チェキ最新機種(instaxmini LiPlay)なら本体でもデータ撮影できる他、スマホアプリで撮ったデータをチェキに転送・チェキ加工・印刷が可能。スマホ撮影とアナログデータの楽しさをイイトコドリ。
ミラーレス一眼カメラで撮影
コンパクトで軽量なのに本格撮影を楽しむ
自然光が心もとない場所で撮りたい、レンズ交換で画角変化を操りたいなら、一歩進んで軽量・高画質のミラーレス一眼レフ。左ページ機材に比べて暗所でも対応が可能&解像度が高いため、物をきちんと見せたい、緻密な画作りがしたいならこちらが向いている。難点は持っていない場合の初期投資費用と、液晶を多用するため電池の減りが早い点くらい。
ミラーレス一眼カメラで撮影。
iPhone11proでの撮影と同条件で撮った写真。細部まで飛ばず潰れず見えている。
ミラーレスにも外付けストロボが付けられる
機種によってはストロボを接続するホットシューがある。装着するとかなり頭でっかちでバランスが悪いが、一眼レフと同様のライティングも組めるので、購入時にはそのあたりもチェックしておきたいところ。
フラッシュを直に当てる
ルンですやチェキ的なコントラストの強い写真になりつつ、メイクや衣装の質感の飛ばない解像度をキープできる。
フラッシュをバウンスさせる
天井に向けてバウンス撮影をした写真。光量が足りない場所でも柔らかく明るい写真になる。
一眼レフカメラで撮影
詳細なディテールで圧倒的解像度を求めるならコレ
さらなる解像度と作り込み、AF・シャッタースピードの優秀さなどを求めるなら、一眼レフ。スポーツやライブなどの動体撮影が得意で、超高解像度かつ複雑なライティングにもほぼ対応可能。ファインダーで構図を決めるという点も含めてこちらの方が馴染む方も多いかも。逆に言えば上記以外で、重くて高価な一眼レフを選ぶ理由はあまりないかも。仕事と完全な趣味の領域と言えるのかも。
一眼レフカメラで撮影。
メイクの艶、ウィッグの毛流れ、衣装のディテールなどをあますことなく見せたいなら、バリバリのライティング✕一眼レフは鉄板だ。
まとめ
コスプレ写真においてやりたいことをまず決める。いま瞬間を撮っておきたいのか、背景や光を作り込んで撮りたいのか。昨今ではミラーレス機材も充実してきているが、それでもメーカーサポートが圧倒的に厚いのは一眼レフ。COSPLAY MODEとしてはフィルムカメラのエモさは、キャラにもよるがコスプレ表現に合っていると思う。