人気ステージ【男子アイドル】キャラコスプレのブーツを1000円の長靴で作っちゃおう

男子ステージアイドルのコスプレ衣装にブーツはつきもの。
グループで全部を揃えると大変な数とお値段に…。
それなら激安長靴の改造とパーツアレンジであれこれ節約してみよう。
人呼んで、長靴ブーツ(コスプレ)。
ファンタジー系のキャラコスプレにも使えるよ。
COSPLAY MODE Jul.2020
ステージアイドルキャラコスプレに使える
長靴ブーツを作るために必要な物は?
長靴
改造するベースとなるシンプルな長靴。
安靴屋さんやホームセンターで1000円程度で購入可能。
後から色を変えたい場合は素材もチェック!
ポンチ&ハトメ
編み上げにするための靴紐を通すハトメとポンチ・ハンマー・台。
ハトメとポンチのサイズは靴紐を通すなら7mm目安。
耐久性などを求めなければ100均で揃う。
ハトメには片面ハトメと両面ハトメがある。
今回は片面だが、素肌が直接触れるような場所には両面がオススメ。
ステージアイドルキャラコスプレに使える
長靴ブーツを作って見よう
長靴を丁寧にカットしていく
完成図をイメージしながらブーツのベロ部分の太さを決める。
編み上げると筒自体は自然と細くなるので、ここでは筒部分については
気にせずにベロの太さだけ見ておく。
切り込みの行き止まり位置を適当に決める。
決めたらまち針などを刺しておくのも良い。
なお、印付けに油性ペンを使うとゴムに染みてとれなくなる。
水性ペンを使おう。
決めたラインにハサミを入れていく。
小刻みに切ると逆に線がブレてヨレヨレになるので、
できるだけ真っ直ぐ、ゆっくり迷いなくカットするのが◎
カットできた状態。
ベロの長さや形にデザインがある場合はそれに合わせて調整しよう。
一度脚を入れてみてサイズやイメージに問題がないか確認しておく。
長靴ブーツに穴を開けていく
紐穴を開けたい位置を決めていく。
穴を抜くのでここは油性ペンで印付けしてもOK。
間隔を詰めすぎると、穴あけ作業が大変なので、紐穴の間隔に余裕をもっておこう。
ポンチで穴を開ける。
ポンチの穴とハトメのサイズは同じミリ数であることを確認。
音と衝撃のある工程なので、時間・場所を選んで作業すること。
開けたい位置にポンチをセットし、上からハンマーで叩いて穴を開ける。
うまく開かない場合、痕をなぞるようにカッターで抜こう。
歪んでいるとハトメが抜け落ちるので注意。
ブーツの色を変えたい時は
色ブーツを作りたい場合は「染めQエアゾール」などを使って塗装しよう。ただしお値段が1本2000円前後するため、製作予算と市販ブーツの値段を比べ、検討することも必要だ。
▲マスキングで裏底部分だけ色を変更することも。事前に素材と染料の相性を確認してから作業しよう。
長靴ブーツにハトメを打っていく
ハトメ金具をセットする。
金具の円が穴にちょうどフィットするはずなので、しっかり奥までセットする。
ここで穴が大きすぎるとハトメを留めても落ちるので注意しよう。
ズレないよう注意しながら、ハトメパンチで圧を加える。
女性の場合はハンドルに全体重をかけて、
ハトメがカチッと開く感触がするまで押すようにしよう。
プッシュ前と後のハトメの裏側。
しっかり圧がかかると金が割れて綺麗にがり固定する。
圧が足りないと抜けやすいのはもちろん、
金具のエッジで衣装や肌が傷つくので要注意だ。
手打ちでこれだけやるのは正直大変なので、手を守るためにも、
ロングブーツを作る時には作業は小分けにするのがオススメ。
穴にお好みのブーツ用靴紐を通したら完成だ。
完成!無骨な寸胴長靴が
スタイリッシュな編み上げブーツに
ずんぐりとした長靴が立派なブーツに見えるようになった。
ハトメ金具、靴紐の色を変えればまた違った印象に仕上がる。
靴の鼻面は長め・太めのままに胴部分が締められ細くなったことで、
二次元デザインによくある、いかにも「イラストに出てくるブーツ」っぽい
シルエットになるのもポイントだ。
さらに!大胆にデザインアレンジ
ミドル丈での折返しや、中途半端な丈のブーツを探すのはなかなか難しいが、
切りっぱなしでOKのゴム長靴であれば、気軽にカットしたり、折り曲げたりすることができる。
布を足して切り替えがあるように見せるのもアリ。
ベロ部分は素材的にハネが強いため、曲げたままにしたい場合は針金を仕込んだりしてみて。
長靴ブーツは持ち運びが大変という人には
ブーツカバーを靴にしよう
いくら手頃な長靴でも、増えていくと置く場所がないという方には、
パーツを足したり引いたりして、一足で何役も兼ねさせるのがオススメ。
弱めの両面や、マグネットをうまく使って固定しよう。
ブーツ自体をもう持ち運びたくない、置きたくないという人には
ブーツカバーでブーツ代用がオススメ。
ストレッチ合皮タイプなら脚にフィットして衣装用ブーツとして成立しちゃうのだ。
スニーカーの上からブーツカバー
スニーカーと緩衝材を詰めた状態のブーツカバーに、右のアレンジアイテムを貼り付けた。
撮影用ならこれで全く問題ない。
カバーの素材によっては両面テープを貼り付けると黄変することがある。
目立たない部分で試してから本使用しよう。
ブーツカバーにジッパーや編上げを装着
サイドジッパー、センタージッパー、色のジッパー…、
ちょっとずつ違うデザインならその色のジッパーを上から貼れば良し!
ファスナーの上下を折り込んで、あとはそのまま貼り付ければ◎。
縫い代幅が気に入らない場合は縫いたたんでおくなどしよう。
長さが欲しい場合、100均の環状ファスナーを切って使うのがオススメ。
編み上げはその部分のみをパーツとして作っておく。
靴底が傷んだブーツなども編み上げ部分だけカットしてパーツにしておけば、また再活用できちゃう。