【コスプレウィッグ】秘伝公開!UM式ウィッグセットのやり方 前髪・根元・襟足・チョロ毛・分け目
リアルな髪型ほど難しいウィッグセット。髪の根元や襟足、生え際の立ち上げなどちゃんと手間かけて加工していけば、ふんわりナチュラルな髪型がウィックでも再現できる。ベテランコスプレイヤーUMが教える秘伝のウィッグセット方法(UM式)を公開! COSPLAY MODE May.2018
【ウィッグセットのやり方(UM式)】
根元立ち上げ
UM式でほぼすべてのウィッグに、まず行なうのがこちら。ウィッグ独特ののっぺり感を消して、ボリュームと毛流れを作ることで一目で「自然で綺麗」と感じさせる形を作る作業だ。ドライヤーの温風、冷風、スプレーだけでできるよ。
▲新品状態のウィッグ。このままかぶるとペッタンコに…。
▲スタンダードな放射状のつむじを根元から自然に起こしていく。
▲起こしたい部分を持ち上げ強めに引き上げ熱を加える。毛流れと逆向きに温風をかけるイメージ。
▲ざっくり起こした状態。やりすぎたな〜くらいの起こし具合でかぶった時にちょうど良くなる。
▲ざっくり形がついたら起こした状態のまま根元にハードスプレーをかける。
▲セットを固定するため温風で乾燥、冷風で固定させる。
▲右半分だけ根元を起こした状態。陰影と立体感が出たのがわかる。
完成
▲根元を立ち上げることで頭のハチが大きく見え、相対的に顔が小さく見えるようになるぞ。
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【ウィッグセットのやり方(UM式)】
分け目
▲普通に前髪を分けるとこのようにウィッグの地がチラ見えしてしまう。
▲そこで、一番上の髪のラインを下とは違う層としてセットする。分けたい位置より広めに毛を拾う。
▲層にしておくため、バラけないようスプレーして固めておく。
▲下の層の分け目位置よりズラして広く取った髪を重ねることで地肌が隠れた。
▲M字前髪の場合も同じテクニックを使うことで分け目のスカスカ感を消せる他、毛の重なる位置が下がるため小顔効果も発揮する。
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【ウィッグセットのやり方(UM式)】
襟足
少しカットしてなじませるだけで洗練度が上がるのがココ!ロングでもショートでも同様だ。
▲普通にかぶると耳後ろから襟足までが空白状態になる。
▲耳から後ろの毛の厚みの一番下になる部分を首に馴染む長さに切る。
▲そのままだと浮くので、首に馴染むよう軽くカール。良い位置に貼って固定すると◎。
細見え!
▲ウィッグと肌の馴染みが生まれ自然に見える他、首の空白部分が埋まったことで細見え効果も期待できる。
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【ウィッグセットのやり方(UM式)】
チョロ毛
前髪やサイドの毛がニョロっとあるデザインでのこなれ感は毛束留めで出そう!
▲真ん中にニョロっと毛束がくるデザインを忠実に再現すると…ちょっとだらしない印象。
▲そんな時は毛束の流れを再現しつつ、毛先をアイプチや糊で留めればスッキリするぞ!
▲サイドがモミアゲ丸出しの髪型のときにも、モミアゲ位置自体を内側にして顔を狭く見せるより…。
小顔効果!
▲細い毛束を余白に入れることで情報量を埋め、小顔に錯覚させる方がスマートで自然だ。
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【ウィッグセットのやり方(UM式)】
前髪センター立ち上げ
意外と多い立ち上げ前髪。パーツ作りは少し面倒だが、そこさえ終わればドライヤーとコテで簡単にセットできる!なお、乾燥時間がかかるのでいつもより一日早めに作業を始めよう。
▲全体をカットし根元を立てた状態のウィッグ。前髪は普通のワンレン状態。まずはカットした髪から前髪パーツを作ろう。
▲薄めの毛束を必要数作り、根元になる部分を木工用ボンド(速乾用がオススメ)でまとめる。クッキングペーパーの上で作業すると楽ちん。
▲毛束をボンドを引いた上に生え際状に並べる。この時生え際の毛流れを意識し、少しだけ扇状にしておく。
▲乾燥したら剥がし、はみ出た余分な毛をカット。生え際っぽいラインに整える。きちんとくっついているか裏側もチェック。
▲生え際を貼るため、ウィッグの前髪を後ろに流すようにしてドライヤーで毛流れを作り、くしで整える。
▲生え際と、生え際パーツに木工用ボンドをつける。なお、木工用ボンドならメンテの際に湿らせれば着脱&再接着が可能。Gボンドや他の糊だと粉を吹く場合があるので注意。
▲立ち上げたウィッグの生え際の毛の流れとパーツの形を合わせ、ドライヤーでしっかり乾かし接着する。
▲付けた時に両端と地のウィッグの毛の向きが違いすぎると不自然になるので注意。狭め、広め、富士額などイメージに合わせて生え際の置き方を調整しよう。
▲固定できたらウィッグの前髪部分とパーツの毛を馴染ませる。地の毛をかぶせるようにして一体感を出そう。
▲前髪の流れに合わせ、全体の毛流れを整える。今回はボリュームが欲しくなったのでさらに根元を立たてしっかり真ん中分けにした。
▲全体のセットが完了したらパーツ前髪と地の前髪を合わせてしっかり癖をつけ、馴染ませる。セット完了後、スプレーして完成。
完成
▲表面や毛先部分はスプレーしてから熱をかけると潰れてぺったりしがちなので、ふわっとした毛の自然さを大切にしたいならスプレーはセット後にしよう。