【男装メイク】面長さん必見!なりたい顔で選ぶタイプ別コスプレメイクを解説
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ポイントを抑えて、自分に似合う男装メイクを! 面長さんにぴったりな【少年風男装メイク】と【学生風男装メイク】のやり方を徹底解説。
写真:大関敦、協力:クラッセ
コスプレ男装メイク〜面長さん編〜
コスプレ文化が浸透し、女性が男性キャラクターのコスプレをする「男装コスプレイヤー」も多く見られるようになった昨今。
性別にとらわれず、自分の好きなキャラクターのコスプレがしたい!という人も多いはず。
でも「男装メイクってどうすればいいの?」「自分に似合う男装メイクがわからない」という声も。
そんな方のために、今回は面長さんに似合う男装メイクのやり方を徹底解説! 7〜15歳くらいのキャラクターをイメージした少年風メイクと、16〜20歳くらいのキャラクターをイメージした学生風メイクの2タイプに分けて、パーツごとにメイクのしかたとポイントをご紹介する。
面長さん向け【少年風男装メイク】のやり方
Model:美鞠
大人っぽい顔立ちの面長さんは、基本的に男装向き。ただし、少年キャラのコスプレメイクをする際には工夫が必要だ。
可愛らしく、幼い印象にするためのメイクのポイントはこの3つ!
少年風男装メイクのポイント
・全体的に丸みが出るように曲線意識
・血色を出すために赤みをプラス
・影をいれずに艶感を出す
印象を変えたい!と思って、メイクを濃くするのは絶対にNG。なるべく薄く、ナチュラルに。
今回は、ベースメイクが終わったところから、パーツごとに解説していく。ベースメイクは普段のコスプレメイク通りでも、キャラに合わせて調整しても、どちらでもOK。カラコンを入れるなら、大きめサイズのものを使うのがおすすめだ。
【アイメイク】幼く見えるポイントは“赤み”
1.上まぶたにアイシャドウを入れる
目元に透明感を出すピンクブラウンを【A】のアイホール全体に、ブラウンを【B】の目のキワに細く入れる。
濃いシャドウを使うと大人っぽく見えてしまうので、明るめのブラウンを使用するのがおすすめ。
それでも濃く見えてしまう場合は、オレンジ系にすると幼い雰囲気が出る。パール感のあるものでもOK!
2.下まぶたに涙袋を描く
パールピンク系の涙袋ペンシルで涙袋を描く。ピンクブラウンを【A】の目尻1/3に入れ、涙袋下【B】に茶色で細くラインを描く。
涙袋はがっつり入れると不自然になってしまうので、あくまでもふんわり入れるのがコツ。色が白すぎると浮いてしまうので、ピンクめのカラーだと自然に仕上がる。赤みを入れることで、幼い印象の目元に!
目尻のシャドウは、ぼかして少し広めに入れよう。
涙袋下のラインは、太く描くとクマのように見えてしまうので必ず細く描くこと! アイシャドウで描くのが難しい場合は、アイブロウペンシルでも代用できる。はっきりとラインを入れてしまうと不自然になったり、女の子っぽい顔になってしまう。
3.上まぶたにアイラインを引く
茶色のリキッドアイライナーで細くラインを引く。目を丸く見せるため、目尻側の終わりは下げて描くのがコツ。
茶色のアイライナーは、自然に目元の印象を強くすることができるため、男装メイクにぴったりなアイテム。黒を使うと強い印象になってしまうので、幼く見せたいときはブラウンがマストだ。
上まぶたのアイラインは、黒目の上をちょっとだけ太くすると、目の丸みを強調できる。アイライン自体を太くしすぎると大人っぽくなってしまうので、あくまでも“細く薄く”がポイント。
今回は切長の目を丸く見せるためアイラインを引いているので、もともと丸い目の人はアイラインなしでもOK!
4.下まぶたにアイラインを引く
赤みの入った茶系のペンシルアイライナーで、目尻側1/3にラインを引く。
目の下のアイラインにも赤みを入れることで、顔の印象がより幼くなるテクニック。さらに、このラインを目尻から少し下げると、キュートな垂れ目に見せることができる。
ここも濃く描きすぎると強い顔になってしまうので、ちょっと影を入れる程度でOK。とはいえ、どのくらいの濃さかわからない!という場合は、まつ毛の隙間を埋めることをイメージしよう。
5.目尻につけまつげをつける
つけまつげの毛足が短い部分だけをカットして、目尻部分へ下げ気味に貼る。
もとの目がツリ目気味の場合は、目尻を下げるためにつけまつげを使おう。目尻から少しはみ出すようにつけると、より垂れ目に見える。目尻側に少し長さを出したい場合は、目尻用のつけまつげを使用するか、普通のつけまつげを自分でカットして使用するのがおすすめ。
もともとの目の印象を生かせる場合は、つけまつげなしでも大丈夫。この場合は、軽くマスカラを塗っておこう。塗りすぎると女子っぽくみえてしまうため、自分の目を見ながら調整することが大事!
6.下まつげにマスカラを塗る
下まつげにマスカラを軽く塗る。
地のまつげが濃い場合、ボリュームタイプのマスカラはNG。
まつ毛が濃すぎると大人っぽく見えてしまったり、女性的な顔立ちに見えてしまうので、ボリュームタイプよりロングタイプのマスカラがおすすめだ。上まつげとバランスを見ながら塗っていこう。
【眉毛】パウダーで太く短く、ふんわりと
アイブロウパウダーで、やや太め、短めに描く。
コスプレするキャラクターによるが、眉毛はやや太く、短めに描くと幼く見える。眉山はかっちり作らず、ゆるやかなカーブをつけて、眉尻が自然に下がるようにしよう。
ペンシルでしっかり描くよりも、パウダーでぼかしてあげると子どもっぽい柔らかい印象になる。
【ハイライト】少年らしい丸みを演出
【A】の位置に大きめに丸く入れ、そのまま鼻筋中央に引き下ろす。【B】の位置にも軽くハイライトを入れる。
男装メイクには必須のシェーディングだが、少年風メイクなら入れなくてもOK。おでこと頬骨にはハイライトをいれて、ふっくらとした印象に。
子どもの顔は、全体にあまり陰影がないのも特徴。ハイライトは強く入れすぎないように注意しよう。
【チーク・リップ】“ナチュラル”がポイント
男装メイクではチークやリップをしないという人も多いが、少年風に仕上げるならどちらも必須!
【A】の目尻周りに、オレンジベージュのチークを入れる。
ピンクのチークを使うと女性らしくなってしまうため、オレンジ系のナチュラルな色のものを使うのがおすすめだ。
顔の丸みをプラスするため、やや広めの範囲にチークを入れてもOK。濃くなりすぎないように、柔らかいブラシでふんわりといれよう。
ベージュ系のリップを軽く塗る。
リップには色味とツヤを足すのがおすすめ。濃い色を入れずに、肌なじみのよいベージュなど、薄めの色にしよう。リップの輪郭は自然にぼかしてあげると、より肌になじんでくれる。
【テーピング】眉毛を上げて子どもっぽく
眉の上を指で押し上げ、テープを貼って引き上げる。
男装メイクでは目元や輪郭を引き上げるために使用するテーピングだが、今回は目を大きく開き、眉の位置を上げるため、おでこにテーピングを施している。
この時、眉毛が引っ張られすぎて吊ってしまわないように注意。眉毛に角度がつくと、大人っぽい印象になってしまう。
面長さん向け【学生風男装メイク】のやり方
Model:美鞠
女性に人気のアニメ・ゲームに多い、男子学生のキャラクター。少年よりはシャープだけど、若々しい印象の学生風男装メイクは面長さんの得意分野。
もとの顔立ちを活かしながら、以下の4つのポイントに気をつけると、さらにクールな仕上がりに。
学生風男装メイクのポイント
・顔はすっきり面長に
・全体的にまっすぐ直線イメージ
・陰影をつけて凹凸を強調させる
・赤みを消し、色素を薄くする
大人になるにつれて彫りが深くなったり、全体的に直線っぽくなるのが男性の特徴。丸みを消して、少年風メイクよりも濃いめの色を使ってメイクしていこう。
こちらもベースメイクが終わったところから、パーツごとに解説。コスプレをする場合、ベースは普段よりしっかりめに作るのがおすすめだ。カラコンを入れるなら、少し小さめでフチのないものを使用すると大人っぽい印象に。
【アイメイク】切れ長の目を作る
1.上まぶたにアイシャドウを入れる
【A】にレッドブラウンのシャドウを薄く乗せ、ダークブラウンのシャドウを目のキワ【B】へ細く重ねる。
目頭1/3にはアイシャドウを塗らず、目を外側へ離すイメージで。目の横幅をのばすことで切れ長に見え、クールな印象になる。大人っぽい印象を作るには、縦幅よりも横幅を意識しよう。
また、少し濃いブラウンのアイシャドウを使用することで、さらに見た目年齢がアップする。なりたい雰囲気やキャラクターによって使い分けよう!
2.下まぶたにアイシャドウを入れる
黒目下から目頭側の【A】へパールホワイトなどでハイライトを入れ、黒目下から目尻側の【B】へレッドブラウンを入れる。
目頭側に入れるハイライトは、赤みがあまりないものを使用することで大人っぽい雰囲気に。ピンク系ではなく、パールホワイトなどがおすすめだ。ガッツリ入れずに、サッとのせる程度でOK。
目尻側のシャドウは縦にあまり広げず、横方向に入れることで切れ長の目が出来上がる。
3.アイラインを引く
目に沿うよう細めにアイラインを引き、目尻は目より1cmほど長く引く。
ナチュラルに仕上げるため、アイライナーはブラウンのリキッドタイプを使用している。
アイシャドウ同様、切れ長に見せるために目尻のラインは自分の目より長く描く。もともと丸い目だという場合、目尻側は少し太めのアイラインを引いて、直線的に見えるようにしよう。
【眉毛】太くしすぎないよう注意!
ブラウン系のアイブロウペンシルで、ツリすぎないよう直線眉を描く。
もともとの眉毛が直線的な場合は、それを生かして描いてOK。ポイントは、あまり太くしすぎないこと。
女性キャラクターのコスプレや、普段のメイクをする時よりも、少し濃いめの眉毛をイメージすると男性的な顔になりやすい。
【ハイライト・シェーディング】男顔のポイントは“陰影”
1.ノーズシャドウを入れる
眉頭の下【A】から鼻筋の両脇へノーズシャドウを入れる。
大人っぽい顔にする場合は、陰影をはっきりさせることが大事。鼻や目元の影を入れてあげると、男性らしい印象に。
顔を短く見せたい場合、ノーズシャドウはあまり長く入れず、短めに入れること。顔の骨格は人によって異なるため、自分にあったノーズシャドウの入れ方を研究してみよう。
2.頬にシェーディングを入れる
立体感を出すイメージで、頬の両サイド【A】へ輪郭に沿って影を入れる。
輪郭のシェーディングは、少し太めのブラシでサッと入れる程度でOK。濃くしすぎると頬がこけ、やつれているように見えてしまうので要注意。
もともとの輪郭や、なりたいキャラクター・イメージでシェーディングの入れ方が変わってくるため、研究してみるのもおすすめだ。
3.ハイライトを入れる
額から鼻筋中央【A】にT字、目頭【B】位置に「く」の字でハイライトを入れる。
ハイライトは額から鼻筋と、目頭にオン。これによって、目のまわりの彫りを深く見せることができる。
また【A】の縦線が目立つと面長が強調されるため、より大人っぽい顔立ちに。
【リップ】ベージュ系で大人っぽく
少年風男装メイクと異なり、大人っぽい顔立ちに仕上げたい場合は、チークを入れずにリップのみで仕上げるのがポイント。
1.唇の色みを消す
唇の赤みが強い場合、ファンデやリップコンシーラーで全体的に色みを消す。
唇が赤いと女性らしくなってしまうため、色みを消すのがおすすめだ。この時、唇は肌とほぼ同じ色にしてOK!
唇の色が薄い人も、輪郭を少し消してあげるだけでより男性的な唇に仕上げることができる。
2.内側に色を入れる
唇の内側部分に、ベージュ系リップを少しずつ塗って影を作る
唇の色みを消すと顔色が悪く見えてしまう、という時は、ベージュ系のリップを使ってみよう。
リップを直接塗るとつきすぎてしまうので、リップブラシを使って唇の内側部分に少しずつ塗っていこう。
3.境目をグロスでなじませる
色を消した部分と塗った部分の境目にグロスを塗って、自然になじませる。
リップを塗った部分とそうでない部分がくっきりわかれてしまわないよう、グロスを塗ってなじませよう。
ツヤツヤしすぎると女性っぽくなってしまうので抑えめに。気になる場合は無色のリップを使うのがおすすめだ。
自分に合った男装メイクでコスプレを楽しもう!
面長さん向けの少年風男装メイクと学生風男装メイク、いかがだっただろうか。
男装メイクで大切なのは、自分の骨格や顔立ちを理解すること。そうすれば、なりたい顔になるために必要なものが見えてくるはずだ。
今回ご紹介したメイク方法をそのまま試してみるもよし、これを参考にして自分だけのメイク術を生み出すもよし。
自分に合ったメイクを見つけて、性別・年齢を問わずに好きなキャラクターのコスプレを楽しもう!
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