コスプレ撮影テクニック 今年こそ「雪撮影」失敗しないため全集中 「鬼滅の刃」炭治郎&禰豆子

4年の連載に幕を閉じてしまった鬼滅の刃だが、その人気はまだまだ衰えない。寒さの苦手なコスプレイヤーの「雪撮魂」に火をつけてしまったのもこの作品。また、事前準備が超大事なのも雪ロケ。日中から夜間までたっぷり撮れる雪ロケ。幻想的な世界観を楽しんじゃおう!
COSPLAY MODE Mar.2020

シャッタースピード:1/125秒絞り値:F5.6焦点距離:50mmISO感度:500

目次

コスプレ雪撮影
雪ロケ撮影のPOINT

◯日中の雪は眩しい!露出補正で明るさ調整
天然の白ホリ撮影状態なので、露出補正などで明るさの調整には気をつけよう。
◯気づくとびしょ濡れ…濡れない対策が必要
雪は溶けると濡れることも忘れてはならない。雪ならではの準備が必要なのだ。

コスプレ雪撮影
雪ならではの「準備と対策」を!カメラの結露を防ぐ方法とは…?

雪が寒いのは当たり前だが、意外に濡れるということも忘れてはいけない。防寒と同じくらい防水の準備も行っておこう。おすすめは半透明のゴミ袋。雪に敷くと雪に馴染んで見分けがつかない。あとでレタッチすればなんとかなるレベルだ。撮影の際に雪の中を歩くことも多いので、足元の防水対策もしっかりと!百均でも買えるシャワーキャップを靴の上から被せれば、幾分は水が染み込んでくるのを防げるだろう。寒い雪撮影では、カメラのケアも必要になってくる。寒い場所から暖かい室内などへ、いきなりカメラを移動させると本体内部が結露して撮影ができなくなる。短時間で行える対策としては、カメラをコンビニのビニール袋などに入れてしっかり密閉し、暖かい周囲の温度に馴染ませるといい。もし結露してしまったら、カメラの電源を切って風通しの良い場所に乾燥剤と一緒に置いておいて結露がおさまるのを待つようにしよう。

下に半透明の袋を敷いて撮影。2人の頭の間を見ればそれが分かる。後からレタッチで修正するか、撮影時に目立つ箇所に雪を被せて隠してもいい

コスプレ雪撮影
雪撮影で役立つアイテム

・半透明のゴミ袋……雪に敷いても目立たない
・コンビニ袋………カメラの結露対策に有効
・シャワーキャップ…足元が濡れるのを防げる
・貼るカイロ………貼れるタイプが断然便利
・タオル…………何枚あっても助かります

温度差はできるだけ少なめに。袋はしっかりと密閉する

撮影の際にも脱ぎやすいのでオススメだ

コスプレ雪撮影テクニック①
背景が白いとグレーになりやすい撮って暗かったら「露出補正」をプラスに!

プログラムオートや絞り優先、シャッタースピード優先で撮影すると、雪撮影の場合(背景まで真っ白だと特に…)被写体がグレーになりがち。この場合は露出補正を+1に設定するといい。雪撮影はカメラマンも被写体も寒さとの戦いになる。できるだけ短時間でスムーズな撮影を行うために、「撮って暗かったら露出補正をプラス」というルールを決めて進めると捗る。雪撮影とは逆に背景が夜撮影などで真っ暗だと、被写体は明るく白飛びすることがある。この場合は、露出補正をマイナスに設定するといい。

左:そのまま撮ってみると被写体がややグレーな印象
右:露出補正プラスにして被写体を明るくしてあげよう

よくある「露出補正」を行うタイミング ※プログラムオートなどで撮影

背景が真っ暗▶逆光で眩しい▶雪撮影の場合
被写体が白飛び▶被写体がグレー▶被写体がグレー
露出補正をマイナスに▶露出補正をプラスに▶露出補正をプラスに

コスプレ雪撮影テクニック②
「ホワイトバランス」で好みの雪の雰囲気に!冷たい雪の風景を撮るなら「電球」モードで撮ろう

ホワイトバランスは通常は「AWB(オートホワイトバランス)」になっている。雪撮影ではホワイトバランスで写真の雰囲気を大幅に変えられる。色温度の高い「晴天日陰」モードなどで撮ると赤みがかり、逆に色温度の低い「電球」モードでは寒々しい青みがかった写真に仕上がる。好みの雪の色を自分で見つけてみよう!
晴天日陰:色温度が高いとやや赤みがかった印象に

AWB:昼間にAWBで撮ると本来の白さに

電球:「電球」など色温度が低いと青く撮れる

コスプレ雪撮影テクニック③
雪景色を素敵にしてくれるなら「フレアとゴースト」だって味方にしよう

雪の積もっている冬のシーズンは太陽が傾くのが早い。この傾いた太陽光を利用してフレアやゴーストを意図的に写し込んでみよう。通常の写真撮影では敬遠されがちなフレアやゴーストだが、コスプレ撮影とは非常に相性がいいのだ。逆光で画角の中に傾いた太陽を入れると発生しやすいので試してみよう。

下の雪がレフとなり顔を明るくしてくれる。斜めに入るゴーストも写真のアクセントに

傾いた太陽の強い光で白っぽくなるフレアが発生。雪との相性はいいので積極的に利用したい
シャッタースピード:1/160秒絞り値:F4.0焦点距離:24mmISO感度:200

コスプレ雪撮影テクニック④
雪ロケの夜は本当に暗い…小道具で「夜の雪」を彩るべし!

雪が積もる場所では、太陽が沈むと漆黒のごとく闇が押し寄せてくる。ストロボを使っても背景は真っ暗だ…。そこでオススメなのが光と色をエッセンス的にプラスできるロウソクと懐中電灯。ロウソクは風で消えないようミニかまくらに入れてあげる。懐中電灯にはカラーセロハンを貼って特設のカラーピンスポットライトに。左の写真のように後ろから当ててもいいし、足元の雪を照らしても夜の雪写真に変化をつけられるはず。
<ロウソク>

ロウソクは百均で10個入りのものを利用。5cmほど雪を掘って並べてみた

ミニかまくらの中で燃えるロウソクで地面が転々と照らされる

<懐中電灯>

大型の懐中電灯に百均のカラーセロハンを貼り付ける

ウィッグと刀に後ろから懐中電灯の光を当てて撮影した

アニメイトコスチューム館 アコス

鬼滅の刃 義勇の羽織 コスプレ衣装
¥8,800(税込)
冨岡義勇が着用する羽織が登場。落ち着いた臙脂色と、特徴的な模様が入ったオリジナルプリント。裏地は黒色の和風の無地布地で再現しました。

コスプレ雪撮影テクニック⑤
ストロボ+舞い散る雪で一瞬を切り取ったような1枚

背景が真っ暗なのを利用して、撒き散らした雪とともにをストロボで撮影してみた。被写体の前から雪を空中に投げ散らし、その一瞬を撮影。雪の粒が空中に飛散して、まるで時間が止まったような動きのある写真に仕上がる。

感度400で1/160で撮影。飛散する雪を前ボケにも使える

アニメイトコスチューム館 アコス

鬼滅の刃 炭治郎の羽織 コスプレ衣装
¥8,800(税込)
竈門炭治郎が着用する半纏が登場。緑と黒の市松模様はオリジナルプリント。裏地は薄灰色のスレキ布で再現しました。

コスプレ雪撮影テクニック⑥
最後は「月明かり」だけでシンプルに美しく撮影する♪

高感度で撮影すれば月明かりだけで右のような写真を撮ることもできる。ストロボを使うと「いかにもストロボ感」が出てしまうのでNG。撮影場所は建物のすぐ前。建物からの光を被写体にうっすら当て、ほぼ月明かりのみで撮影した。

右:高感度+ストロボだとストロボ感強め…
左:ストロボ無しで周囲と一体化した仕上がり


シャッタースピード:1/6秒絞り値:F3.5焦点距離:24mmISO感度:12800

アニメイトコスチューム館 アコス

鬼滅の刃 鬼殺隊隊服 コスプレ衣装
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鬼殺の剣士たちに支給される特別な隊服を再現しました。上着の背中には「滅」の力強い一文字をプリント。ボタンは鬼が嫌う藤の花の柄が入ったオリジナル成形ボタンをこだわりの深い藤紫がかった色味で再現。

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