【原神】ヌヴィレット風コスプレウィッグの作り方! キャラクターウィッグを高クオリティにスタイリング

オープンワールドRPG「原神」に登場するキャラクター、ヌヴィレットのコスプレウィッグを作ろう!
イマイチな仕上がりのキャラクターウィッグを、高クオリティにスタイリングする方法をご紹介。
スタイリング・文:mayume(@mym11tenki)
モデル:ミツワ(@mituwa0405)
COSPLAYMODE 2024年3月号掲載記事
大胆に手を加えてキャラウィッグのクオリティをアップ
最近は大手通販でも安価で購入できるキャラクターウィッグ。
イチから作るには大変なウィッグに手軽にチャレンジできるのは嬉しいが、残念なクオリティのものが届いてしまうことも。
今回は「原神」ヌヴィレットのコスプレウィッグを例に、キャラウィッグをスタイリングしなおす方法をご紹介!

【X】@mym11tenki
COSPLAYMODE主催の「ベストコスチューマーアワード」にて、ウィッグスタイリングを評価するベスト・ウィッグコスチューマーを3度受賞し殿堂入り。
立体的でアニメチックなスタイリングを得意としている。
使用したウィッグ
・大手通販で購入したキャラクターウィッグ
・クラッセ「ワンタッチメッシュエクステ 6本セット ブルーC」
【公式サイト】https://classewig.com/wig/index.php?main_page=product_info&cPath=4_1529&products_id=20595
用意するもの
・カットバサミ
・スキバサミ
・コーム
・ブラシ
・ダッカール
・ドライヤー
・ワッフルアイロン
・ハードスプレー
・Gクリヤー
「原神」ヌヴィレット風ウィッグの作り方
今回は、大手通販で購入したキャラクターウィッグを、高クオリティなヌヴィレット風ウィッグにスタイリングしていく。
一部間違っているパーツや足りないパーツがあるので、そこはしっかり手を加えていこう。
今回はワンタッチでつけられるメッシュパーツを追加で使用する。
下準備
1. ふかしを入れる
ワッフルアイロンを使って、ウィッグ全体のうねりをとりながらふかしを入れていく。
今回、束ねられた毛束はほどかずそのままに。束ねられた毛束以外の部分にふかしを入れよう。
ワッフルアイロンを当てた後、熱いうちにブラシでまっすぐ下にとく。
こうすることで、うねりを取りながらウィッグをふかすことができる!
2. 全体をブロッキングする
ウィッグ全体にふかしを入れたら、スタイリングする部分ごとにブロッキングする。
この後の工程でさらに細かくブロッキングするので、まずは大まかで大丈夫!
ツートンカラーのウィッグが汚く見える場合、色の違う毛同士が混ざってしまっていることが多い。
毛の色ごとにブロッキングすることで、色ムラが防止できる!
白髪部分と青髪部分は、色が混ざらないようにしっかり分けておこう。
①の毛束をスタイリング
1. 根本に逆毛をたてる
①の毛束を幅4cm×奥行3cm分取り、根元に逆毛をたてる。
2. 毛先をカットする
頬骨の上を目安に、毛先の長さをカットする。
3. 形をつくる
指で形を整えた後、ハードスプレーを吹きかけてドライヤー(温風・弱)をあててセットする。
4. スキバサミで毛量を減らす
最初に取り分けた部分の奥にある毛すべてに、中央からスキバサミを入れて毛量を減らす。
5. 形をつくる
根元の内側にハードスプレーを吹きかけ、ゆるい内巻きを作りながら【3】の上に被せてセットする。
6. 完成!
写真を参考に、残りのパーツもセットしたら①の毛束のスタイリングが完成!
②の毛束をスタイリング
1.②の毛束をブロッキングする
②の毛束を、前後で2等分にする。
△ 毛先が長く感じたときのみ、スキバサミで少しずつ毛先をカットしよう。
2. ② -a の毛束をセットする
指で形を整えた後、ハードスプレーを吹きかけてドライヤー(温風・弱)をあてる。
3. ② -b の毛束をさらに取り分ける
② -b の毛束から、上2cm幅を分け取り、段差を作るように毛束を被せる。
△ 立体感が出て、より印象的な仕上がりに
4. ② -b の毛束をセットする
写真を参考に、② -b の毛束をハードスプレーとドライヤー(温風・弱)でセットする。
③の毛束をスタイリング
1. 毛先をカットする
頬骨下のラインを目安にスキバサミを入れて毛量を取り、毛先を顎下6cmくらいの長さでカット。
2. ウェーブを作る
口のラインを目安にウェーブを作って、ハードスプレーとドライヤー(温風・弱)でセットする。
毛先部分に指で内巻きを作り、ハードスプレーとドライヤー(温風・弱)でセットする。
3. 完成!
④の毛束をスタイリング
1. ④の毛束をブロッキングする
④の毛束を、前後で2等分になるようブロッキング。
2. 余分な毛束をカットする
メッシュ部分の毛量が多かったので、余分な毛を根本からカット。
隠せる場所なら、遠慮なく切ってしまって大丈夫! 今回は②の毛でカットした部分を隠している。
3. 長さを調節してセットする
④ -b の毛束を④ -a の毛束より5cm短くカット。
写真を参考に、ハードスプレーとドライヤー(温風・弱)でセットする。
⑤の毛束をスタイリング
1. 不要な青髪部分をカット
⑤の毛束に含まれている青髪部分を根元から切り取る。
2. 毛量を減らす
⑤の生え際から2cmまでの毛を残して、根元からスキバサミを入れて毛量を減らす。
根元にドライヤーで温風を当て、熱いうちにブラシで根元から押さえつけるようにとかす。
ウィッグのボリュームを抑えてすっきりとした印象に!
3. 生え際をなじませる
⑤の毛束を上に引っ張りながら、ブラシで下方向にとかす。
そうするとランダムに毛を引っ張り出すことができるので、ハサミを縦に入れて毛を1cmくらいの長さにカット。
4.⑤の毛束をブロッキングする
⑤の毛束を、ふたつに分けてブロッキング。
この時、二等分ではなく幅が2/3と1/3になるようにしよう。
5. ⑤ -a の形をつくる
写真を参考に、⑤ -a の毛束をハードスプレーとドライヤー(温風・弱)でセットする。
6. エクステを付ける
⑤ -a と⑤ -b の境目に、エクステを1本を付けて⑨ -a の毛束に被せる。
反対側も同様に、⑨ -b の毛束に被せるようにエクステをつける。
クリップの根元を他の毛束で隠しながらスタイリングしていくことを忘れずに!
7. エクステにふかしを入れる
ワッフルアイロンをかけたあと、熱いうちにブラシでといてふかしを入れる。
6. ⑤ -b と⑥をカットする
⑤ – bと⑥の毛束を合わせて、根元から13cmを残すようにスキバサミを入れて毛量を減らす。
7. 形をつくる
毛束を上中下に三等分し、ハードスプレーとドライヤー(温風・弱)でセットする。
⑦の毛束をスタイリング
1. 毛先をカット
顎のラインを目安に毛束をカットする。
カットした髪はパーツとして使用するので、捨てずに取っておくこと。
2. 形をつくる
指で形を整えた後、ハードスプレーとドライヤー(温風・弱)をあててセットする。
1. 先ほどカットした毛束をといて、余分な毛を取り除きながら毛流れを整える。
2. G クリヤーを生え際に塗り、毛束を置いてゆっくり押さえる。
3. すぐにハードスプレーとドライヤー(温風・弱)でセットする。
4. 毛先をカットして整える。
⑧の毛束をスタイリング
1. 後れ毛を作る
襟足2列を4cmの長さにカット、毛先を内側に丸めて生え際を作る。
△ あえて後れ毛を作ることで、ウィッグを被った際に自然な仕上がりに!
2. ⑧の毛束をブロッキング&毛量を減らす
⑧の毛束をセンターで分けてブロッキング。
それぞれ根元からスキバサミを入れて2/3の毛量にする。
3. セットする
形を整えた後、ハードスプレーを全体に吹きかける。その後、ドライヤー(温風・弱)をあててセットする。
4. 束ねた毛束を結い直す
束ねられている毛束のゴムを一旦外し、目立たない色のゴムを使って結い直す。
編み込みは短め&ゆるめにするのがポイント!
結い直せたら、編み込み部分を中心に裏表にハードスプレーを吹きかけ、ドライヤー(温風・弱)をあてて固めておこう。
⑨の毛束をスタイリング
1. 毛量を減らす&カットする
⑨の毛束にスキバサミを入れ、毛量を減らす。
【⑤のスタイリング】でつけたエクステは、⑨の毛束より20cm短くなるようカットする。
2. セットする
全体にハードスプレーを吹きかけたらドライヤー(温風・弱)をあて、⑨の毛束をセットする。
写真を参考に、短い方の毛が外側にはねるようにセットしよう。
完成!
「原神」ヌヴィレット風コスプレウィッグが完成!
白と青のウィッグを綺麗に仕上げるには、色の違う毛束をきっちり分けておくのがポイント。
今回のような複雑な毛流れのウィッグは、パーツごとにブロッキングして作業を進めていこう。



