【コスプレスタジオ】スタジオContinue09で撮影してみた!【コスプレイヤー写真講座】
編集部おすすめのコスプレスタジオと、作例を元に撮影のコツをご紹介します。今回は多彩なロケーションが楽しめる「Continue09」さんで撮影してきました。撮影のコツも交えながらスタジオの魅力も合わせてお伝えします!
text & photo 涼子(@ryoko_camera)
model 桃戸もも(@tmmt_san)
レンタル撮影スタジオContinue09
〒131-0042 東京都墨田区東墨田2丁目24-2 2F
https://tugstudiogroup.wixsite.com/continue
恒常廃墟、白廃墟、ギルド風酒場、ゴシック調洋室、ネオンブースなど、コスプレイヤーの「こんなブースがあったらな」というブースがたくさんあるスタジオ。頻繁に改装もしていて、常に流行りの最先端をいっています。
現代風からファンタジーまで幅広く、1日でジャンル違いの2着を撮影する時なども迷わず撮影できるスタジオcontinue09。今回は、オススメブースの作例を元に簡単に撮影できるコツをご紹介します。
ネオンブースでネオンを綺麗に見せる
海外のバーを思わせるレンガ壁に色とりどりのネオンがかっこいいブース。ただ、被写体を入れた場合、ネオンを生かして撮影するにはちょっとしたコツがあります。
普通に撮影したもの
パット見の印象は悪くないな…という感じなのですが、先程のブース写真と比べてかなりネオンが薄くなった印象。この原因は「ネオンは光だから」というところにあります。
ネオン管に色がついているとしても、光でその色が飛んでしまいネオン自体はほぼ「白」に見えています。
つまり、ネオンを目立たせたい時は、背景をできるだけ暗くするのがポイントです。
背景が明るくなってしまう原因は、被写体に当てているストロボが背景の必要ない部分まで回ってしまっているからで、その光を必要な部分だけに範囲を絞ることが大事なのです。
光を絞って撮影したもの
元のカメラ設定は、最初の写真と同じです。
ネオンが綺麗に発光して見えるカメラ設定にしています。
背景の明るさが元のブース写真程度まで暗くなり、ネオンとの明暗差が生まれてネオンが目立つようになりました。
この方が、ネオンが光るような時間帯の夜っぽさもあり、イメージに合っているかと思います。
撮影時に使用したストロボアクセサリーですが、ソフトボックスから、ストロボに直接つけるグリッドに変更しました。
【ネオンブースまとめ】
・ネオンがキレイに発光して見えるカメラ設定
・ネオンがある位置には光をできるだけ当てない
この2つを守ることで被写体への光とネオンの光を共存することができます。ネオンと背景のコントラストのバランスを考えながらぜひ試してみてください。
白廃墟ブースで奥行を作る
階段やカーテン、白い木など調度品が多く立体感を出しやすい白廃墟ブース。
白は他の色を拾いやすいので、ブースの蛍光灯のくすみなどが目立ちやすいです。できるだけ地明かりは消してストロボだけで撮影するのがおすすめです。
普通に撮影したもの
こちらは、よくある定番のライティングで撮影したもの。
斜め前からストロボを当ているため、前が明るく後ろが暗く窮屈な印象になっていることと、全面に陰影がないためのっぺりした印象になっています。
また、被写体にきれいな艶が入りすぎて全体のイメージと合っていません。
横から光を当てたもの
横のカーテン越しにストロボを当てたもの。
カーテンが程よく光を柔らかくして、全体に柔らかいグラデーションがついています。被写体や調度品それぞれに左右でグラデーションがついて、立体感が表現できているかと思います。背景の奥の方まで光が届き、空間も広く感じます。
【白廃墟まとめ】
白廃墟は、ブース全体や調度品と被写体をどう調和させるかが大事。
白いことが前提のブースなので、白さをきれいに出しつつ隅々まで行き届く光でグラデーションを作って、空間を最大限活用できるようにしてみてください。
中華ブースでワンポイント
赤い壁に中華なシャンデリアなど、THE中華!といった雰囲気。
スタジオContinue09さんには、2種類の中華ブースがあります。
最近中華ブースが少なくなってきているのでありがたい!
そんなに広いブースではないので、コンパクトで効果の高いライティングが望ましいです。
普通に撮影したもの
ソフトボックス1灯で当てただけのライティング。
背景が派手なのでこのままでも十分綺麗ではあるが、赤っぽいブースで撮影しているのに光が綺麗すぎて統一感が少しなくなってしまっています。
影側にオレンジのストロボを足してみた
顎下の影をみると分かりやすいと思うが、影側にオレンジのカラーフィルターをつけたストロボを足してみました。
不自然な黒い影がなくなり、オレンジがかぶることで背景との一体感が生まれたと思います。
入れる色は今回オレンジを選びましたが、好みで紫や緑なども似合うと思います。
撮影方向を変えてみる
こちらもライティングは同じだけれど、撮影方向を変えたもの。
被写体の左にある、柄が入ったパーテーションの隙間から撮影しています。中華ブースにはこういった壁がありがちだが、前ボケを作ることでまた違った雰囲気になるため是非活用してみてください。
レンタル撮影スタジオContinue09
〒131-0042 東京都墨田区東墨田2丁目24-2 2F
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