コスプレイヤー神威涙「SLAM DUNK」別人級メイクで1人5キャラコスプレ。その違いとポイント解説!
同一人物とは思えないキャラの特徴をつかむメイク
コスプレイヤー神威涙さん(@ruic911)が『SLAM DUNK』の宮城リョータ、三井寿、流川楓、桜木花道、綾子のコスプレ写真をTwitterに公開。
興行収入110億突破した映画『THE FIRST SLAM DUNK』。名作は色褪せないことを改めて証明した。
SLAM DUNKのキャラクターを見事に体現する神威涙さんのコスプレ写真には「神威さんのスラダンほんと天才なんですって…」「えっ?彩子さんも(神威涙さん)ですか??」といった喜びと、そのコスプレメイクの妙技に同一人物だとは一見してわからない驚きが混じったコメントも。
神威涙さんにそれぞれのキャラクターのメイクポイントを伺った。
桜木花道
眉毛は元不良らしく、鋭くしつつも太めにして目に近付けました。
過去イチかというくらいシェーディングに時間をかけることで、小顔と凄みが増すように、とにかく濃く眉間のシワにまで影を入れました。
頬骨から瞼にかけての影入れに注力しました。マスカラは厳禁です。
坊主頭は、ある程度ショートウィッグを短くカットしてから全体の毛を地道にアイロンで内巻きにしました。こうすることで、前髪の生え際部分や襟足などが自然に馴染みます。
マリモのようなフワフワで綺麗なシルエットになるようにひたすら均等にカットしていきます。
もみあげは別パーツとして赤いフェルトで土台を作って、ボンドを絡めた細かい毛束を貼り付けて製作。本体と馴染むようにもみあげ状にカットして仕上げました。
流川楓
色白肌は必須。目元はテープで吊り上げてキリリとしたキツネ目にしました。
バサバサな下まつ毛はマスカラを重ね付け×極細アイライナーで描き足しました。
眉毛はこれでもかというぐらいに目に近付けています。無表情になるように唇への影入れは下唇のみにしました。
宮城リョータのコスプレポイント
気怠そうな目元になるように、瞼にダブルラインを描いて彼のチャームポイントでもある眉毛の幅と角度に注力しました。
マスカラ厳禁。タレ目でもツリ目でもない目元はアンニュイ風な表情でカバー。
褐色肌は必須。特徴的な唇はフチ取りと影入れをしました。
リョータの特徴的なツーブロックは、アシストさんの刈り上げパーツとパーマがかかったウィッグを使用しました。
刈り上げパーツの毛はバリカンでカットして、少し薄くするとリョータらしいツーブロックになるかと思います。
全体的なシルエットと刈り上げパーツの位置に注力しました。
三井寿のコスプレポイント
三井寿はナチュラルにイケメンなので、眉毛を目に近付けて凛々しく太く男前にしました。
マスカラは下まつ毛のみ1度塗り。
元ヤンらしく目元に凄みが増すように、涙袋を目頭あたりから深く濃く入れてブラウンのシャドウでボカしています。
彼のチャームポイントでもある、アゴの傷は角度と位置に気をつけて原作に忠実に描きました。
彩子
チャームポイントの「ぽってりとした唇」と、強さと気高さの象徴かのような眉毛の角度とシルエットに注力しました。目元はお姉さんな感じが出るように大人っぽさを意識しています。
SLAM DUNKは幼少期の頃に見たアニメの影響が未だに強いので、メイクやウィッグはTHE FIRST SLAM DUNKというよりも、TVアニメ版を意識して寄せています。
鋭い観察眼と洗練されたキャラメイクやウィッグテクニックで、とても同一人物とは思えない変身っぷりを見せる神威涙さん。Twitterでは様々なコスプレを楽しんでいるのが伝わってくるので、これを機に是非神威涙さんのTwitterもチェックしてみてほしい。