コスプレイヤークエ『ラブライブ！スーパースター!!』ひとりで9キャラ！『Liella！』メンバーのメイク公開

ひとりで9キャラそれぞれのメイクを解説

コスプレイヤークエさん（@syokupan_natto）が『ラブライブ！スーパースター!!』のLiella！メンバー9人をひとりでコスプレした写真をTwitterに公開。
https://twitter.com/syokupan_natto/status/1571721194759659520

フォロワーからは「全部クエさんで統一されてるからか、同じ世界感出ててすごく良いです！もちろんメンバーそれぞれ個性あって違いもあって素敵です」「9人の要点の押さえ方が完璧すぎます！四季ちゃんの下唇、きな子ちゃんの田舎っ子らしい、謙虚なリップ…本当に、「そこにいる」と思わせる、夢の時間です」と称賛の声が寄せれらている。

メンバーひとりひとりの個性を見事に描き分けた、その手腕をクエさん本人に伺った。それぞれのコスプレをする際に参考にしてみてほしい。

メンバーごとにアイライン、マスカラを色味を変える

『ラブライブ！スーパースター!!』はまず目元の色が各々の髪色に近いものになっているので、アイラインやマスカラの色は原作に近くなるよう、それぞれキャラごとに違う色のものを使っています。

澁谷かのん

まずアイラインを茶とオレンジ系のモノを使っています。テーピングを少し吊り大人っぽい顔に。テーピングがなるべく隠れるよう、モミアゲを作って貼っています。
つり目ですが表情はなるべく柔らかく、お調子者な所があるので、口元はすこし緩めてふにゃっとした感じを出しています。

唐可可

私の元の目が吊っているので、なるべく丸く見せるために、テーピングをおでこから貼り顔の真ん中をつって目を大きくしています。ウィッグに紫のメッシュを付けていますが、どうしても再現できない細かい部分は加工で再現しています(カラーチョークを試しましたが、想定の仕上がりにはならず、あまりオススメできません)。
ウィッグの色がまだ肉眼で見た時に自分の理想では無いので、紅茶染めなどしてみようかな？と試行錯誤中です！　グレーブラウン系の髪色は撮影だと色が薄く見えがちなので、少し濃いめのものを選ぶのがオススメです。
表情は美少女感がある正統派な顔か、お茶目だったりちょっぴりイタズラな感じを意識しています。

嵐千砂都

ちーちゃんもクゥクゥちゃんと同じくおでこの真ん中をつっています。まだ宅コスのみで撮影をしっかりしていないので、ウィッグの形やカラコンなど試行錯誤中です。アイラインはブラウンで(白系でアイラインを引くと想定よりずっと白くなりすぎてしまうので、あくまで『ラブライブ！スーパースター!!』に馴染む普通の子にするために私はブラウンを使っています)、つけまつげは白マスカラで塗っています。

平安名すみれ

普通に横だけテーピングしています。元の目がつり目なのでかなりやりやすかったです。目はオレンジ系のアイライン、マスカラは薬局に売っている金髪用の眉マスカラを使用しました。ショウビジネスの世界で子役をやっていたという設定から、すみれは華やかなお顔だと思っているので、上まぶた下まぶたの真ん中にグリッターラメを乗せています。アイラインもなるべく目尻の方にグイッと長く太く強めに引いています(オレンジ系のアイラインなのでそこまで厚化粧に見えないのでよかったです)。
まだ納得いってないのですが、ウィッグのチョロ毛は別で巻いて固めたものを耳上に差し込んでいます。

葉月恋

この子もすごくタレ目なのでおでこの真ん中にテーピングしています。黒髪ですが『ラブライブ！スーパースター！！』の作画はかなり優しめな色使いな印象です。なので、アイラインはブラウン系で、マスカラだけ黒を使用しました。
清楚目だったり、幼女のような表情を意識しています。

桜小路きな子

スーパーロングウィッグを編み込むのがかなり難しかったです。編み込むと決めた、こめかみあたりの上半分の部分を短くカットします。編み込む際にゆるく編み込んで三つ編みにすることで、生え際を見えなくようにしました。編み込んだ三つ編みが長かった場合は、いらない毛先をその都度切って、なるべく絡まないように気をつけて作りました(かなり苦労しました…)！　アニメを観ると、きな子ちゃんの後ろ姿は編み込んでいるような線があったので、三つ編みパーツを貼ると理想の形にならなかったため、今回は編み込みにしてみました！
お顔はかなり素朴な印象なので、あえてテーピングなしにしています。
タレ目に見えるようにキャンメイクのクリーミータッチライナーの赤系のもので、目の真ん中から目尻に向けて少しタレ目に見えるような線を引いて優しい印象にしています。

米女メイ

ウィッグがものすごく難しかったです。ツインテール用ウィッグを購入。後ろのギザギザになっているアニメ通りの結び目を、グルーガンなどで毛束をウィッグ本体に貼り付けて再現しました。お団子部分は結い上げ、もう片方は完全に結び目がないため、夜会巻きの要領で少し毛先をすきました。なるべくボリュームが出ないように減らした後、毛先を巻き込んでヘアピンでいい感じに固定しました。スプレーやボンドやゼラチンなど総動員で固めまくりました（笑）。お団子から出ているチョロ毛には動きが付けられるよう針金を仕込んでいます。
アイメイクは赤系のものを使用しています。ファミマに最近はカラーマスカラやカラーアイラインが売ってて便利なんですよね。sopoだったかと思います。それを使用しました。

若菜四季

ハイライトを上唇の上に仕込み、シャドウを下唇の下に仕込み、唇をなるべく強調する艶っぽいメイクにしました。普段コスプレメイクをするときは、キャラの絵に近づけるようになるべく薄めに見えるようなリップの塗り方をしますが、四季ちゃんは唇にリップブラシで、丸々ピンク系のリップを塗りたくりティッシュオフ、塗りたくりティッシュオフ…を2.3度繰り返ししっかり色をつけました。その後ピンクのティント→透明のラメグロスを塗りツヤッツヤにしています。
表情も無表情っぽいけど、なるべく仕草はセクシーで大人っぽくしています。

鬼塚夏美

予め毛先がピンクになっているキャラウィッグを買い、その後更に自分で切り替えの部分が馴染むように染めたろーでピンク染めしました。三つ編みはなるべくふっくら見えるように、これでもかとゆるく結びます。三つ編みの結んでる数もしっかり原作に合わせるとキャラらしさが増すかと思います。
オレンジ系のアイラインを引いた後、金髪用の眉マスカラでまつ毛を金色にしています。眉毛の色は眉マスカラで塗ったあと、アシストさんのドルチェコスメティックというたくさん色の入ったメイクパレットの明るい黄色を上から重ねてなるべくウィッグの色に近づけています。

それぞれのキャラの個性をメイクやウィッグのシルエットで再現。クエさんの顔でありながら、別キャラと認識できる。クエさんのメイクテクニックは同時にコスプレメイクの楽しさをも伝えてくれる。