【スマホで現像】治安の悪さ際立つ路地裏風

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治安の悪さ際立つ路地裏風を際立たせる現像テクニック

最近は「スマホしか持っていない」というコスプレイヤーさんも増えてきました。写真アプリには様々なフィルターがあるけれど、ついついお気に入りが固定化している…なんてことも。折角こだわって撮影したコスプレ写真を、更にイメージに近づけるため既存のフィルターから一歩進んで現像してみましょう!
今回も、スマホ版Lightroomでできる現像をご紹介します。

photo&text:涼子
model:ミタオ

上が元写真。撮影時にストロボ光で撮影しているので光がとてもクリアで綺麗。ちょっと綺麗すぎて作品イメージに合わないので、今回はこちらの写真を下の写真のように治安の悪そうな場所にいる風に現像してみます。

①コントラストとハイライトを下げる

ストロボの光と、背景や衣装の黒のコントラストが強すぎるので、それを少し弱めるために、コントラストとハイライトを下げる。

②トーンカーブでマットにする

トーンカーブでシャドウのみ立ち上げるため、動きすぎないように2ヶ所点を打ち、一番左の点だけ少し持ち上げる。マットにすることで、この後シャドウ部分に入れた色が目立ちやすくなる。

③ハイライトとシャドウに色を入れる

ハイライト→緑 シャドウ→黄色を入れる。緑が強すぎるとわざとらしく鮮やかな印象を与えてしまうので、思ったより抑え気味にすると丁度いい。黄色も、黄色を入れていると認識できるかどうかのギリギリでOK。

カラーを変えてみたバージョン

シャドウを青に変更。スッキリとしておしゃれな仕上がりに

ハイライトとシャドウの色味を逆転。少しリアル寄りな感じになる

【撮影スタジオ】
STUDIO Schwarz
〒113-0021
東京都文京区本駒込
5-33-1 コーポ高木1F/B1
X@SchwarzTug
(土日限定エリア使用)

まとめ

ただおしゃれな感じにするというわけではなく、今回はリアルさも含めた現像でご紹介しました。ハイライトに緑を入れるのは、古い蛍光灯が緑がかってくすんだ色になっているところに寄せており、シャドウに黄色を入れたのは周辺の壁や瓦礫などが汚れて黄色がかっているイメージから。ただ、目で見た状態より少し強めに色を入れることで、リアルさがありつつも現実にはない色味が、コスプレという二次元と三次元の狭間の世界観とマッチすると思います。この作品に限らずいろいろな作品で試してみてください。

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