【呪術廻戦コスに使える】型紙不要！ボンドとテープだけで作る夏油傑の袈裟

今回は難しそうなイメージのある「袈裟」の型紙なし×貼り付けのみの簡略メイキングに挑戦！好みの生地を使った理想の袈裟作りはミシンがなくてもできちゃうぞ。
text sewing ＆ photo 大村斉子　
COSPLAYMODE2021.3

1.作るのは五条袈裟

キャラクターで良く見るのがこの「五条袈裟」。これは正装または略正装とされる。切袴ではなく、裾を切っていない袴「指貫（さしぬき）」を合わせる場合も。数珠と扇（中啓）を持つことが多い。

2.縫わずに貼るだけ！

用意するのは布とノリ。ノリは、布用両面テープや熱接着テープ、裁ほう上手など好みの物を（縫いたい人はもちろん縫ってもOK）。布は袈裟のメイン地、威儀＆フチ用生地、お好みで裏地や接着芯を準備しておこう。

3.長方形をつなぐだけ

作りは上記図が目安。A（袈裟）の大きさの紙や布を実際に巻いて、B（大威儀）・C（小威儀）の位置・太さ・長さを決めよう。今回は出来上がりで袈裟本体が55×115、大威儀130×6、小威儀2.5×45。すべて１辺に＋1ずつ縫い代を足して裁断する。（すべて単位はcm）

作り方

1.表地と裏地を接着する

必要に応じて芯地を貼った表地に、それよりも一回り小さく裁断した裏地を熱接着テープなどで貼り付ける。

2.各パーツの縫い代を折り込む

枠４本、大威儀１本、小威儀２本を裁断する。縫い代幅1cmをヘラで厚紙に押し付けてガイドを入れる。

そのガイド線に布端を合わせ、折り線で紙の端をくるむようにアイロンすると縫い代が簡単に曲がらず折り込める。

3.大威儀と小威儀を半分に折る

大威儀と小威儀は外表で半分に折る。そのまま縫い代同士をテープで接着する（ここは縫うのもアリ）。

4.袈裟の枠を作る

袈裟の枠は、縦横は縫い代込の本体サイズ＋縫い代分、太さは表裏共に挟むために元絵準拠で決めた太さ×２＋縫い代分とする。

威儀同様の作業で、縫い代分、中央をアイロンで折る。

5.袈裟の柄を作る

柄用の線布を裁断。袈裟の高さ分の（3cm＋縫い代分）幅の線布を4本と、横線用に同じ物をさらに4〜5本用意。配置、長さに問題がないか確認したら、縫い代をアイロンで折り、布用テープを貼る。

6.袈裟の柄を貼る

位置を見ながら柄を貼っていこう（何を使っても良いが、やり直しのきく両面テープがオススメ）。基本的は太い、長い線が上になる。

7.袈裟の枠を貼り付ける

枠は袈裟本体を表裏から挟み込むようにして両面テープで貼っていく。ズレやすいので、広い場所で丁寧に作業しよう。

8.枠の四隅の処理

四隅は45°の突き合わせになるよう折りたたむ。テープ作業がやりにくければ、グルーガンやさいほう上手どの布用ボンドを使っても◎。ここだけ手縫いで縫い付けても綺麗に仕上がるよ。

9.枠の裏面の処理

裏面も同様に処理する。袈裟本体はこれで完成。あとは本体と威儀を合体させていこう。

10.小威儀を取り付ける

袈裟の裏面から両角上に小威儀を斜めに接着する。力がかかる部分なので、強い裁ほう上手がオススメ。しっかりアイロンしよう。

11.飾り結びを作る

大威儀は前側は飾り結び目を作ってスナップ式などにし、後ろ側は長さを見ながらそのまま表側からノリで接着する。なお、小威儀も先に飾り結びを作ってからスナップやマジックテープ式にしても良い。