【コスプレ写真】【レタッチ】【合成】加工テクニック！ダンボールがまるで金属に！

どこでもタダで手に入って扱いやすいダンボールを大改造！
2次元的でフォトジェニックなコスプレ写真のレタッチ＆加工合成術を講習。
教えてくれるのは、クリエイター集団鎖音プロジェクトのラブマツ氏。
驚きのテクニックをご覧あれ！
COSPLAY MODE May.2018

講師＆model:ラブマツ
twitter　@MatsuKusarine

鎖音プロジェクトのリーダー。コスプレからCG加工まで自身が行うクリエイター兼パフォーマー。ライブステージやMC、DJなど多岐に渡って活動している。

鎖音プロジェクト
「世のあらゆる二次元を具現化する」クリエイター集団。アニメなどのワンシーンを再現した動画や写真を、公式サイトはもちろん動画サイトやSNSで公開している。http://kusarineproject.net

使用ソフト　AdobePhotoshop　CC2017
撮影　ケン（鎖音プロジェクト）

コスプレ写真加工術
【手榴弾の表面風曲線部分のテクスチャーを変更】

ダンボールを読み込む

造型物を装備した状態の人物写真を開き、ベース写真とする。
手榴弾の表面に似たザラザラした緑色の素材画像を読み込み【編集→変形→ワープ】の順に操作する。

ダンボールを変形

左の手榴弾：緑色の素材画像の上にグリッドが表示されるので、造型の形状（腕を包むような）に合う様変形させる。
造型の輪郭より広めに余裕を持って覆う。

ダンボールを立体的に

左の手榴弾：【レイヤーマスク】を使い、ダンボールそのままの部分の真上にのみ、緑色の素材を表示させる。
重ね貼りしたような見た目になる。

ダンボールを合成

左の手榴弾：【描画モード乗算】にして、人物写真の造型部分と緑色の素材を合成する。
下レイヤーの素材によって適した描画モードが違うので、よく確認を。

コスプレ写真加工術
【金属質の防具風平面部分のテクスチャーを変更】

金属素材を読み込む

上の過程の人物写真を開き、ベース写真とする。
鉄の表面に似たザラ感のある銀色の素材画像を読み込み、【編集→変形→遠近法】の順に操作する。

金属素材を各平面に貼る

左肩の防具：銀色の素材写真の四隅や辺を自由に動かせるので、貼りたい面と同一平面上になる様に変形させる。
奥が狭くて前が広く見える遠近法の概念を当てはめて。

金属素材を重ね貼りする

左肩の防具：【レイヤーマスク】を使い、防具の真上にのみ、銀色の素材を表示させる。
重ね貼りしたような見た目になる。

金属素材をリアルにする

左肩の防具：【描画モードリニアライト】にして合成する。
ボタン付けや傷入れなど、防具の上に装飾を施したい場合はこのタイミングで、上と同じ手法で行う。

コスプレ写真加工術
【最後の仕上げ】

以上を参考に身につけているもの全てをレタッチ。
マスクは「手榴弾」と同じ手法で、アメコミ映画の衣装から素材感をインスピレーションして合成。
肌やボディスタイルを整え、光を描いて爆発の背景素材と合成する。
造型の材料費はダンボール0円、その他を入れても1500円ほどでできる。

コスプレ写真レタッチ＆加工合成術ビフォーアフター

タンクトップ⇒ジーンズ生地
ガムテープ⇒レザー生地
アルミテープ⇒金属
ダンボール（爆弾）⇒金属
ダンボール（頭後ろ）⇒プラスチック

完成
【僕のヒーローアカデミア 爆豪勝己（ばくごうかつき）】

主人公デクの幼馴染み。知力、体力、戦闘センス抜群の自信家。「爆破」の個性(ヒーロー能力)を持つ。