【コスプレウィッグ】ふかし技術で二次元ヘアをリアルに再現　軽量無重力ウィッグスタイリング

元気のいいアニメキャラにありがちな重力に反したヘアスタイル。三次元の認識が難しくて、コスプレにしたとき、前からみるとキマっているけど、横と後ろから見たときはぺったんこになっていたり…。　全体的に持ち上がった無重力ウィッグをふかしの技術で手に入れよう！　COSPLAY MODE May.2018

【コスプレウィッグ無重力スタイリング】
二次元つのはこう作る！　スポーツ少年ウィッグ

90年代のアニメや漫画やゲームのキャラクターに見られる左右の振り返りで向きが変わる、例のツノの作り方を紹介!

ツンツンスポキャラ

稲森明日人ほか各キャラ（イナズマイレブンシリーズ）、江戸川コナンほか各キャラ（名探偵コナン）、90年代アニメゲーム各キャラ。

ベースウィッグ

生え際つきレースウィッグ（ナチュラルブラック）

ブロッキング

①前髪を前方へブロッキング。余ったサイドは左右に避けてクリップ留めする。前髪として束ねたうち、頭頂部をさらにつまんで後頭部に向けてたおす。

②前髪の毛先をカット。目の上あたりまでの長さにする。そのままワックスで毛先を固める。

③頭頂部のブロッキングを外し、櫛で逆毛を立て生え際にふかしを入れる。毛がふんわり立ち上がったら、二股に割いて毛先をまとめツノ形にする。

④後頭部にも逆毛を入れてツノを立てる。毛先にのみワックスをつけてツノを跳ね上げさせる。2のツノの下に1本立てることで、後ろや脇から見た姿にバランス感が生まれる。

⑤サイドのブロッキングを外し、前後に分ける。もみあげ前の毛をねじり上げ、耳上のウィッグ土台あたりにヘアピンで止める。

⑥行程4の毛先をワックスでまとめてツノにする。左右ともに行うが、片側は1本、もう片側は2本にするなど、左右対称すぎないほうが自然なスタイルになる。

完成

【コスプレウィッグ無重力スタイリング】
ふかふかゆるウェーブ　天然パーマ少年ウィッグ

後ろも脇も360度膨らんでいるウェービーな天然パーマ。髪を浮かせるための軽量化テクニックをマスターしちゃおう。

天然パーマキャラ

吉良ヒロトほか各キャラ（イナズマイレブンシリーズ）、緑谷出久ほか各キャラ（僕のヒーローアカデミア）、狛枝凪斗（ダンガンロンパ）

ベースウィッグ

ワイルドウルフ（S10）・　毛束60cm（S11）

ブロッキング

サイドをクリップで避けておく。衿あしは下ろしておき、後頭部の髪全体を上げ留める。

カット

衿あしの2段を15cmほど残してカットする。後頭部のブロッキングを外し、衿あしの短さをガイドにざっくりカットする。

サイドの髪もブロッキングを外し、ざっくりカットする。ざっくりカットが面倒ならもう少し短めのウィッグを選択しても良いが、ロングウィッグの方が毛量が少なく、後のカールの工程の作業時間が減る。

セット

①衿あしを2段残して後頭部の髪を上げ、ブロッキングする。衿あしにスプレーを満べんなくかける。

②カールアイロンで衿あしにカールをつける。5束程度に分けて巻く。右巻き、左巻き、交互に巻いていくと、
左右のバランスが良く仕上がる。

③ブロッキングを少しづつ外してスプレーをかけてカールをかける。この工程を繰り返し全体を加工していく。

④毛束を3cm幅に切って、ウィッグの生え際に縫い付ける。毛束はまだストレートのままで良い。

⑤毛束をスキバサミでカットする。3cm程度短く設定した。毛先側は薄くすると土台のウィッグになじみやすい。毛束の長さが決まったら毛束にもカールアイロンを当てて巻く。

⑥全体のカールをほぐしてふかふかさせる。このままでも充分天然パーマ風だが、より軽やかなスタイルにしたければ、ツムジから全体に逆毛を入れてボリュームアップする。

⑦クリップで仕分けしながら、毛先をワックスでまとめてスタイリングする。バランスを整えて完成!

完成