創作コスプレや普段使い用にも！地毛風 ウィッグの作り方

ウィッグをいかに地毛に見せらるかに挑戦！
創作コスプレやアフター、普段使いのウィッグは、コスプレ感をとことん減らしたい。
ぱっと見、ウィッグと気づかれない地毛風ウィッグを作っちゃおう！
COSPLAY MODE Sep.2019

創作コスプレや普段使い用にも！
地毛風ウィッグを作る前に…

地毛のようなウィッグをつくるポイントは？さまざまな疑問を一つずつ解決していこう！

創作コスプレや普段使い用にも！
地毛風ウィッグに使用するウィッグはどんなものがいいの？

今回使用したウィッグはこちら。

特にメーカーや形に指定はなし！
だが、一つポイントが…！つむじは「人工頭皮が付いていない」タイプを選択しよう。
そのまま被るには人工頭皮はとても便利だが、分け目を変えたいときは絶対NG！

ウィッグ感の原因は均一に植えられカットされた毛。
人間の毛は場所によって厚みが異なり均一ではないので、余分な毛をカットして修正していこう。

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地毛風ウィッグカットで使うマネキンはどんなものを使用するの？

ヘッドマネキンで作業する人が多いと思うが、通常のマネキンサイズは人の頭より一回り二回り小さいことが多い。そのため、実際に被ったときに予想より短くなってしまったという失敗談も耳にすることが多い。
そんな失敗を防ぐためにも、前もってマネキンの頭のサイズを調整しておこう。
一番簡単な方法としては、ウィッグを買ったときについてくる緩衝材用の紙をマネキンの上に乗せてボリュームアップさせるというもの。

特に普段用のウィッグを製作する際はバランスが命！マネキンのサイズ調節は必須だ。

創作コスプレや普段使い用にも！
ウィッグの構造を把握しよう

カットする前に、ウィッグの構造をきちんと理解しよう。下の写真は毛を全て刈り取った状態のウィッグだ。
写真から分かるように横段に、みの毛(のれん状になっている束毛)が縫い付けられている。厚すぎる部分の毛を段ごとカットしてボリュームを整えていけば自然なウィッグを製作することができるのだ。

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普段遣いもできる地毛風ウィッグの作り方

１、早速ウィッグカットを始めよう！まずはじめに耳にかぶる部分から後ろにある毛を後頭部の襟足部分からカットして減らす。2〜3段おきに横一列切って毛を落としていく。切りすぎないよう注意してね。

２、カットする際は横に通る段自体を切らないように。再利用したい場合は、みの毛の段ごとリッパーで外していっても良いが、ウィッグの形が崩れてくるのでボリューム調整が目的なら毛だけ切る。

３、頭のハチ部分も厚いので続けてカット。段の間が広い場合、段差が目立たないよう次の段のすぐ上で切る。

４、後頭部から4段ほど毛を落とした。不自然に膨らんでいたハチと襟足がスッキリしたのがわかる

５、つむじの位置を変える。人工頭皮が広ければこのようにその範 囲の好きな位置の毛を持ち上げてセットするだけ。

６、放射状のつむじが毛流れで 立たなくなり自然になった。頭皮が狭い場合はこれより毛流れを複雑にして隠せばOK。

７、顔周りの毛は前髪と横の毛を繋げるよう、自然な流れに修正すると自然かつ小顔に見える。

８、シャギーを入れたりカットしていると毛の表面がぐしゃぐしゃになってくる。同時に、カットした毛が中に溜まり厚みを見誤ることがある。そのため毛が乱れてきたら、その都度目の細かいクシで解いてゴミを落とし、流れを整えよう。

９、結ぶ予定ならここで完成にしてもOK! まだ厚みが気になる部分があれば 縦にハサミ入れて溝を描くように髪を落としていこう。

１０、平面的にみっしりあった毛が整い、スッキリとした自然な流れと陰を落とすようになった。

１１、地毛風ウィッグの完成！

カットだけで、最初のもっさりとした毛量の写真と比べるとコテを使ったかのように毛の流れが整い、シルエットがナチュラルにまとまった。
より自然に仕上げたい場合は一度洗って乾かすと艶が収まり、地毛感が増すよ。
また、時間がないときはベビーパウダーを使うのも◎。スタイリング剤のように軽く揉むだけでウィッグ独特の艶が収まるのだ。

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地毛風ウィッグ製作まとめ

地毛風ナチュラルウィッグ製作、いかがでしたか？かなり大胆なウィッグカットに見えますが、被ってみたら自然なのが驚きです。
ちなみに今回のウィッグカットに費やした時間は、なんと30分…！
とっても簡単な方法なので、初心者さんも是非挑戦してみてくださいね！