世の男子諸君！　一般メイクノウハウそのまま流用してちゃダメ！ 男性コスプレイヤーメイク専科

男性が男性キャラのコスプレをする場合、やっぱりスッピンだとちょっと…とは思うものの、男性らしくメイクするのが難しい！　しかし世の中のメイクノウハウは女性向けばかり。ここでは男性による男性キャラのためのメイクノウハウを基礎からご紹介。これをきちんとマスターすれば、イケメンになることうけあい。
COSPLAY MODE Mar.2020

◉用意するもの注意すべき点

パウダー類はパール感の無いものを

アイシャドウやフェイスパウダー、ハイライトなど粉モノの化粧品には「マットタイプ」と「ラメ、パール入りタイプ」がある。男性の場合キラキラしすぎると不自然なので、マットタイプを使用する方がオススメ。

鏡は大きいものを用意しよう

特大の鏡というわけではなく、顔全体が写るサイズ。百均でB4サイズの鏡が売っているぞ。小さい鏡だと顔全体のバランスを確認しながらメイクできないので、パーツごとは上手くメイクできても全体がアンバランスになってしまうことも!

まずはキレイな肌に！

男性コスプレイヤーメイク 肌①
肌の基礎づくり

化粧水を塗る。自宅から塗っていっても良いが時間が経つと乾燥してしまうので、イベント会場やスタジオなど現地でメイク直前に塗った方が良い。

男性コスプレイヤーメイク 肌②
下地を塗る

女性に比べて皮脂が多く、肌のキメが粗い場合がある男性。メイク下地は毛穴や肌の凹凸を整えるシリコン系を使用。頬、額、鼻筋などに薄く塗って。

男性コスプレイヤーメイク 肌③
ファンデの色

【A】の『普通肌色』は女性の普通肌に合わせた色なので、ほとんどの男性には白すぎる。【B】の色がオススメ。

プロ技
普通肌色よりワントーン暗い色を選ぶと男性向けの色味。『健康的な肌色』などと書かれているモノを。

男性コスプレイヤーメイク 肌④
ファンデを塗る

スポンジに液状ファンデを取り、『こすって伸ばす』ではなく『ポンポン叩く』イメージで顔全体に伸ばす。適量が分からない場合は少なめから始めて。

男性コスプレイヤーメイク 肌⑤
コンシーラーその１

オレンジのコンシーラーを指先で、まゆ毛、目の下のくすみ、ひげ剃りあとなどにトントンと乗せていく。青味やくすみを中和する効果がある。

男性コスプレイヤーメイク 肌⑥
コンシーラーその２

オレンジの上からオークル系のコンシーラーを重ねて肌色となじませる。ニキビや肌荒れなど赤みが気になる部分もついでにカバーしよう。

男性コスプレイヤーメイク 肌⑦
フェイスパウダー

リキッドファンデを使用した場合は、フェイスパウダーを叩いて仕上げる。ベビーパウダーでも代用OK。パウダーファンデの場合は不要。

男性コスプレイヤーメイク 肌⑧
テーピングその１

目の大きさが左右で違うのでテーピングで調整する。ちょっとした顔のゆがみなら、テーピングを使って整えることが可能だ。

くっきりした目元をつくる！

男性コスプレイヤーメイク 目元①
アイシャドウ上

目のキワから、ふたえ幅くらいの太さで赤みのある茶色、いわゆるレンガ色のアイシャドウを乗せる。血色がプラスされてキレイな目元に。

男性コスプレイヤーメイク 目元②
涙袋をつくる

下まぶたにパールホワイトで涙袋を作り、茶のシャドウで影を入れる。固めのブラシを寝かせて使うと細くラインが引ける。

プロ技

涙袋の位置が分からない人は、ニコッと下まぶたを上げると位置が取りやすい。それでもイマイチ分からない場合は省略してOK。

男性コスプレイヤーメイク 目元③
アイシャドウ下

【A】の位置に上シャドウと同じレンガ色を。【B】の目尻側キワに濃いめの茶色シャドウを置いて下まぶたに奥行を作る。

男性コスプレイヤーメイク 目元④
アイライン上

焦げ茶のリキッドアイライナーで上アイラインを引く。今回は奥ぶたえなので幅広めに、目尻も1cmほど外側まで引いて目の幅をプラス。

男性コスプレイヤーメイク 目元⑤
アイライン下

ブラウンのペンシルアイライナーで下アイラインを引く。【A】と【B】はしっかり濃く、その間はまつげのスキマを埋めるように描く。

男性コスプレイヤーメイク 目元⑥
二重（ふたえ）を描くその１

二重用アイライナー（薄い茶色のふたえを描くためのアイライナー）で二重のラインを描き、その上から焦げ茶のシャドウを細く塗ってぼかす。

男性コスプレイヤーメイク 目元⑦
二重（ふたえ）を描くその２

その1で作った二重をクッキリさせるため、二重用ライナーで中心に1本ラインを通す。

プロ技
元々の目がふたえの場合は、何もしなくてOK。ちょっとふたえが目立たないな〜と思ったら、ふたえ用の『ダブルラインフェイカー』等でふたえの溝をなぞれば◎。

男性コスプレイヤーメイク 目元⑧
つけまつげ

今回は、下まつげのみナチュラル系のつけまつげを使用。アイラインと同様、自分の目尻より外側へ貼って目の幅をプラス。

プロ技
顔立ちによってつけまつげを使うと女子っぽい顔になってしまうことも。その場合は素のまつげで大丈夫。

光と影のマジックを施す！

男性コスプレイヤーメイク 仕上げ①
ノーズシャドウ

まゆ頭の下【A】からB】鼻筋の両脇、鼻先【C】の位置にV字で影を入れる。ファンデより1〜2トーン濃い色を使うと自然な影に。

男性コスプレイヤーメイク 仕上げ②
ハイライト

図の位置にブラシでハイライトを入れる。肌より1〜2トーン明るいパウダーファンデをハイライトにすると浮かずになじむ。

男性コスプレイヤーメイク 仕上げ③
まゆを描く

ペンシルで上手く描けない人は、パウダーアイブロウで描くと自然な仕上がり。ペンや筆を細かく動かして描くのがコツ。

男性コスプレイヤーメイク 仕上げ④
テーピング

輪郭やほうれい線を整えたい場合テーピングを。指で肌を押し上げて一番効果的な場所へテープを貼る。ウィッグネットの上まで。

男性コスプレイヤーメイク 仕上げ⑤
シェーディング

テーピングで補正できない頬骨など骨格のラインを図のようにシェーディング。ファンデより1〜2トーン濃い茶色で自然な影を。