パーティーグッズのペラペラコスプレ衣装をなんとかしたい 既成品の安物メイド服をレベルUP!

安~いペラペラのパーティグッズ衣装でも要点を抑えて改造すれば、あっという間に理想のキャラクターコス衣装に!　安い既製服を利用する時の手直し基本ポイントと、コスプレ衣装にするための+αのポイントを見ていこう☆
COSPLAY MODE Nov.2019

既成品の安物メイド服をレベルUP!
Before After こんなに変わるよ！

Before

市販の約2000円程度の激安パーティグッズ衣装。わりとよくできていてこのままでも可愛いが、ちょっと学芸会っぽい
After

手直しを加えることでより二次元感のあるメリハリある綺麗なシルエットに!

既成品の安物メイド服をレベルUP!　基本編

コスプレ衣装レベルUP
基本１ シルエット補正

安い衣装を買ったら何はさておき、自分に合わせてシルエットを補正しよう。市販品は幅広い範囲の体型に合わせるため、胴周りが広めのことが多い。買う時には着丈・肩幅を重視して、身幅や袖幅は自分で調整するのがベター。

裏返して自分で着て、直接まち針でぴったりサイズに絞っていこう。すでに入っている衣装のダーツの上から絞る。

ダーツのない衣装なら一番しっくりくる場所をつまんで自分でダーツを作る。さらに絞るなら脇部分をくの字に絞る。
POINT
ミシンで縫うほうが綺麗だが、時間がなかったり、もとの衣装をできるだけそのままにしたいなら安全ピン処理でOK!

Before⇨After
⇨
ストンと落ちていた胴回りがぴったり体に沿うようになり、メリハリのある綺麗なシルエットになった。長袖なら袖も同じように絞ると細く綺麗に見えるよ。

コスプレ衣装レベルUP
基本２ パニエを利用する

スカート衣装ならパニエを利用したい。パニエの種類で別物のように印象が変わるよ。うまく利用して自分が求めるイメージに近い状態を再現してみよう。

柔らかく広がる物、大きくスカートを持ち上げる物、裾を見せるタイプの物など、パニエとひと口に言ってもいろんな種類がある
シフォン素材

チュール素材

使用生地でボリュームや形が変わる。スカート下に使用する物なので、肌が弱い人は肌触りにも注意して選びたい。
パニエなし

中パニエ

大パニエ

落ち着いた柔らかな印象が良かったらパニエなし。自然にふんわりスカートを広げたいなら中パニエ。バレエの衣装のようにしっかり広がるスカートにしたいなら、大きく持ち上がるパニエがオススメ。なお、スカートの生地素材が重いときには、ハードチュールなど重量に負けない素材のパニエを選ぼう。

既成品の安物メイド服をレベルUP!　応用編

コスプレ衣装レベルUP
応用１ デザインを寄せる

ここまではベースのクオリティアップ作業。ここからはコスプレに使うために衣装デザインに寄せる応用編だ。たとえばパニエ裾を特徴的なスカラップデザインにしたいなら、レースを付けても良いけれども、思い切ってカットするのも方法だよ。

ミニ丈衣装だと市販のパニエが長すぎる場合も。ここではスカート裾からレースっぽいモチーフを見せたいので短くするついでにチュールと下地をカットしてレースの模様代わりにする。

ハードチュールなら端処理が必要ないので、形を変えたいときは思い切ってハサミを入れちゃおう。チュールは透けるため、重なった部分がちらちら見えるだけ。適当にカットしてもあまり気にならないので様子を見ながらザクザク切ってOK。

透け素材ではない裏地などは、チラシの裏でも良いので、それっぽい型紙を作って裾の模様を切り出そう。繰り返しの形がガタつくと綺麗に見えないぞ。逆にある程度形が揃っていれば、細かい形が崩れていても全体では整って見えるのだ。
Before⇨After
⇨
チュールと下地の生地をカットしただけで、まっすぐのパニエ裾がレース裾のようになった。下地が化繊の場合、端はチャッカマンなどで炙って処理しておくとほつれてこないよ。※薄い生地は引火しやすいため、火を扱う時には安全な場所で

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応用２ ワンピースの細部変更

既成品改造の場合、できるだけイメージに近い物を選ぶこと。大胆に改造するなら、造りがシンプルな物にすることが大切。今回は衿から背中を大きく開いてフリルを付けたよ。

衿の開きを大きくするためのガイド線を入れてその線でカット。こういった加減は実際に着てみて、位置を決めるのが良い。

切ったらほつれないよう、ざっくりジグザグミシンをかけておく。素材が化繊でも直接肌に触れる部分なので、熱処理よりミシンが適している。

袖口パーツを用意。腕の外周より長めに設定した白い生地の袋を作っておく。袖口はゴムなので、その上から巻く仕様。

袖にフリルブレードを縫い付ける。衿周りも同じようにぐるりとフリルを縫いつけよう。
After

衿から背中を大きく開いて、袖の情報量を増やした。ゴム以外の袖口なら直接布を袖口に足してもOKだよ。

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応用３ エプロンを改造

メイド服付属のエプロンに多いこのタイプを、カフェエ3プロンのような下だけの状態に改造する。逆に短いエプロンを長くしたければ、上半身部分を作って縫い足してあげればOK!

リッパーで縫い目を解いて、腰紐部分に挟み込んである上半身部分を外し、縫い直すだけで良い。
Before⇨After
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Before⇨After
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細かい情報量が多いほど可愛くなっていくので小物・小道具にもこだわって！