簡単コスプレ 既製服をリメイクしてコスプレしよう！ 制服編

イチから型紙を引いて衣装を作るのは大変、というか型紙もわからいし、裁断もできないとお嘆きのあなた。ある程度、型のデザインが統一されている制服なんかは、ゼロから製作しなくてもよくない？　通常のショップで市販されている既製服から、リメイクで制服を作っちゃおう。着なくなった私服や古着でもOKだね。
COSPLAY MODE May.2019

【コスプレ既製服アイテム紹介】既製服リメイクで制服を作っちゃおう

イチから作るのはハードルが高くても、既成品をベースに改造するだけなら衣装セットを買うより手軽かつ自分の好みを反映させながら用意ができる! 　特殊な形でない物は、アパレル既製服を利用して手軽にチャンレンジしてみよう。今回は学園モノの男子制服風に挑戦するよ。

真の物を既成品ベースで改造して1セット揃えたところ、最安でない商品セレクトを含んでも約 12000 円程度。気長に最安商品を探せば 1 万円以内でフルセット揃えることも可能だ。

Shirt ¥1000〜

Vest ¥3000〜

Belt ¥500〜

Tie ¥100〜
リボンタイは厚めのリボンで代用も。

Suit Jacket ¥1000〜

Pants ¥1000〜

【ジャケットリメイク】既製服リメイクで制服を作っちゃおう

制服系衣装の要となるのがジャケット。今回は上下で約 2000 円という激安スーツだったので、裏地なしのペラペラは購入前から折り込み済み。そこは手を加えたり、衣装用として割り切れば OK。まずは衿を筆頭に箇所箇所で欲しい物とデザインが異なる部分に手を加えていこう。ちなみに、衣装用の激安カラースーツはネットショップで定番商品として、いくつか出ているのでいざというときのためにチェックしておくと良い。

衿の開き具合などは問題ないが、ボタン・ボタンホールの数が前部分、袖ともにイメージと違うので調整。袖丈も自分に合わせておこう。

ポケット、後ろのウエスト飾りを作りたい制服に合わせて用意。縫い付けても良いし、リメイクと割り切ってテープで貼り付けても◎。

作りたい衿色に合わせて生地を用意。元の衿に直接布を貼り付けて形作る。今回元が細衿なので、それよりも太く広い衿の形にしている。裏側は折り込んで両面テープで処理。

衿にリボン、胸元にワッペンを貼りつければ出来上がり。こうした改造なら1〜2 時間あれば衣装が完成。

【ワッペンを自作しよう】既製服リメイクで制服を作っちゃおう

校章としてよく登場するワッペン。総刺繍は無理でも、縁をかがる一手間を加えるだけで平面シールを貼ったみたいな「ぺたんこ感」からクラスアップすることができるよ。

便利アイテムはこれ！

まずアイロンプリントペーパーに校章を出力し、適当なフェルトなどに貼り付けて切り出す。フェルトは白がオススメ。

切り出した校章より一回り大きいベース台をワッペンの地色や縁色のフェルトで切り出し、その縁をミシンでジグザグ縫いする。できるだけ細かく、刺繍っぽくなるようかがろう。

縁をかがった台に校章を貼り付け、しっかり固定したら完成。生地の重なりが実際のワッペンのような硬さと厚みを出し、縁かがりが市販ワッペンのような雰囲気を作ってくれる。

【シャツリメイク】既製服リメイクで制服を作っちゃおう

白シャツは制服系の THE スタンダード。普段男装が多いのに手持ちのシャツや何かの付属シャツを使っている人、機会があればぜひマイサイズのメンズのスーツや制服用シャツを一枚購入してみて。衿周りがフィットした形の綺麗なシャツはそれだけでグンとお顔を綺麗に男らしく見せてくれるよ。なお、着丈はポージングしても裾が出てきづらい長め丈がオススメ。

普通のシャツならこのままで OK。臨時でなら、マオカラーなど特殊な衿の場合も折り込むだけでなんとかなるよ。

方法は簡単！衿を内側にガバっと折り込むだけ。蝶ネクタイなどに合わせる、少し衿先があるタイプならこの段階で衿先だけ外側に出そう。

準備が間に合わない場合や緊急時はこれで立衿風シャツに変身してなんとかしのごう。

【ベストリメイク】既製服リメイクで制服を作っちゃおう

ベストは意外に単色などのシンプルで安い物が見つからない。一度作り方を覚えればかなり簡単な部類なので、 3000円以上出すなら作れる人は作った方が早いが、急ぎの時にはやはり既成服は強い味方。ボタンの数、衿の開き具合、丈や背面デザインをしっかり確認し、理想にきるだけ近い物を選ぼう。

多少ならリッパーで幅を広げて対応できるが、ボタン交換の際はボタンホールにボタンが通るかを事前に確認すること。

各サイズのくるみボタンと金や銀の合皮をストックしておくと、いざという時に金銀の丸ボタンが錬成できて安心だ。

【パンツリメイク】既製服リメイクで制服を作っちゃおう

割り切って探すと生地代よりも安く買えることの多いパンツ。思うような柄が見つからない時はベースカラーが似た物を買って、直接布用ペンで描いてしまうのが1番早くて丈夫でオススメだ。今回は「布描きしましょ No.8 バイオレット」（マービー）605 円を一本使用。時間がない時や柄が細かい時は念の為 2 本買っておくと◎。もちろん柄の間隔は大きいほど描く手間が省ける。

直接生地に色を乗せる時は滑り止めのついた定規がオススメ。定規を直置きすると塗料がにじむことがあるので、少し浮かせて描くのがコツだ。

ポケットの中は基本的に柄を描く必要はないが、手を入れるポーズが好きな人は数センチ程度は中まで描いておこう。

とっても簡単なので、挑戦してみてね！